- 1126/05/10 00:35:50
1スレ目(おれ視点)
じいちゃんとおれ|あにまん掲示板おれのじいちゃんは偏屈なじーさんだ近所のおばちゃんがそう言ってるのを聞いたおれはその偏屈っていう言葉はよくわかんなかったけどじいちゃんが面倒な人なのはわかるじいちゃんは人と関わるのが嫌いだじいちゃんは…bbs.animanch.com2スレ目(じいちゃん視点)
【閲覧注意】じいちゃんとおにいちゃん|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/6690898/こちらのじいちゃん視点のスレです【じいちゃんとおれ】解説編+日常追加編グロ・モジュロネタバレ(あまりない)・転生ネタ注意の…bbs.animanch.com悠仁以外が転生した世界で悠仁が脹相を育児するスレの3スレ目
閲覧注意要素はグロ・(呪霊の発生原因の)胸糞・モジュロネタバレ・オカルト要素
CP要素は男女含めてありません
3スレ目は引き続き悠仁視点(たまに五条視点あるかも)です
- 2二次元好きの匿名さん26/05/10 00:40:56
10まで保守
- 3二次元好きの匿名さん26/05/10 00:42:06
たて乙!
- 4126/05/10 00:43:27
【閑話】
あのバス事故の時?
なんだまた傷跡が見たいのか?ほれほれ……いや何故お前が泣きそうな顔をする
別に事故のことなどトラウマともなんとも思ってはいない
何しろあの事故で私は宿儺様と再会することが出来たのだからな 悲しむ間もなかった
ひどい有様ではあった……
父だったものは腕を残して潰れていた
母だったものの顔をは半分だけ私を見ていた
祖父母だったものは原型を留めていなかったから 見つけられなかった
私はただ小さかったから座席の隙間に落ちてあの落石を免れただけだ
宿儺様がご無事だったのは宿儺様だったからだとしか言えん
だが──忘れられない
両親の死に顔もそうだが 宿儺様がご両親に泣き縋っていたあの背中は
きっと宿儺様にとっては 初めてのご家族だったのだろう
慟哭 とは あのような泣き声のことを言うのだと思ったよ
……だから貴様が泣くな 虎杖悠仁
宿儺様はあれ以来泣いていない
だから私は決めているのだ
中学の卒業式 育ててくれてありがとうのお手紙で宿儺様を泣かせるのだと!! (ガラッ)
あ!え!宿儺様!?いえ!別に何もありませんほんとにその!!なんでも!!あぁ脹相が寝そうですか!はい!ほら虎杖悠仁動け貴様の子だろういえほんとに別になんでもなかったのです何でもありません何故!何故笑ってらっしゃるのですか宿儺様!!宿儺様!!!!! - 5126/05/10 00:47:16
閑話はたまに余裕があるときに挟みます
なんか、思いついたら……
保守ありがとうございます
スレ主も10までちみちみ保守します - 6二次元好きの匿名さん26/05/10 01:09:34
保守
- 7二次元好きの匿名さん26/05/10 01:10:29
裏梅可愛すぎ事故怖すぎて心が2つある
- 8二次元好きの匿名さん26/05/10 01:12:47
保守
- 9二次元好きの匿名さん26/05/10 01:14:17
ほしゅ
- 10二次元好きの匿名さん26/05/10 01:14:33
保守~
- 11二次元好きの匿名さん26/05/10 01:15:43
このシリーズが最近の楽しみなんです!
