2日、春季茨城県大会準決勝の第1試合は、土浦日大vs東洋大牛久と県南地区同士の一戦が行われ、土浦日大が10対3の7回コールド勝ちで3年ぶりの関東大会出場を決めた。
今春、急激に注目度が高まっているのが、最速148キロを誇る右腕・小池 陽斗投手(3年)だ。
188センチ93キロと恵まれた体格が目を引く。右スリークォーター気味から投げ込む速球は威力抜群だ。入学当初は130キロ前半程度だったが、今春の県南地区予選で自己最速となる148キロをマーク。一躍、プロスカウトからも注目を浴びる存在となった。
球速アップの背景には、抜本的な投球フォームの変更がある。小池のフォームは本来、腰の横回転が強いタイプだが、以前は腕の振りだけがオーバーというアンバランスな動きになっていた。そこで小菅 勲監督のアドバイスやトレーナーの指導を仰ぎ、身体のメカニズムを改善。自然な横回転にマッチするスリークォーターへと転向したことが、飛躍のきっかけとなった。また、オフ期間で体重10キロ増やしたことも安定して140キロ台の速球を投げられる要因となっている。
ただ、今大会は制球を乱す場面も目立ち、29日の常総学院戦では7回途中まで8四死球と荒れていた。
中2日の調整期間で、小池は「手投げになっていたのを、しっかりと下半身を使って投げることを意識しました」と修正を図る。この日もまだ制球に課題は残したものの、腰の回転と連動した躍動感のあるフォームから、平均140.7キロ・最速144キロ(場内表示145キロ)の速球を投げ込んだ。120キロ後半から130キロ前半のスライダーとのコンビネーションで、1イニングを投げ2奪三振無失点。女房役の吉田 惺南捕手(3年)も「疲れがある中でよく投げてくれた」とエースの力投を称えた。
今大会から背番号1を背負う小池に対し、小菅監督は「出力はチームで一番。夏に向けて本物のエースに育ってほしいという期待を込めています。まだこれからの投手です」と、伸びしろを強調しつつ期待を寄せる。
4日の決勝戦に向けて、小池は「ここまでの投球は情けないもの。エースとして勝ちに導ける投球をしたい」と自らに言い聞かせるように意気込んだ。
決勝の舞台、そして続く関東大会で、この大器が本領を発揮できるかどうかに注目が集まる。
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