NHK解説者が指摘「佐々木は“昭和のフォーム”なんだよ」苦しむドジャース佐々木朗希に意外な助言「制球難の原因は“足の高さ”」「セットポジションを提言」
「自信がなさそう」「一人で寂しそうにしている」
技術的な課題以上に、武田氏が懸念しているのが佐々木の「表情」だ。 「とにかく自信がなさそうに見えるんだよ。ベンチにいても、どこか一人で寂しそうにしている。もっと堂々と打者を見下ろして投げればいいんだよ。悲壮感を漂わせる必要なんてないよ」 勝てない焦り、周囲からのプレッシャー、異国の地での孤独感。様々なものが、20代前半の若者の肩に重くのしかかっているのかもしれない。 「ロバーツ監督が試合中に彼に話しかけてたけど、ああいうコミュニケーションも大事。言葉の壁もあるだろうけど、もっと明るく振る舞ってほしいよね」
「リリーフ転向は絶対にない」
ではなぜ、防御率5点台という苦しい投球が続く佐々木を、ドジャースは先発ローテーションの一角として起用し続けるのか。チームは昨年苦しんだクローザー問題を解決すべく、エドウィン・ディアスを獲得した。しかしその絶対的守護神は、開幕わずか1カ月で故障離脱。そんな緊急事態に見舞われるなかで、昨年のように佐々木をブルペンに回すべきだという声も一部では上がっている。だが、武田氏はその可能性をきっぱりと否定する。 「リリーフ転向は絶対にないですよ。ドジャースは完全に“育成モード”に入っているから。普通なら、佐々木はとっくにローテーションから外されていてもおかしくない成績。だけど、首脳陣は彼の将来性に賭けている。ブルペンに入れて目先の勝利を優先させるのではなく、あくまで先発投手としてメジャーの打者と対峙する経験を積ませることに、こだわっている。まさに“特別待遇”と言っていいだろうね」 目先の1勝や1セーブよりも、佐々木朗希という才能の2年後、さらには5年後を見据えた長期的なプランだ。 「佐々木はいいチームに入ったと思うよ。他のチームだったら、こんなに我慢して使ってもらえなかったかもしれない。今年1年というシーズンは、彼にとってメジャーで1年間ローテーションを回るための“テストシーズン”だ。その中で、彼自身がどれだけ課題を克服し、成長できるか。勝敗以上に、そのプロセスが問われているよ」 その期待に佐々木朗希は応えられるだろうか。 <中日編、ヤクルト編から続く>
(「メジャーリーグPRESS」遠藤修哉 = 文)
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