東大「五月祭」で参政・神谷代表講演へ ネット上に「抗議」文書も本人「予定通り参加」

東京大の安田講堂(左)と、参政党の神谷宗幣代表

東京大の本郷・弥生キャンパスで開かれる学園祭「五月祭」で16日に予定されている、参政党の神谷宗幣代表の講演会に対して「自粛を強く求めます」「必要に応じて集団行動を呼びかけます」とする発信者不明の文書がSNSに掲載されている。神谷氏は「予定通り参加する」と説明している。

五月祭にはこれまでも多くの政治家が参加し、昨年は小林鷹之・現自民党政調会長が学生の質問に答えた。今年の五月祭は16~17日。神谷氏の講演会は保守系学生サークルが主催し、16日午後に本郷キャンパス法文1号館25番教室で開かれる。神谷氏と同党の塩入清香参院議員のほか、サークル代表が登壇する予定だ。

これに対し、X(旧ツイッター)に11日、「差別とデマのない五月祭を」を名乗るアカウントが「神谷宗幣氏の東大五月祭講演への抗議」と題した文書を掲載した。「神谷氏とその政党のこれまでの言動を見るに、この場が脅かされるのではないかと憂慮せざるをえません。無根拠なデマの流布は公共的な意思の形成を歪め、差別的言動は人々の尊厳を傷つけます」などと訴えている。連絡先などは明記されていない。

神谷氏は産経新聞の取材に「学生になりすましての妨害行為ではないか。これまでも各地の講演会などで、批判や妨害、ときには殺害予告を受けることがあったが、その都度、通常通り対応してきた。今回についても参加する予定だ」とコメントした。

東大の学園祭を巡っては、駒場キャンパスの「駒場祭」で平成4年、オウム真理教教祖だった麻原彰晃元死刑囚(本名・松本智津夫)の講演が始まったものの、オウム側が事前の確認事項に反して宗教の宣伝を行ったとして、途中で中止されたことがある。

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