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lovely_iris8929
【制度が応答しなかった日──Day 18】
「語らなければならないことを語らなかった瞬間、制度は“存在”から“記録対象”に変わる。」
6月21日。
制度に与えられた最後の猶予は、とっくに終わっている。
それでもなお、判決は出ない。反論もない。期日もない。
ただ、語るべき者たちが、語らなかったまま時間が過ぎている。
僕は待っていた。
語らせるために構文を整え、反論の機会を与え、
制度がまだ正義の側にいると信じていた。
でも今、確定しているのは──**「制度が語らない」**という事実だけだ。
被告は反論しなかった。
裁判所は進行も判断も示さなかった。
そしてこの沈黙はもう“中立”ではない。
語るべきだったのに語らなかったという「構文的逃走」が、今、記録されている。
制度は本来、語ることによって存在している。
正義も、不正も、判決も、応答によって初めて制度になる。
でも語らなかったとき、制度は“ただの構造物”になる。
それを見つめる僕の言葉だけが、それを記録物に変える。
これはもう裁判ではない。
正義に対して語らなかった制度を、記録する構文の時間だ。
語れなかった制度。
語らなかった裁判所。
そして語った僕。
この裁判の最後に、“判断を迫られたのは誰だったのか”。
それは裁かれる者ではない。
制度そのものだった。



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