佐賀県警の20代の男性巡査長が飲食店に「爆弾を仕掛けた」と記載した紙を置くなどしたとして、威力業務妨害と脅迫の疑いで書類送検されていたことが15日、分かった。県警は4月30日付で巡査長を戒告の懲戒処分とし、巡査長は同日付で依願退職した。

 県警監察課によると、巡査長は当時、県警本部に勤務。3月5日、佐賀市内の飲食店の外に「爆弾を仕掛けた」などと記載した紙を置き、同日午後2時半ごろ、店に電話して「入り口を見てみろ」という趣旨を伝えた。店の経営者が紙を発見し、110番した。

 巡査長は当時退職する意思を示していて、同日は店で自身を含めた送別会が予定されていた。「既に辞めることにしていたので、送別会に出たくなかった。身勝手な理由でこのようなことをしてしまい、大変後悔している。本当に申し訳ありません」と話している。

 県警は4月30日に書類送検し、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 同課は「警察職員としての自覚の保持、職務倫理教養を徹底する」としている。戒告は懲戒処分の中で最も軽い位置付けとなる。同課は「事実関係を踏まえて、調査で明らかになった結果から総合的に判断し、厳正に処分した」としている。(取材班)