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列車内で「5G」がさらにつながりやすく JR東・KDDI、山手線車両内を5G「ミリ波」エリア化する実証に成功

2026年5月20日(水)14時16分

KDDIとJR東日本は5月20日、山手線の車両内を5G(ミリ波)エリア化する実証に成功したと発表しました。

山手線の車両
山手線の車両

5Gのミリ波は、高速・大容量通信を実現する一方で、電波の直進性が強く遮蔽物の影響を受けやすいため、エリア展開が課題となっています。KDDIは、ミリ波の通信エリアを自律的に最適化して構成する無線中継器し、ビル街などの遮蔽物の多い屋外を中心に、通信エリアを拡大してきました。

ただし、鉄道車両の内部は、金属で覆われた空間のため、ミリ波が遮蔽されてしまい、既設のミリ波基地局や中継器の活用だけではエリア化が困難だったといいます。

そこで両社は、東京総合車両センターに留置中の山手線車両を用い、実証を実施。基地局から受信したミリ波の電波を再放射する構成品を設置し、車両内の必要な箇所を効率的にエリア化しました。

本実証での構成イメージ
本実証での構成イメージ

本実証では、ガラスアンテナを設置して車外からのミリ波電波を捉え、漏洩アンテナやロッドアンテナにより車内へミリ波電波を再放射しました。これにより、通信速度1Gbpsを達成可能な通信エリアは、車両全体の約40パーセントから約97パーセントに改善したといいます。

ガラスアンテナの設置イメージ
ガラスアンテナの設置イメージ
誘電体導波路および漏洩・ロッドアンテナの設置イメージ
誘電体導波路および漏洩・ロッドアンテナの設置イメージ
本構成導入前後の車両内ミリ波エリアの比較。通信速度1Gbpsを達成可能な通信エリアは、車両全体の約40パーセントから約97パーセントに改善したといいます
本構成導入前後の車両内ミリ波エリアの比較。通信速度1Gbpsを達成可能な通信エリアは、車両全体の約40パーセントから約97パーセントに改善したといいます

両社は今後、本実証で得られた知見に基づき、あらゆる屋内環境へミリ波の活用を広げ、さらなる通信品質の向上と利用者の利便性向上を目指すとしています。

2026年5月20日(水)14時16分更新

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