「どうしておたくは迫害されてたか?」
答えは明白で、不潔で気持ち悪い人が多かったから。
お風呂入らない人も多かったし、臭いが強烈だった。
いや、過去形ではなく今でもそういう人は多い。
庵野秀明監督の風呂嫌いは有名だけど、全く肉や魚を食べないからそんなに臭くなかったとか。
でもまあ、80年代の地方から出て来た貧乏学生で毎日風呂に入る人の方が稀だったのも事実。
合コンとかの特別な日にはみんな昼間からお風呂入ってたけど。
私の大学の軽音学部の先輩でおたくの人がいた。
私はカリオストロもビューデイフルドリーマーもこの人のアパートで観せてもらった。
ただ、この人が普通のおたくと違ってたのは美形のギタリストだったのだ。
カーリーヘアーに色白童顔、パッチリ二重の目にビーバーみたいな前歯の女の子みたいな顔をしていた。
ただまあ、マニア気質なのは間違いなく、ギターも当時は手造りでやってたESPに特注して40万円のカスタムギターを造ってもらってた。
「湘南爆走族」の吉田聡先生の親戚らしく、結婚式に出席してた。
その人の口癖が「俺はカッコ良いおたくを目指してるんだ」だった。
ただまあ、そういう人はホントほぼいなかったのだ。
ウチのSF研究会、何故か女性はサーファーっぽい美女が多かったが、男性陣は全員絵に描いたようなオタクだった。
軽音学部の後輩で、アパートの冷蔵庫にラムちゃんのフィギュアとかサングラスを入れてて、飲み物頼むとビーカーで出してくる変わった奴がいて。
私が原宿のロックショップの店長やってた時にバイトに来てもらってたのだが。
そいつは肩に魔女宅のジジのぬいぐるみを縫い付けたスーツに、ミニギターを抱えて原宿までやって来てた。
ただ。
そいつはのちにJUNEでモデルをやるような超絶美形だった。
まあ、ブッキングしたのは私なのだが(笑)。
原宿プラザという竹下通りの入り口の2階に本屋さんのあるビルの地下のお店たち、聖飢魔IIやコロッケのタレントショップや東芝EMIのアンテナショップ、怪しい未成年のエロ売りアイドル、そこで働いてる若い女の子たち、みんなそいつに惚れてた。
結局は見た目なんだよなあ。
オタクは別に誰にも害をなさないんだし。
せめて清潔にしてればね。
Quote
真城 悠
@Mashiro_yuh
「おたく迫害史」はハッキリ言って
「どうしてあんなにひどい目に遭わされなくてはならなかったのか」
という恨み節の比重が低くないことは認めなくてはなりません。