完結まで応援しています! - 12二次元好きの匿名さん26/05/10 01:18:17
すっくんと裏梅が穏やかに暮らせている今が尊い
更新がここしばらくの楽しみになってる - 13二次元好きの匿名さん26/05/10 07:25:12
- 14二次元好きの匿名さん26/05/10 08:22:21
- 15126/05/10 15:38:25
- 16二次元好きの匿名さん26/05/10 18:48:33
家族を失って新しい家族に出会った2人……喜ばしくとも悲しく寂しい業のようなものを感じるな
- 17126/05/10 19:53:02
成長痛が痛いと脹相が足をひょこひょこさせながらやってきた
「脹相」は元々180以上はあったから きっとここからグングン伸びるんだろう
俺は軽く成長痛への対処方法をを検索してみると
・優しくマッサージする
・あたためる
・軽いストレッチ
らしいので まずは風呂でしっかりマッサージするように言った
しかし一度「痛い」と思うと怖気づくのが人間だ
十分にマッサージが出来なかったらしい足を 今度は俺がマッサージしてやる
筋肉を傷つけないようゆっくり 力の加減をして
昔足を痛めた伏黒にマッサージをした時
伏黒『力の加減を覚えろ!!』
とゴリゴリに叱られたことがあるから本気で気を付ける
あんまり人と触れ合わなくなってからは 力のセーブをする必要があまりなかった
本気で握っても壊れるのは俺の所有物だけだし
呪霊なんか潰してもなんとも思わなかった
だから今 俺にマッサージされながらすやすや眠ってしまった子供に 自分でも思ってるよりもずっと癒されている
力いっぱい誰かを抱きしめたり
思いっきり声を張り上げて反抗したり
そういうのをしたのも 知ったのも そういえば「脹相」のおかげだったな
しみじみしながらも そういや俺には成長痛なんかなかったって思うとちょっと負けた気持ちになった - 18二次元好きの匿名さん26/05/10 20:42:06
思いっきり声を張り上げて反抗したりって「真面目にやってくんねーかなぁ!?」をカウントしてる…?がっつり殺されかけた敵側から寝返ったばかりの頃のを反抗にカウントするなんて真面目だな
- 19126/05/10 21:40:54
五条「ゆ、う、じ~~」
悠仁「びびった。仕事どしたん」
五条「いやー、あの子がさ。家庭訪問のプリント出さないからまた無駄に悩んでんじゃないかなって」
悠仁「家庭訪問?三者面談じゃなくて」
五条「三者面談無理なら家庭訪問でいいんだよーって言ったんだけど。余計に悩ませちゃったかな」
悠仁「いや、俺が悪いと思うしコレは……ごめん」
五条「んふふ、じゃあ虎杖さん。あの子の数学の成績についてお話があるんですけどね」
悠仁「今やんの!?せめて家の中にして!」
(真面目に成績についてのお話)
悠仁「先生さぁ……ちゃんと先生だったんだな」
五条「悠仁くーん????」
悠仁「いやあの、まだアイツの話と先生が繋がらなくて!!」
五条「悠仁さ、ちょっと遠慮しちゃってんじゃない?あの子どんどん大きくなってきてるし」
悠仁「そう、かな」
五条「いい具合に、前世と切り離してみな。あの子は脹相だけど、やり直しじゃなくて初体験なんだよ悠仁」
悠仁「初体験……」
五条「前にあれをしてやれなかった、あんな対応をしてしまった、じゃなくてさ、それは思い出にしちゃうの」
悠仁「思い出に?」
五条「今でも後悔してるなら、それをやらなきゃいいだけ。今の悠仁は、あの時とは全然違うように見えるよ」
悠仁「……先生」
五条「あの子なら逆に悠仁が甘えてみると喜ぶんじゃない?」
五条「後悔ばっかりじゃなくて、嬉しかったことや楽しかったこと思い出してみな!」
五条「先生からの実体験のこもったアドバイス!んじゃ、家庭訪問終了!」 - 20126/05/10 22:52:38
伏黒「先生、開かずの百葉箱って知ってますか」
五条「なにそれウケる」
伏黒「内容話す前にウケるのやめてください。アンタの学校の百葉箱ですよ」
五条「あぁ、アレのこと?しょうがないじゃん中身が中身でしょ」
伏黒「こっちの学校でも噂になってますよ。放置でいいんですか」
五条「うーんそうだね。俺としてもなんとかしたいんだけど、ほら今俺って俺じゃない?」
伏黒「……やっぱ俺がそっちに行けばよかったんじゃ」
五条「ばーか。折角両親揃ってんだから、家から近い中学選べっつの」
釘崎「私抜きで何話し進めてんのよ、男ども」
五条「おっはー野薔薇。あ、やべ僕僕僕僕僕僕」
釘崎「今更俺でもどうでもいいわよ。一人称くらい好きにしたら?」
