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2026.05.15 08:30

S&P500が史上最高値更新、エヌビディア急伸で7500突破

Gorodenkoff - stock.adobe.com

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米国時間5月14日、S&P500はまたも新たな節目を迎えた。AIへの楽観論を追い風に最高値を更新し、初めて7500を突破した。この日はドナルド・トランプ大統領が中国の習近平国家主席と会談を行っていた。

S&P500は14日午後、7501.39で取引を終えた。エネルギー価格の上昇やイラン紛争の解決の見通しが立たない中でも、投資家の買いが先行し、上昇基調を維持した。

同指数の約0.8%の急騰を牽引したのは、世界で最も時価総額が高いエヌビディアだ。同社株は4%以上上昇し、ジェンセン・ファンCEOの推定純資産は2000億ドルの大台を突破した。

ダウ工業株30種平均も14日に再び5万の大台に乗せ、5万63.46で取引を終えた。トランプ大統領と習主席の会談に対する新たな期待感が投資家心理を押し上げた。

ナスダックも0.9%上昇して最高値を更新した。AIチップメーカーのセレブラスが68%急騰し、2026年最大のIPOとなったことが追い風となった。アンドリュー・フェルドマンCEOは数十億ドルの資産を手にした。

シスコも米国時間5月13日に発表した好決算を受けて株価が急伸し、14日は13.4%高で取引を終えている。

S&P500が初めて7000を突破したのは4月のことだ。

ダウは2月に初めて5万の大台に到達したが、米国とイランの紛争がエネルギー価格を混乱させ、肥料やアルミニウムなどさまざまな物資の不足を引き起こしたため、その後は上値が重い展開が続いていた。米国とイスラエルによる軍事作戦は2月28日に開始され、停戦合意により大規模な軍事行動の大半は終結したものの、ホルムズ海峡の状況は依然として不透明なままだ。

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エヌビディア、史上初の時価総額5.5兆ドル突破 CEOのトランプ訪中同行で株価急騰

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2026.05.14 07:00

エヌビディア、史上初の時価総額5.5兆ドル突破 CEOのトランプ訪中同行で株価急騰

米エヌビディアの開発者会議「GTC 2026」で基調演説を行うジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)。2026年3月16日、カリフォルニア州サンノゼにて(Benjamin Fanjoy/Getty Images)

米エヌビディアの開発者会議「GTC 2026」で基調演説を行うジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)。2026年3月16日、カリフォルニア州サンノゼにて(Benjamin Fanjoy/Getty Images)

米半導体大手エヌビディアの時価総額が13日、初めて5.5兆ドル(約863.5兆円。1ドル=157円換算)の大台に達し、上場企業の史上最高記録をまたも更新した。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)がドナルド・トランプ米大統領の中国訪問に同行するとの報道を受けて、株価が急騰した。

エヌビディア株は13日午後の米株式市場で一時3%急騰し、時価総額は5兆5000億ドル(約863.5兆円)をわずかに上回った。

株価急騰の背景には、当初ホワイトハウスが公開したトランプの訪中に同行する大手企業トップのリストに含まれていなかったフアンCEOが一転、同行することになったと報じられたことがある。トランプは北京で習近平国家主席との首脳会談に臨む。

今回の株価上昇を受けてエヌビディアは時価総額2位の米グーグル(4.7兆ドル[約737.9兆円])や3位の米アップル(4.3兆ドル[約675.1兆円])を大きく引き離し、世界で最も価値の高い企業としての地位をさらに確固たるものとした。

エヌビディア株は3月30日に1株あたり165.17ドルの今年最低値を記録したが、直近1カ月で20%近く上がり、220ドルの大台に乗せている。前年同期比では74%の上昇を記録している。

米株式市場では13日、主要銘柄で構成するS&P500種株価指数も最高値を更新し、一時0.5%以上上昇して7450を付けた。

フアンCEOの資産額は54億ドル積み増し

保有資産1000億ドル(約16兆円)超の「センティビリオネア」であるフアンの推定純資産額は13日、54億ドル(約8478億円)増え、1961億ドル(約30.79兆円)となった。

フアンは現在、世界7位の富豪だ。フォーブスの長者番付では、米オラクル共同創業者のラリー・エリソン会長(2360億ドル=約37.05兆円)と米メタ・プラットフォームズの共同創業者マーク・ザッカーバーグCEO(2090億ドル=約32.81兆円)のすぐ下に付けている。

来週の決算発表に注目

エヌビディアは来週に2027会計年度第1四半期の決算発表を控えており、売上高は780億ドル(約12.25兆円)を見込んでいる。AI(人工知能)チップ市場を独占してきた同社は、2026年1月25日に期末を迎えた2026年度第4四半期に680億ドル(約10.68兆円)の売上高を記録した。これは前年同期比73%の増加で、同社売上の91%以上を占めるデータセンター部門の売上高が623億ドル(約9.78兆円)と大きく伸びたことが主な要因だ。

同社は今年に入り、メタとの提携を含む複数の新たなパートナーシップを締結した。メタは今年初め、AIに1250億~1450億ドル(約19.63~22.77兆円)を投じる計画を発表している。米シリコンバレーのテック系コンサルティング会社クリエイティブ・ストラテジーズのベン・バジャリンCEOによると、エヌビディアとの提携は数百億ドル(数兆円)規模になるとみられ、これによりメタはエヌビディアのAIチップやハードウェアを利用できるようになる。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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2026.05.14 09:30

