北海道から福岡に通って育てる“絶品野菜” 生産者の情熱と町の人々の温かい支援
福岡・佐賀の気になるウワサを調査する「ウワサーチクイズ」で、福岡県上毛町にまつわる「わざわざ北海道から上毛町まで通って育てる絶品野菜がある」というウワサを徹底調査しました。 その野菜の正体と、なぜ遠く離れた北海道から通ってまで栽培するのか、理由に迫ります。 生産者の情熱と町の人々の温かい支援が育んだ物語がそこにありました。 果たして、その絶品野菜とは。 【動画】北海道からわざわざ通って育てる絶品野菜とは?
■畑にウワサの生産者の姿が
福岡県東部に位置する上毛町。 人口約7000人、山と川が育む豊かな自然に恵まれ、スイートコーンやブルーベリーなどの特産品が人気です。 6月上旬には、町内の清流でホタルの乱舞も見られます。 レポーターの原健太郎さんはまず、地元の焼肉店や直売所で聞き込みを開始。 すると、直売所の店員さんから「知ってますよ」という有力情報が。 さらに生産者の方も紹介してもらえることに。 期待に胸を膨らませて畑へ向かうと、そこにはウワサの生産者、阿部良多さんの姿がありました。
■生産者と対面、“絶品野菜”の正体は…
畑で待っていたのは、「ABE FARM」の阿部良多さん。 北海道から福岡に通って絶品野菜を育てているご本人でした。 早速、その野菜を見せてもらうと、そこにはまだ小さな苗が植えられています。 絶品野菜とは…「カボチャ」でした。 「ETかぼちゃ」という品種で、濃厚な甘みとホクホクとした食感が特徴。 6月下旬には収穫が始まり、上毛町の直売所や関東のデパートにも出荷される予定だそうです。
■なぜ北海道から福岡へ?
そもそも、なぜ北海道在住の阿部さんが、遠く離れた福岡県上毛町でカボチャを栽培することになったのでしょうか。 阿部さんが暮らすのは、北海道赤井川村。 年間のおよそ半分が雪に覆われる豪雪地帯で、畑仕事ができる期間が短いという悩みがありました。 そんな折、以前から町の特産野菜を作りたいと考えていた上毛町の坪根秀介町長が、北海道で阿部さんのカボチャを試食。 「(食べて)腰抜かしたって聞いてます」と阿部さん。 坪根町長が「うちで作ってくれ!」と熱烈なオファーをしたのがきっかけでした。 こうして2021年、上毛町でのカボチャ作りがスタートしたのです。