伏黒「こういう所頑固なんだよ。前世でもそうだった」
五条「先生らしさは一人称からなんだよ二人とも!」
釘崎「で?ウチの開かずの百葉箱だって?」
伏黒「聞いてたんじゃねぇか」
釘崎「アレってあえて放置してんじゃないの?あっちこっち移動してるし。ごじょせん無理させらんないじゃない」
五条「あら優しい。でもね、多分そろそろなんじゃないかなーって」
釘崎「そろそろ?」
五条「溜まってるものがパーンて割れるのが、ね。オカ研からは資料抜き取って、事情を知ってる子には口止めしたけどさ」
伏黒「その程度で止まりますか?」
五条「その状況でもなお調べようとするなら、ちょっとその子に問題ありかもって話」
伏黒「……いつでも動けるように、親父に言っときます」
釘崎「あたしそろそろ部活の大会なんだけど」
五条「青春はしっかり謳歌しな!恵もね!自分の学校で友達出来た?!葵と仲良くしてる!?」
伏黒「嫌なこと思い出させないでください」
釘崎「あー、あたしこっちでよかったわ」 - 21二次元好きの匿名さん26/05/10 23:13:31
東堂もいるのか…
- 22二次元好きの匿名さん26/05/10 23:50:33
伏黒が親父って言ってるからもしかしたら
- 23126/05/11 00:03:26
正直な所 初対面の印象は最っっっっっっっっっっっっっ悪だった
人間だか呪霊だかも分からない やる気があるのかないのかもわからない
それなのに的確に人間を殺す術を使って邪魔をしてくるんだから ムカつくなんてもんじゃない
しかもその術が見覚えのある赤血操術
見覚えがある上に術式の汎用性まで知ってるもんだから下手に相手をしたら面倒ってのはわかった
丁度学生の中にも同じ術式の子が居たから 余計にその面倒さは肌身にしみてた
絶対に祓ってやる
その思いを抱えながら眠りにつき目が覚めて
最初にそいつを見つけた時にはまー驚いた驚いた
落ち着いた気配
使命を背負ったような表情
教え子たちとの親しげな様子
何より本人から 九十九さんと話したという内容を聞いた
彼がなんで呪霊側を選んでいたのか あの時にしていたことの意味を知ったのはいつか
九十九由基と天元と共に過ごした時間
虎杖悠仁という存在
今にも泣きそうな表情を必死に引き締めて 鼻の頭を真っ赤にして口をへの字にしているのを見て 笑っちゃった
結局話しが出来たのは一ヶ月のうちの何時間あったかも分からないくらいだけど 二人の姿を見るのは好きだった
悠仁が元気そうでよかったって 悠仁がヒトリじゃなくてよかったって
凄く 凄く 思ったんだ
元気で明るくて真っ直ぐで でもいつだって何かを背負っていた悠仁
悠仁に彼が居てよかったっていう気持ちは そういえば結局言えなかったんだよね
ひとりは嫌だよ さみしいよ
だから僕は 今度こそって思ってる んだけどね - 24126/05/11 00:16:16
「先生、じいちゃんに会ってたの?」
五条「あぁ。会ったよーほぼ偶然みたいなものだけどね」
「……なんの話をした?」
五条「君の進路の話とかかな。いい子だよって話とか、成績のこととかね」
「……じいちゃん、なんか言ってた?」
五条「どうしてそう思うの」
「……もーすぐ引っ越しかなって、思って。行く先わからないから、高校決められない」
五条「……あー」
ドクン……
それは問題だよねぇ としか言えなくて制服の裾をぎゅうと握り締めている子どもの頭頂部を見る
これからグングン身長が伸びるんだろうなっていうのが分かる 不自然な歩き方
きっと声も低くなって それをあの子は嬉しそうに見守りたいんだろうなって思ってる
わかるよ だって俺だって恵の靴のサイズが1つ大きくなるだけで靴屋丸ごと買い占めそうだったし
身長が少し伸びるだけで家の柱をちょっと削った
五条「ねぇ、君オカルト研究部だよね」
「?うん」
五条「じゃあ、開かずの百葉箱って知ってる?」
「知ってる。先輩が教えてくれた……なんか、絶対開かない百葉箱が、どっかにあるって話」
五条「その百葉箱ね、本当にあるんだよ」
「えっ」
五条「気分転換に探してみてごらん。君の、覚悟が決まったらね」
「…………覚悟?」
ドクン、ドク……
五条「大丈夫。先生は、お前たちが何をしてもお前たちの味方だよ」
(今日はここまで) - 25二次元好きの匿名さん26/05/11 00:33:29
この百葉箱の選択で展開がどう分岐してたんだろうな
続き楽しみ - 26二次元好きの匿名さん26/05/11 00:51:35
どんどんクライマックスに近づいてる…
