のど一筋で200年
「ごほんと言えば龍角散」の龍角散を販売しているのが株式会社龍角散。
ルーツは1797年。秋田藩の御典医が作った漢方薬が始まりで、200年以上続く老舗メーカー。
人気のSnow Manの佐久間さんを起用したテレビCMを放映しているので知っている方もいるんじゃないかな。
今は業績が好調だけどずっと順風満帆だったわけではない。
1995年当時、売上40億円に対して借入金も40億円。
「あと数年で終わる」と言われるレベルの経営危機に陥っていた。
主力の粉の龍角散は
・飲みにくい
・むせる
・若年層に刺さらない
といった課題を抱えていたが、知名度も高く扱い店舗は多かったから売上は急減していなかった。
その結果、危機に気づけない状態になっていた。
さらに当時は
・風邪薬
・胃薬
・健康食品
といった大きな市場にも事業領域を拡大しようとしていた。
ただ中小企業がノウハウもなく大きた市場に行くと競争に飲まれて太刀打ちできない事が多い。
龍角散も然りで、新商品は当たらず、コストだけが膨らみ、負債は拡大していった。
転機はお客さんの声。
「龍角散がなければ何軒でも探す」
この一言で、原点回帰を決意し一気に改革に舵を切る。
・新規事業から撤退
・製品数を50→4まで削減
・のど領域に集中
かなり極端に選択と集中を実行。
そして戻ったのが
「のど専業」
・龍角散ダイレクト
・のどすっきり飴
・服薬補助ゼリー
など、「のど+飲みやすさ」に特化。
さらにのどに直接作用するという特性を言語化して差別化。
更に使用頻度の低い医薬品ではなく食品(のど飴)にも力を入れた。それもあって今は売上の半数以上は食品が占めている。龍角散の飴ってコンビニもスーパーでもほとんどの店にあるもんね。
さらに海外に強い。
ドラッグストアやドン・キホーテ等で龍角散ダイレクトを海外の方が爆買いしてるもんね。
漢方薬って向こうが発祥なのに何で日本で買うの?って感じだけど中国や台湾には漢方文化があるけど
・煎じるのが面倒
・味が苦い
・若年層には不人気
・品質が不安(特に中国)
という課題がある。
その中で龍角散ダイレクトは
・日本品質
・そのまま飲める
・味が比較的マイルド
・持ち運びやすい
という設計がハマって「飲みやすくて効く」というポジションで支持を獲得。
インバウンド需要も含めてアジアで広がっていった。
個人的に興味深いのは経営の割り切り。
・社員は100人規模のまま
・大企業を目指さない
・領域は広げない
とあえて拡大しすぎない方針を徹底している。
結果として
売上40億 → 250億規模へ
大きく復活した。
自社の強みを把握し、それを磨いて横に広げるのではなく、縦に深く掘る。
規模を追うのではなく、信用の深さを積み上げる、そんな会社だね。
ビジネス的な教訓が詰まっててすごく勉強になるなと感じた。今後の動向にも注目していきたい。
おはようございます。
今日も良い1日を🎵
奇跡の大復活 後編
2019年に大赤字だったMTG。ではそこからどうやって復活したのか。
赤字の最大要因が中国販路での失敗だったこともあり、まずは中国依存からの脱却を進めた。
越境ECや代理店頼みだった販売構造を見直し、
・国内販売の強化
・直販の拡大
・販路の分散
を実行した。
次に、在庫と生産のコントロール。
・過剰在庫
・需給のズレ
この部分を徹底的に見直して、筋肉質な体質に変えていった。
そしてやっぱり強いのが、商品力。
美顔ローラー中心だった「ReFa」を
・ドライヤー
・シャワーヘッド
・ブラシ
・シャンプー
・ヘアオイル
といった形で、より顧客接点の多い日常使いできる美容ラインへと広げていった。
また販路も
・バラエティショップ
・一部ドラッグストア
・家電量販店
といった顧客との接点が多い販路を強化。
全国ホテル(11万室)や美容サロン(4.5万店)で体験した商品の出口戦略としてリアルの売場へつなげることでBtoBで体験→BtoCで販売に転換する導線を確立してる。
加えて、自社の世界観をかなり重視しているのも特徴的。
小売にもとりあえず置くはさせず、什器を使ってシリーズで展開することを前提にしている。売れていないとできないかなり強気な設計だね。
さらにうまいなのが、ギフト設計。
見た目の可愛さと程よい値段もあって、「これを選んでおけば間違いない」というポジションをしっかり取っている。
しかも
・誰に贈るか
・予算で選ぶ
といった導線まで用意されていて、売り方自体がかなり作り込まれている。
単に良い商品を作るだけじゃなくて、
どう買われるかまで設計しているのがかなりうまい。
そしてもう一つ強いのが、顧客の囲い込みとファン化。
「Club Aira」という会員プログラムも展開していて、
・無料
・有料(年4,000円)
・VIP(年8,100円)
といったステージ設計になっている。
会員限定の商品や特典が用意されていて、単なる購入で終わらせず、ブランドとの関係性を深める仕組みになっているのが特徴。
ここも上手くて、
・商品を買う
・会員になる
・限定価値を得る
という流れで、自然とブランドへのロイヤリティが上がっていく。
いわゆる信者化と言われるような状態を作る為にちゃんと設計しているのが強いと思う。
しかも会員費は丸々利益だしね。会員向けだけで商品作れちゃう位だから相当な会員数がいるはず。ブランドロイヤリティだけでかなりの利益を産み出していると思う。
他にも、睡眠や姿勢の領域にブランドを立ち上げたり、ウォーターサーバー事業に参入するなど、新しい領域へのチャレンジも続けている。
その結果、2026年9月期は売上1350億、営業利益100億円見込みととんでもない業績へと大復活。
その結果、2026年9月期は売上1350億、営業利益100億円見込みと、とんでもない水準まで回復。
とはいえ美容領域はトレンドの変化が激しく、どんなブランドにも少なからず飽きは来る。
小売に対して強気の戦略も、売れている今だから成立している側面はあると思う。
その中で、この先どう進化していくのか。かなり興味深い。
おはようございます。
今日も良い1日を🎵
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こんにちは。1円ももらってないですし龍角散から依頼もされてないです。
僕自身、流通業界の専門家&自分も経営者として色んなの企業の研究とアウトプットの練習の目的で呟いてます。
引用元に他の企業の投稿もしてるので良かったら見てみてください。
May 17, 2026 · 12:14 AM UTC
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