今回はお客様のWちゃんの事故についてレポートします。
Wちゃんが車で交差点を右折するべく右折レーンを徐行していると、後方からバイクが車の間をジグザグにすり抜けながら接近し、Wちゃんの車の左ドアに後方から接触。ドアはベッコリ凹みました。
この事故の場合、ほとんど追突に近いから相手が悪いのですが、Wちゃんも動いていた以上、責任がゼロという事にはなりません。判例(裁判所の過去の判決の例)では、9対1で相手が悪いという事になります。
ところが、事故処理に来た警察官は、Wちゃんに「この事故はあなたが悪い」などと言いました。
本来、交通事故の責任の割合を決めるのは裁判所であって、警察ではありません。
ましてや警察は刑事事件のみを扱うことが出来るのであって、「この事故はどちらが悪くて、修理代や治療費をどちらがいくら負担するか」といった問題(民事事件)に介入してはならない事になっています(これを「民事不介入の原則」といいます)。
なのに、その警察官は平気で「あなたが悪い」などと言ってきました。
「これはおかしい。何かあるな…」
と思って相手の名刺を見ると、相手は食品会社の社長で、「愛媛県交通安全推進委員」とか「愛媛県民生・児童委員」等々の公的な肩書きがズラリと並んでいます。
なるほどね、警察と繋がりがある地元の顔役さんだから、警察官が肩入れした訳か。面白い。
早速、相手と示談交渉をしました。内容は以下の通り。
オージ「こちらとしては、過失割合は9対1を主張します」
相手「いや、警察はWさんが悪いと言っている」
オージ「そのようですね」
相手「わしは交通安全推進委員だから、東署の交通課の連中をよく知っている。あいつらが言ってるんだから間違いないだろ」
オージ「おかしいですね~。法律上、警察が民事介入する事は出来ないはずですが」
相手「わしはあいつらをよく知ってるからな。あいつらも放っておけないんだろ」
オージ「つまり、交通安全推進委員の立場と影響力を乱用して、警察に違法に民事介入させた、と」
相手「え…。い、いや、そういう訳ではなくて…」
オージ「そういう事でしょう」
相手「いや、別に違法な事は何も…」
オージ「あなたは先程から、東署の交通課と親密な関係にあるから警察が民事介入したと強調してましたね」
相手「いや、あいつらは知り合いの事故だから放っておけないだけで…」
オージ「知り合いの事故だと、警察は特別扱いするという事ですね。それも違法に」
相手「い、いや、そういう訳では…」
オージ「なるほど~。交通安全推進委員さんの事故だから、警察は法律を破って事故に介入してきたという事ですな。これは大問題だ」
相手「い、いや、わしは単に想像で言ってるだけで、実際に警察がわしを放っておけないのかどうかは知らないから…」
オージ「ほぉ~。あなたは自分が困ったら『警察が勝手にやった』といって責任を押し付けるんですね」
相手「い、いや、そういう訳では…」
オージ「今回の事故は簡単な物損事故だから、車を修理したら終わると思ってたのですが、そうではなさそうですね。なら、こちらもWさんの診断書を提出して、人身事故に切り替えますわ。あなたは交通安全推進委員さんだから、警察は免停にならないよう、特別扱いをしてくれるんでしょうね~」
相手「い、いや、そんな事はしません
あ、あの、こちらもバイクの修理代は請求しませんから、人身事故にはしないで頂けますか…
」
オージ「そうですね~。過失割合が9対1なら人身事故にはしませんわ」
相手「で、では、それでお願いします
」
と、いう訳で、Wちゃんの事故は無事に9対1になりました。
相手は自分が警察と親密な関係にあることをアピールし、交渉を有利に進めようとしたのでしょうが、そんな事でビビるようなワタクシではありません(笑)
なお、今回の一件でWちゃんが賢かったのは、事故直後にワタクシに連絡したこと。
時間が経った後で相談されると、対応が後手に回るので、皆さんも事故に遭ったらすぐにワタクシにご連絡くださいね♪
オージ「そうですね~。過失割合が9対1なら人身事故にはしませんわ」
相手「で、では、それでお願いします
と、いう訳で、Wちゃんの事故は無事に9対1になりました。
相手は自分が警察と親密な関係にあることをアピールし、交渉を有利に進めようとしたのでしょうが、そんな事でビビるようなワタクシではありません(笑)
なお、今回の一件でWちゃんが賢かったのは、事故直後にワタクシに連絡したこと。
時間が経った後で相談されると、対応が後手に回るので、皆さんも事故に遭ったらすぐにワタクシにご連絡くださいね♪
(なお、このブログを読んだ一部の無知な人が「オージのやってることは示談屋だ!違法行為だ!」などとSNSに投稿してますが、他人の示談交渉に介入して報酬を受け取れば、それは「非弁行為」という違法行為になりますが、ワタクシはあくまでも顧客サービスの一環として無料でサービスしているだけであり、報酬など貰っていないので、違法な非弁行為には当たりません。このブログを読んでくださる読者の皆様は、無知な人の誹謗中傷を真に受けないようお気をつけくださいね♪)