- 27二次元好きの匿名さん26/05/11 06:33:09
もしかして、担任が話題に出した直後に百葉箱を探してたら被害が小さかったとか
流石に何の用意もなく話題に出すとは考えにくいから、近くにじいちゃんや恵の父がいて対応できる状況だったから話したのかも - 28二次元好きの匿名さん26/05/11 15:43:30
保守
- 29126/05/11 17:32:32
先生と再会してから 俺は色々と考えることが多くなった
と思う
考えることは決してネガティブなことじゃなくって ポジティブなことは多い
宿儺にも前から言われてたんだ「囚われすぎだ」って
宿儺本人に言われて爆笑した後プロレス技の掛け合いになったけども あれは俺達の転機のひとつだったと思う
「脹相」は「お前が幸せなら俺も幸せだ」なんてことを言ってた
お前がやりたいことを俺は全力で応援する とかそういうこと
でもそれって脹相の幸せだったんだろうかっていつも思う
脹相が帰ってきてから その思いはより強くなった
今度こそ脹相には幸せになって欲しい
150年閉じ込められて やっと出てきたと思ったらほんの数ヶ月しか生きられなかった脹相
今度は 今度こそ アイツがやりたいようにして欲しい
でも今俺は アイツにそれをしてあげられているんだろうか
って今まで考えてたんだけど 発想を逆転させる事に気付いて俺は少し楽になった気がする
甘えてみちゃえばいいじゃない なんて先生は言った
俺は今まで自分が甘えるとかそういう考えは一切なかった
最初の頃はあったかもだけど こう長く生きていると自分の幸せなんか見えなくなってきちまうもんだ
だから 俺は思った 俺がしたいことを脹相とやろう
あの時宿儺と一緒にしたように 一緒にやりたい事を
問題はそれをいつ脹相に言うかだ
脹相は年頃だからか それとも部活が楽しいのか ここ数日考え込んでることが多い
まぁそれも青春か
ぼんやり考え込んでる脹相を 今日のところはそっとしておいてやることにした
ドクン ドクン…… - 30二次元好きの匿名さん26/05/11 17:40:23
「君の、覚悟が決まったらね」って脹相にタイミングを委ねる語りかけ方だしタイミングは関係ないんじゃないかな?
- 31126/05/11 17:50:27
その日も 脹相は何かを考えるようにぼんやりとしていた
ついに脹相も厨二病に目覚めたか? 成長したな……
とはいえ時間も時間だ 成長痛を治すのには成長ホルモンの活性化も促さないといけない
春が近いとはいえ夜はまだ寒い いくら体温調節が容易なアイツでも そろそろ寝かさないとな
悠仁「おい、いつまで起きてる。早く寝ろ」
脹相「じいちゃん……あのさ」
悠仁「なんだ」
脹相「……うぅん。なんでもない。おやすみなさい」
悠仁「あぁ、おやすみ」
……なんだ? 今何をいいかけてやめたんだ?
何となく 俺に気を使って言うのをやめたとかそういうものではない 気はする
何かを抱え込んでいるのとも違うような気がするが そうなると俺には皆目検討もつかない
オカ研に誘ってくれたっていう先輩が卒業しちまうのがさみしいのかな?
そればっかりは 俺には何もしてやれない
俺は部屋に戻ると ちゃぶ台に広げている住宅情報誌をまた手に取った
引っ越しはする
が 建物だけのつもりだ
脹相が行きたい高校に合格したら もうちょっといい家を探して住んでもいいだろって思って
何しろこの家は築50年は越えてるボロ家で賃貸
家を現金一括で買う金くらいは持ってるんだから そろそろいいのかもしれない
きっと今なら それが出来る気がするんだ - 32126/05/11 21:35:31
『今日、ちょっと帰りが遅くなる』
脹相から来たそんなメッセージに 何となく嫌な予感がした
脹相は部活をやってるからもちろん帰りが遅くなることもたまにある
それでも17時には家に戻ってくることがほとんどだし どうしても17時を過ぎる時には明確な理由を書いてきてた
なのに今日はそれがない
ただでさえ卒業式の予行練習の日で 元々帰りもそんな遅くないはずなのに
脹相が何かやらかす なんてことは心配してない
そんな事をやらかす子じゃないのはもうわかってる
なのに どうしてこんなにも胸がざわざわするんだろうか
ただの心配のしすぎか?
チラリと ちゃぶ台の上の住宅情報誌に視線を向ける
先生に進路指導の予定日とか春休みの時期を聞いて
覚悟して
いい加減ちゃんと話をしようと思っていたのに
ドクン────
「──────……!!」
なのになんでこう うまくいかないんだ!