クアルコム株が「2倍に化ける」可能性、エヌビディアの次に来るエッジAIの波

Игорь Головнёв - stock.adobe.com

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クアルコム(QCOM)の株価はここ数年、AIがけん引する半導体上昇局面の恩恵を十分に享受できていなかった。だが状況は同社にとって好転したようだ。AIの次の段階に向けた準備が進む中、株価はこの1カ月で約70%上昇している。

次の段階とは、中央集約型コンピューティングにとどまらず、相互接続された数十億台のデバイスまでを包含するAIである。以前の分析では、エッジAIが追い風となり、クアルコム株は2倍になる可能性があることを指摘した。本稿では、この移行の具体像と、クアルコムの顧客基盤の構成がどのように変化しているのかを詳述する。

推論(インファレンス)でクアルコムが独自に優位な理由

現在のAI環境は中央集約型コンピューティングに大きく依存している。すなわち、ワークロードをクラウドのデータセンターに集約し、エヌビディア(NVDA)のような企業のチップで一括処理するモデルだ。しかし、このモデルには限界がある。すべての推論をクラウド経由で処理すればコストが大きく、遅延も生じ、消費電力も増えるため、数十億台のデバイスへと拡張するには現実的ではない。

次の進化はローカル推論である。デバイス上で直接動作するAIは、処理を高速化し、プライバシーを高め、接続性への依存を減らす。量子化、プルーニング(枝刈り)、蒸留といったモデル圧縮手法は、性能への影響を大きく損なうことなくモデルサイズを縮小し、この「オンデバイスAI」への移行を後押ししている。皮肉なことに、AI研究によって達成される効率性の進展は、その都度クアルコムのエッジ向けハードウェア能力を同時に押し上げる。

これはクアルコムの強みと完璧に合致する。

同社は長年にわたり、エッジAIを規定する2つの主要な制約、すなわち電力効率と接続性に注力してきた。クアルコムのSnapdragonおよびDragonwingプラットフォームは、AIワークロードを3つの専用エンジンに分散させる。NPU(ニューラルプロセッシングユニット)はAI向けの集中的な行列演算を担い、80TOPS(チップが1秒間に実行できるAI計算回数の指標)という驚異的な性能を、ノートPCのCPUと比べてはるかに低い消費電力で実現する。GPUは生成AIに関連するビジュアル処理を受け持ち、CPUはアプリケーションのロジックを担う。「適材適所」の処理を実現しているのだ。

さらにクアルコムは、モデムを演算エンジンと同一のシリコン上に統合しており、2つの別チップを必要とするのではなく、共通の電力予算の下で接続性と推論を管理できる。この統合は長年にわたる協調設計の成果で、新規参入の競合が再現できるものではない。加えて、エッジデバイスは、データセンター向けチップが高速なモデル処理のために依存する高帯域幅メモリ(HBM)を利用しない。クアルコムのプラットフォームは当初からこの制約を前提に設計されている一方、多くの競合はデータセンター向けの手法をエッジ用途に適応させようとしている段階だ。

次ページ > クアルコムの顧客は、大手の産業企業や自動車企業を含む包括的なエコシステムへと進化している

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2026.05.11 08:00

AMDがただのGPU銘柄以上である理由、エージェンティックAIでCPU復権

Askar - stock.adobe.com

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人工知能(AI)の急成長は、しばしばGPUの功績とされる。しかし、AMDにおいて現在最も堅調で収益性の高い領域の1つは、サーバー用CPU部門であるようだ。

直近の四半期において、AMDの高性能データセンタープロセッサーシリーズ「EPYC」は、AMDのデータセンター売上高をインテル(INTC)の売上高を超える水準まで押し上げ、フリーキャッシュフローを前年同期比で3倍に増加させた。さらに、すべてのAIクラスターがワークロード、メモリー、GPU間の通信を管理するために多数のコアを持つCPUに依存し続けているため、エヌビディア(NVDA)がアクセラレーターを提供する場合でも、AMDは恩恵を受けることができる。

では、これはAMD株にとって何を意味するのだろうか。

予想を上回るスピードで拡大する市場

AMDによると、サーバーCPUの総アドレス可能市場(TAM)は年率35%を超えるペースで成長している。このペースで推移すれば、市場規模は2030年までに1200億ドル(約18兆8000億円)を超えると予測される。

AMDはこの分野で有力プレーヤーの1社として台頭する態勢にある。今四半期、同社のサーバー売上高はインテルのデータセンター全体の売上高を上回った。これはAMDにとって歴史的なマイルストーンであり、堅調なCPU販売が一因となっている。AMDのデータセンター部門は58億ドル(約9090億円)の売上高を計上し、前年同期比57%増となった。

EPYCサーバー部門だけでも、同期間に50%超の急成長を遂げた。この市場リーダーシップにより、AMDはエヌビディア中心の環境においても高マージンの機会を獲得できる。EPYCは大規模AIシステム全体にわたる複雑なオーケストレーションにおいて、業界で好まれるx86の「頭脳」であり続けているからだ。EPYCインスタンスのクラウド展開は前年同期比50%増加し、現在クラウドプロバイダー全体で1600を超える固有のインスタンスを数える。これは企業での広範な採用と、AMDのデータセンターCPUに対する需要の高まりを示している。

次ページ > エージェンティックAIがCPU需要の構図を変える

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