介護施設で死亡の母 事故か事件か… 遺族が迎えた予想外の結末
毎日新聞
2026/5/21 11:00(最終更新 5/21 11:00)
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母の目には涙が浮かんでいた。
介護施設で入浴中に突然、帰らぬ人となった。
不慮の事故だと思われた出来事は警察の捜査で、担当介護士の過失が問われる事件の可能性が浮上した。
しかし、それから2年。遺族を待ち受けていたのは予想もしない結末だった。
「お母様が心肺停止です」
大阪市内に住む50代の男性に電話があったのは、2022年9月5日昼前のことだ。
母親の典子(みちこ)さん(当時85歳)が通っていた市内の介護施設の職員からだった。
母につたう涙
典子さんは重度のパーキンソン病を患い、寝たきりで生活全般の介護が必要だった。
施設には4泊5日の予定でショートステイ(短期入所生活介護)を利用し、滞在していた。
日ごろは交代で面倒をみている家族。ただ仕事も抱えており、母には一時的に施設で過ごしてもらった。
医療関係の仕事に携わる男性の家族は自宅で典子さんの検温を欠かさず、体調の変化もノートにつづるなど気遣ってきた。
3日前に施設へ送り出したときの典子さんは元気な様子だっただけに、男性は食べ物を気管に詰まらせる「誤えん」でも起きたかと直感した。
家族が搬送先の病院に駆けつけると、人工呼吸器につながれた典子さんの姿があった。
涙がこめかみを伝っていた。
施設…
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