呪霊の気配だ それもかなり強めのヤツ
覚えのある 嫌な気配だ
俺は玄関から出るのも惜しくなって 窓から呪霊の気配の方へ飛び出した - 33126/05/11 21:54:30
五条「……ん?これは……」
「どうかなさいましたか。五条先生」
五条「いえその……うっ!胸が!いつもの発作でお腹が痛くて!」
「む、胸?お腹!?」
五条「すみません、ちょっと保健室に行っても?」
釘崎「きょーとーせんせー!私付き添いまーす!」
「そ、そうか?じゃあ……あ!もう居ない!体調不良はっ!?」
釘崎「ちょっとごじょせん。この感じ……」
五条「間違いない、呪霊だよ。それも結構凝縮されてる感じだ」
釘崎「帳……帳はっ」
五条「できればピンポイントで張りたい。野薔薇、通報頼んでいい?」
釘崎「あたぼーよ!荷物持ったら合流するわっ」
五条「百葉箱……今はどこに居る?」
五条(「両面宿儺の指が封印されていた」という恐怖から生まれてしまった呪霊──時間が過ぎれば強くなると思って制御してきたけど……)
五条「あれ……脹相?なんで朝礼台になんか……」
脹相「お、おーい!こっちの百葉箱、ちょっと見て……みよう……」
五条「…………やばっ!」
まだ夕方にもなってないはずの時間帯
それでも即座に落とした帳の色が端っこの赤と藍色と混ざりあって 黒になり始めていて
その赤がとても 綺麗に見えた - 34二次元好きの匿名さん26/05/11 21:56:48
こっち視点での緊迫感もすごく良いな…
- 35二次元好きの匿名さん26/05/11 21:58:16
野薔薇が出てくるたびに野薔薇で好き
- 36126/05/11 23:06:56
チリチリと 皮膚に呪霊の気配が刺さる
懐かしい気配だった まるでかつての──俺が目覚めたあの時代のような
目指す先は脹相の中学だ
帳が降りてるから間違いない あれはきっと先生の帳だ
何かあった
何があった
うなじがチリチリして 額にじわりと汗が滲む
今までの死と 目の前の死 何が違うっ!?
「脹相……!!なんで……!!」
いやだ と胸の中で駄々をこねる
目の前で死なれるのも嫌だし アイツを失うのもそもそも嫌だ
あの学校には先生も居る
今の先生は────
空気の面をとらえるのはどうしても苦手だったのに
今は転びかけるのも 落ちかけるのも気にならない
なぁ あの戦いでの死は「正しい死」だったのかな
今回のことでお前に何かあったら それは「間違った死」なのかな
俺はどっちも嫌だし どっちもさみしいのに
呪術師として助けるのと 俺の身内を俺のエゴで助けるのとは
何が、違う? - 37126/05/11 23:15:47
「なんも違わねぇだろ!!俺がやりたいからやるだけだ!!」
靴の裏に圧縮した百斂を思いっきり練り上げて 穿血を飛ばす要領で
跳ぶ
跳ぶ
跳ぶ
全身を叩く空気の壁も 頬の冷たさも どうでもよかった
目の前の壁をぶち破るために体勢をひねって 穿血が付着したままの足裏に呪力を追加する
まるで呼ばれているようだった
こっちだ こちらへ来いと
血が 呼んでるみたいで
ガシャンッ────
閉じられた窓から飛び込むのと 俺の足の裏に呪霊のぐにゃりとした感触がぶち当たるのは ほぼ同時
両手を拝むように重ねていた脹相と一瞬目が合って
脹相の唇が俺の名前を呼ぶために動いたのがわかった - 38126/05/11 23:28:55
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
学校を覆う僕の帳を威嚇するみたいに 学校の裏山に帳が降りる
帳同士がこんなに近くに展開されるなんて よっぽどのことがなきゃありはしない
理由は1個だけだ 奥をあっちの帳の中に入れたくないから
つまりアイツは 僕をここに閉じ込めたいってこと!
