仮面ライダーゼッツCase33「現る」感想
⬛︎22話で見たかった展開
今回は結構熱かったんじゃないでしょうか!
前回の戦いで変身能力を失った莫でしたが、変身出来ないなりに体を張って戦おうとする姿が見れて、ヒーローらしくてカッコ良かったと思います。生身で立ち向かうだけなら無謀さに白けてしまいそうでしたが、カプセムの力が使えたおかげで辛うじて戦力になっていて、そこのバランスも巧みでしたね。傷つきながらも人々を守ろうとする姿には久々に胸打たれました。
またその果てに一度は命を落とすものの、死の寸前で見た夢の中(?)で新しいベルトを完成させ、新たなゼッツとして生まれ変わるという中々インパクトのある展開でした。ベルトを作るシーンは長尺で強調されていて、玩具販促としても上手かったと思います。量産玩具でありながらハンドメイドのような愛着がありますねw
サブキャラ達が主体的に行動していたのも好印象でした。美浪、富士見、南雲の3人は莫を追ってナイトメア戦及び市民救出に尽力していましたね。富士見の(元)警察官らしい柔道技や、美浪のエージェントらしい手慣れた銃さばきなど格好良かったです。互いに庇い合うような細かい仕草も魅力的でした。
レディはというと、ねむのピンチを受けていよいよ夢の中へと出発しました。ノクスも何だかんだ言いつつ加勢に駆けつけてくれて頼もしかったです。キャラクター全員がそれぞれの立場で必死に戦っていて、緊迫感が画面越しに伝わってきました。総じて、パワーアップ回に相応しい良エピソードだったと思います。
この展開が22話(カタストロム回)で見られていたらな〜〜〜!!!
止むを得ない事情で主人公が変身能力を失う→生身で踏ん張るも重症を負い戦闘不能に→残されたキャラクター達が奮闘する一方で主人公が精神世界で新アイテムを獲得する→ピンチに颯爽と主人公復活&新フォームお披露目、と、この上ない王道展開でした。状況的にも22話と似通っていますし、もしこの展開でカタストロムが出てきていたら大変盛り上がったろうなと想像します。この33話のために展開を温存していたのかもしれないですが、温存した分の積み重ねは特にないので、もっと早くやってもいい展開だったかもなあとは思いました。
⬛︎エクスドリーム
カラフルでトゲトゲで金色も入っていて、とにかく派手でしたね!時期的にこれが最終フォームなんですよね?
ゼッツは初期フォームが渋めでしたので、この方向性に行き着いたのは意外でした。夢モチーフの作品だけに、目が覚めそうなデザインですねwどんな能力を持っているのか、活躍が今から楽しみです。
そういえば、オルデルムの販促期間ってもう終わりなんですか???結構好きなフォームだったんですが…。カタストロムと共有アイテムだったから仕方ないとはいえ残念ですね…。
⬛︎莫は結局どうなったのか?
今の莫、及びベルトがどういう状態なのかは気になりますね。個人的には、莫は一度完全に命を落とし、ブラックケースとして現実に現れた新たな命なのかなと解釈しました。その場合、ねむと同じようにもう人間ではないのかもしれませんね。
新ベルトについても、夢の中で作った現実にあるはずのないアイテムですから、やはりブラックケースなのかなと。リカバリーで復旧しないことが強調されていましたから、「直った」ということはないと思うんですよね。つまりこれまでの莫やゼッツドライバーは完全に失われ、新しく創り直されたじゃないかと考察します。そう考えるとこの先の展開が少々不穏に感じますね…。(全く違う話でしたらすみません)
そもそもリカバリーが効かなかった理由もよく分かってません…相変わらず雰囲気で見ているゼッツです。
⬛︎悪質なねむいじめ・ゼロの味方扱いなど
概ね楽しめた回でしたが、いくつか嫌な部分もありました。
まずねむに関してですが、肉体的にも精神的にも痛めつけられるシーンが多く、本当に見ていられなかったです。本人に全く非がないにも関わらずジークに利用され、それをねむの悪行であるかのように責められる…。おまけに非戦闘員にも関わらずナイトメアと戦ってボロボロにされていましたし、製作陣はどこまでねむを虐めれば気が済むんですかね…。ジークにヘイトを溜めるという意味では機能していると思いますが、シンプルに見ていて気分が悪いですね。「皆の不幸なんか望んでいない」と分かりきっていることをジークに言っていましたが、本当に言いがかりでしかなかったので不毛なやり取りでした。
ねむについてはレディがそろそろ助けに来てくれそうなのが唯一救いです。が、それもかなり今更ですよね…。ねむがジークに目をつけられていたことを、28話時点で既にレディは察知していましたからね。そして肝心の莫もやはり来られず…。「助けて」の声が届かない虚しさに胸が苦しくなります。
また、ゼロについてはどこか既にこの世を去った大切な人的な扱いをされていて謎でした。立て続けに事件が起こったので仕方のないことではありますが、ゼロの行方や生死を気にするキャラクターが誰一人もいませんね…。ある意味、孤立した男の末路感はありますが…。
個人的に気に入らないのが、莫のヒーローとしての覚醒が「ゼロのおかげ」みたいになっているところです。莫といえば、14話では躊躇なくノクスの抹殺指令を受け入れ、22話では犠牲者の子ども達を忘れて居眠りをし、23話では戦闘に巻き込まれたコード職員を見殺しにするなど、ヒーローとしてはかなりブレブレな人間です。そんな莫がここに来て覚醒した理由が「父であるゼロの思いを受け継いだから」というのがどうにも納得いきません。もっと他に色々あったでしょ今まで…何でよりによってゼロきっかけなのか…。自分がどういう扱いを受けてきたのか、もう忘れちゃったんですね。製作陣としてはどうしてもゼロを莫にとっての重要人物にしたいらしく、そこに共感出来ない身としてはやや乗り切れませんでした。
⬛︎おわりに
色々気になるところもありましたが、個人的には結構好きな回でした。新フォームも印象に残っていますし、次回どんな活躍をしてくれるか楽しみです。ジークと直接対決をして勝利するくらいの功績は欲しいですね。
あとすっかり忘れていましたが、現実でこれだけ被害が出ているにも関わらず、コードは全く出てきませんね??一体普段何をやってるんですかねこの組織は…。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
(次回感想)
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