「お前が東大に行けるわけない」からの逆転劇|偏差値39|一浪秋模試D判定|東大合格
私が東京大学に受かるまでの話をしていきます。
東大を初めて意識したのは、小学四年生のときでした。 テレビで『さんまの東大方程式』を見て、「これくらいなら自分でも東大に行けるんじゃないか」と無邪気に思い、翌日仲の良い友達に話しました。
返ってきたのは、「お前が東大に行けるわけないじゃん笑笑」 という言葉。
自分の中では半ば冗談だったものの、真っ向から否定されたあの時の胸の痛みは、今でも鮮明に覚えています。 今思えば、その友達が言っていたことは客観的に見て正しかったのです。3歳から公文に通っていて、算数だけクラスで無双していた私は、当時ただの井の中の蛙でした。中学受験をする人が1学年に約100人中1人いるかどうかの地域で、30人クラスの(自認では)1、2番だった私。到底、東大レベルには達していませんでした。
他人の物差しで「無理だ」と限界を突きつけられたこと。 これが、私の無謀とも言える東大受験のスタートラインです。
確率と常識を無視した浦高への特攻
地元の公立中学に進学後、中1から難関私立高校向けの集団塾に通い始めましたが、塾の成績は最初は中くらい、中3あたりでは下の上でした。
中3の初め頃は「川越高校(偏差値69)、あわよくば浦和高校(偏差値72)に行けたらいいな」というレベル。埼玉県のほぼ全員が受ける北辰テストでは浦高の合格可能性10%、駿台模試の成績では浦高は再考圏でした。
浦和高校を志望するには「目指すのは無理でしょ。大丈夫?」と言われるような立ち位置でした。
私の親は放任主義なので、基本的に進路にも全く口出しをしてきません。無謀な挑戦でも応援してくれます。
自分の家の立地や安全圏を考えれば、川越高校を選ぶのが普通なはずでした。
しかし私は浦和高校を受験しました。
理由は単純です。
ネットの評判が良かったことと、私の性格が「確率に対してものすごく感覚が鈍い」からです。
理系東大生になった今でも宝くじを買ってしまうような、ある種の楽観主義とギャンブル気質。
受かるかどうかもわからない浦高に突撃し、たまたま滑り込みました。 この時点で、私が東大に合格するなんて、誰も(自分自身でさえ)思っていなかったはずです。
参考までに当時の成績です。
現役時代の迷いと淡い期待
たまたま浦高に滑り込み入学したものの、東大レベルの学力に到達できるのは、浪人を含めても浦高生内の上位15〜20%程度(私の独断と偏見ですが)。
高1は「志望校がない人はとりあえず東大」というノリでしたが、高2の春には模試の結果を見て「東大は無理だ」と悟り、東工大(現・東京科学大学)へ志望変更しました。
しかし高2の秋頃には「このままでは現役で東工大すら間に合わない。どうせ浪人するなら高みを目指そう」と、再び東大志望へ戻すという迷走ぶりでした。
高2の1月から勉強のギアを上げ、1年間かなり頑張りました。高3秋の模試は順当にE判定。
受験校を下げてもよかったのですが、
「やはり東大に合格したい」
「もしかしたら受かるんじゃないか」
という淡い期待を抱いて2024年、東大一本で受験し順当に不合格。
東大理科二類48点差落ち、不合格ランクDでした。 浪人して、駿台御茶ノ水校の東大理系コースで再び東大を目指すことになりました。
一浪・秋模試D判定
浪人時代の模試の成績は、以下の通りでした。
夏模試: オープンA、実戦C
秋模試: オープンC、実戦D
一浪で後がない秋模試のD判定。現役生の追い上げを考えれば、普通ならこの時点で京大や東工大に志望校を下げる人が多いでしょう。親から志望校を下げろと言われる人も多いはずです。 しかし、私は現役時代も浪人中も、一度も親に模試の成績を相談したことがありませんでした。
私には、駿台の英語講師が言っていた「浪人中に大切なのは後半。前半で頑張りすぎるな」という言葉が響いていました。
浪人生も現役生も、秋模試が良ければ「手を抜いてもいいか」と慢心して失速し、秋模試が悪ければ「これから頑張っても意味ない」と不安と絶望で失速しがちです。
