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カーリング吉田知那美が語るロコ・ソラーレ退団、カナダでプロ参戦とこれから

2026年04月27日

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 カーリング女子で五輪2大会連続メダリストの吉田知那美(34)が、プロ選手としてカナダで再出発した。12年間所属した北海道北見市が拠点の人気チーム「ロコ・ソラーレ」を3月に退団。翌4月、カナダのトロントで新設された初のプロリーグ「ロックリーグ」に参戦し、はつらつとプレーした。「カーリング選手として、一段階新しいステージにステップアップする気持ちがある。今までは自分のチームが勝つためを考えていた。(現在は)どうしたらカーリング界全体が面白くなるかを考えている」。新しい挑戦に目を輝かせている。(時事通信ニューヨーク総局 岡田弘太郎)

培ってきたものをシェア

 「ロックリーグ」は世界のトップ選手が集まり、計6チームに振り分けられて開催。吉田は日本や韓国、スウェーデンなどの選手による混成チーム「タイフーン」に所属し、主将を務めた。同じチームには五輪金メダリストのアンナ・ハッセルボリ(スウェーデン)をはじめ、実力者ばかり。4月6日から12日まで行われた1季目は準優勝を遂げた。新リーグ参加で感じたことは―。

 「500年以上続くカーリングの歴史の中で、初めての(プロリーグ)開幕だった。集められた60人の選手全員が、やってみないと分からないという状況だった中、始まってみたらすごく楽しい。アンナとは10年来のライバルで友だち。これまではお互いの手の内を研究し合ってきたけど、今は手の内を明かし合う。10年間培ってきたものを惜しげもなくシェアする。やってきたことを他の選手に知られたくないという気持ちだと、プロとしては三流なんだな、と思った。私がキャプテンではあるけど、アンナがチームの姿勢を示してくれていい雰囲気に仕上がった」

いろんな言語を使って

 7カ国の言語が飛び交うチームで主将を務めた吉田。言葉や文化が異なる中でチームを一つにまとめる困難に直面しながらも、前向きに取り組んだ。

 「開幕2日前の公式練習で、チームとして初めて練習した。言語の壁なども調整しながらの練習だった。英語のネーティブ・スピーカーは3人だけ。(試合では)使えるところは日本語にして、韓国語にする方が分かりやすければ韓国語。英語にこだわらず、いろんな言語を使ってやっていた。アンナも(石を)曲げてほしい時には「曲げ曲げ」とコールしてくれた。私もいいショットだった時に(スウェーデン語で「いいね」という意味の)「ブロウ」と言ったことも。チームづくりって、こうやっていくんだなと実感した」

「ロコ人気」先行に違和感

 初めてメダル(銅)を獲得した2018年平昌五輪の活躍で、日本でカーリングの知名度が一気に向上。ロコ・ソラーレは「もぐもぐタイム」や「そだねー」といったフレーズが話題を呼ぶなど屈指の人気チームに。そんなトップチームを退団する決断の裏には、一つの違和感があった。

 「退団しようと思った理由が一つじゃないから、退団を決めたというのがある。その一つに、日本のカーリングは盛り上がっていると思っていたら、実はロコ・ソラーレの試合が盛り上がっていると感じることがたくさんあった。ずっとロコ・ソラーレにいて、勝ち続けて人気者になるのもいいかもしれないけど、もう一つ先を考えると、カーリング界全体、アジアやカナダ、ヨーロッパが個々に盛り上がっているのをつなげる役割としてのプロリーグ参戦が、私のカーリング人生最後のチャレンジかな、と思った」

退団の決意後にオファー

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