神奈川県と県内30市町村、林芳正総務相に特別市の法制化に反対する要望書を提出

林芳正総務相(前列右から3人目)に特別市の法制化に反対する要望書を手渡す神奈川県海老名市の内野優市長(前列右から2人目)ら=5月15日、東京都千代田区(小川寛太撮影)

神奈川県の黒岩祐治知事や同県海老名市の内野優市長らは15日、総務省を訪れて林芳正総務相と面会し、政令市の権限を拡張して道府県から独立させる「特別自治市(特別市)」の法制化に反対する要望書を提出した。

要望書は、県と、横浜、川崎、相模原の3政令市を除く県内16市長と、県内14町村で構成される県町村会のそれぞれで作成。県の要望書では、特別市が実現した場合、「県の総合調整機能、財政面、住民代表機能など、さまざまな支障や影響を及ぼしかねない」と指摘。大都市制度の選択肢にはなり得ないなどとした。

面会後、内野市長は記者団に、林氏から「これから目に見える議論が必要だ」などと話があったとした上で、「オール神奈川で物事を考えていこうというのが基本」などと述べた。黒岩知事は「住民目線でしっかりと考えていくことが大事だと話したが、われわれの気持ちは理解してもらえたと思う」と語った。

特別市をめぐっては、これまでに3政令市を除く16市長や県町村会が法制化反対の要望書を黒岩知事に提出。3政令市長は13日に、県などに反論する緊急声明を連名で発表していた。

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