私は、秋模試がD判定でも絶望しませんでした。
むしろ「まだ本腰を入れていないから、ここからが勝負だ」「過去問演習で徹底的に東大対策してやる」と、11月中旬から一気に勉強のギアを上げました。
模試の判定や、浪人生の成績は上がらないという常識で、勝手に自分の限界を決めることだけはしなかったのです。
2025年共通テストと足切り
迎えた共通テスト。
結果は、まさかの数学ⅠA69点を取ってしまったりと、現役時代の合計86%から、浪人して合計85%への転落です。浪人のときの方が共テ対策を1.5倍近くこなし、共テの全国平均点から見ても易化していたにもかかわらず、です。
共テはまさに運ゲーだと痛感しました。
足切りにかかるかどうかが心配になるレベル。自分と共テの点数がほぼ同じだった東大志望の友人は、「早慶には行きたくないから京大に出願する」と志望校を下げていきました。
これを聞いて私も一瞬揺らぎましたが、英作の対策不足と、何より「やっぱり東大が好きだ」という思いから、最終的に東大への出願を決意しました。
もちろん、この時も親には一切相談していません。親からも出願先について、一切口出しされませんでした。自分の意思で出願先を決め、滑り止めも、お金以外はすべて自分で管理しました。
「一浪・秋模試D判定・共テ85%」での東大出願。客観的に見れば無謀な成績です。
しかし私には、「受験は直前にどれだけやれるかが勝負だ」という確信がありました。基礎固めはしてあり、相当やばい成績でなければ、11月からでも逆転合格は十分可能なのです。
東大への執念で合格
東大の倍率は約3倍ですが、受験生全員がA判定でめちゃくちゃ賢いわけではありません。現役時の私のように、ほぼ受からないのに受けに来る記念受験層も一定数います。
「去年の自分には確実に勝てる」
「大差で落ちた分、確実に今の方が点数は取れる」
そう考えると、不思議と自信が出てきました。
そして勉強のやる気になったのは、駿台の雲(t)先生の「志望校に絶対合格するぞという強い気持ちを持て」という言葉でした。
私はスマホの画面に油性ペンで「東大絶対合格」と書き、過去問を解く前にも必ず「東大絶対合格」とノートに書き殴る。「何がなんでも東大に合格せねば」と、狂気にも似た自己暗示をかけ、必死に勉強しました。
そして試験当日。 数学は難化して0完。英語は試験中難化かと思いきや、例年並み。
受験後、英語と数学で失敗したと感じ、「90%落ちた」と思いました。
しかし結果は、合格最低点+5点での合格。
一浪・秋模試D判定の結果だけを見ると、現役生の追い上げも考えて、合格率は10〜20%もないように思えます。
11月から正しい戦略と正しい考え方で勉強したため、入試本番には学力的に合格率50%は越えていた自信があります。圧倒的な追い上げと、本番直前までの執念がもぎ取った勝利でした。
今、判定に絶望しているあなたへ
もし今、あなたが模試の判定に絶望していたり、周りの大人から「お前には無理だ」「志望校を下げろ」と言われて苦しんでいるなら、これだけは覚えておいてください。
模試の判定や、学校の先生の言う常識に縛られて、勝手に自分の限界を決める必要はありません。
受験は、データや確率論だけで決まるものではないからです。
正しい勉強法で、本気で勉強し、「絶対に合格する」という情熱を持てば、絶望的な確率も覆せる可能性があります。
これからも東大合格カルテでは、明日からの勉強にすぐ使える、有益でリアルな受験戦略を発信していきます。
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数学の勉強法


返信ありがとうございます。期待しています
凄く参考になりました。ありがとうございます。駿台のテキストや講師のレビューなど駿台に関する記事も今後記事として書いてくださるとうれしいです
コメントありがとうございます! 駿台の記事たくさん作ります!!