北照のスーパー1年生左腕が3回無失点デビュー!指揮官は中日入りした左腕の入学時より「比較にならないほど上」と高評価【北海道】
<第65回春季北海道高等学校野球大会:北照13―1寿都・岩内・蘭越>◇16日◇3回戦◇小樽・エムデジ桜ヶ丘野球場 【一覧】スーパー中学生投手35名の進路 今春のセンバツ大会に出場した北照が13-1の5回コールドで寿都・岩内・蘭越の連合チームを下し、支部優勝に王手をかけた。北照は、入学から1ヶ月あまりの左腕・永山 綜太郎(1年)が初先発初出場。3回を投げ、二塁強襲内野安打1本に抑える好投でチームの勝利に貢献した。 ルーキーと思えぬマウンドさばきで、永山が3回を投げ切った。「マウンドに立った時に、初めて緊張しました」という強心臓左腕は、初回の先頭打者こそ3-2のフルカウントにしたが、6球目で投ゴロに打ち取ると、リズムに乗った。2回までを3人ずつで片付け、3回は2死から二塁内野安打で初めて出塁を許すも、その他の3アウトをすべて三振で奪った。上林 弘樹監督は「緊張しているのかもしれないけれど、そういうのが見えない」と堂々たる初マウンドを絶賛した。 パリ五輪柔道男子60キロ級銅メダリストの永山竜樹(30)も親戚に連なる柔道一家に育った。野球と柔道を掛け持ちしていた中3の時には、中体連の柔道空知大会男子73キロ級で優勝。全道大会にも出場した。高校入学時に野球1本に絞ることを決めたが、「『試合が始まった時には、何も考えず、自分に自信を持ってやることが一番大事』と(永山竜樹に)言われたので、自分は野球で意識していきたい」と、畳の上で学んだ心を、マウンドでも生かす。 また、2年前に病で命を落とした柔道家の兄・航志郎さんからの「自分の夢をかなえろ」という言葉も心に置く。栗山小5年の時には、日本ハムの栗山英樹CBO(65)から指導を受け「野球は相手がいるスポーツだから、相手に敬意を払うことが大事」と教えらられたことも同じように胸に刻む。 北照で同じ11番を背負い、一昨年のドラフトで中日5位指名された左腕・髙橋 幸佑投手(19)とイメージは重なるが、「(入学時に110キロ台が最速だった)高橋と比べたら、比較にならないほど(永山が)上」と指揮官。センバツ枠で春季北海道大会出場の決まっている北照だが、次は17日の小樽支部代表決定戦で、倶知安と対戦する。