脹相を探して学校内を走ってると段々胸が苦しくなってくるけれど それでも走る
帳が降りたせいか それとも百葉箱が破裂したからか 校内に小さい呪霊がワラワラわいてくる
この程度の呪霊は放置しておいても勝手に消えていく程度のものだ
蠅頭にも満たない ただの浮遊霊みたいなもの
「邪魔!」
それが百葉箱の呪力に引き摺りあげられていくのが分かる
目がズキズキして 息が苦しい
そりゃあそうだ 今の時代の人間には呪力なんてものは存在しなくって本来僕たちも例外じゃない
そんな理を破って「戻ってきた」僕たちは元々の呪力よりもずっと弱い力しか無かったり
僕みたいにこうして 高い呪力の反動を肉体に受ける
僕が生きているうちに百葉箱が破裂してよかったという気持ちとここで死んだら悔いが残るって気持ちと
結局口から出てくる言葉は「クソが」だ
死にたくないんじゃない やり残したことがあるだけ
まだアイツを 見つけてないから
目の前に出現した廊下一面を埋め尽くす呪霊に舌打ちが出る
帳を壊すために体力を残しておくか こいつをすぐに倒して脹相を探すか……
「頭を下げて、悟」
青い色が 弾けたかと思った - 39126/05/11 23:33:04
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「いやぁー間に合ってよかったよかった。今の僕だと割れなくてねぇ、帳」
「俺ももうちょい気にしてりゃよかったよ。サンキュな、先生」
「なんのなんの」
笑いながら親指を立てる先生は そう言って正門の方に歩いていった
正門の方には救急車とかパトカーとかがいっぱい来てて
でも理由は俺たちには教えてもらえなかった
呆然とした表情のまま俺の腕にしがみついている脹相は 少し視線をウロつかせてから俺を見上げる
「……何が、あったんだ。今まで」
「……うーん。何から説明しようか」
気を付けてたんだけどな と言うと 脹相が少し辛そうな顔をした
その顔の中心には 鼻の上を横に走るようなアザが浮いている
今までは浮いていなかったそれに触れると 脹相も自分の顔を撫でた
「浮いてきちゃったな。やっぱ、思い出すとだめなんだ」
「……スティグマ、だったか」
「何それ」
「アイツが言っていた。運命に導かれた時、身体に浮いてくるアザがあるのだと」
「……お前がよく言ってた子か」
裏山の方を見ると そこにはブルーシートが広げられ 先生がそのブルーシートの中に入っていく
すでに保護者がざわざわと集まってきていて 悲痛な泣き声も聞こえてきた
ほんの少し違っていたら脹相もあそこに居たのだろう
もしかしたら先生 とかも
「やぁ、虎杖くん」 - 40126/05/11 23:39:08
今では隠してる名前を呼ばれて振り返ると そこにはなんか あんまり見たくない見覚えのある顔があった
でも額に縫い目はなくて 脹相とは違う学生服を着ている
脹相も一瞬警戒していたが この人の背後に居る姿に目を丸くしてから俺の腕を離して距離をとった
「いーたーどーりー……見つけたわよ!!」
「え!?釘崎っ!?に、伏黒ぉ!?」
「先生には聞いてたが……やっと正面から顔を見れたな」
伏黒は隣に立ってる人と同じ制服で 釘崎は脹相と同じ学校の女子制服だ
え?なんで?と混乱する俺を【夏油傑】が笑う
何となく複雑な気持ちで 今の段階でニョキニョキデカいその人を見る
「心配しないでくれ。私の方は君たちに特別な執着とかはもうないよ。今はただの人間だからね」
「ただの人間が拳で呪霊祓ったりしないっつーのよ」
「私の場合、一度死んで生き返ってるどころじゃないからね。もう達観してるのさ」
達観すると拳で呪霊祓えるようになんのか……?
伏黒のツッコミに笑ってしまいそうになりつつ 俺は脹相の背中を押して前に出した
釘崎は多分 脹相のことは知っていたんだろう
でも脹相は今 NowLoading って感じだ
目がキョロキョロしていて混乱中
ま、主に夏油さんのせいなんだろうけど - 41126/05/11 23:53:18
脹相「ゆ、悠仁……」
悠仁「ん?どした?大丈夫か?」
脹相「……向こうの百葉箱の方に友人が行ったんだが、大丈夫だろうか」
釘崎「あ、現実逃避したわねコイツ」
伏黒「まぁそうもなるだろ。俺だってなんでこの人がいるのか分かってないし」
夏油「あっはっは」
五条「あ、みんなまだお集まり~?」
脹相「せんせ せん 五条……ごじょ……」
五条「NowLoadingだねぇー」
夏油「こればかりは仕方ないよ。過去と今のすり合わせ中なんだ」
悠仁「先生、今脹相が裏山の方には他の生徒が行ったって言ってたんだけど」
五条「あー、大丈夫大丈夫。片方が呪霊に乗っ取られてただけで死んではないから」
釘崎「いやそれ重大事でしょ!!大丈夫大丈夫じゃないわよ!!」
伏黒「乗っ取られてたって大丈夫なんですかそれ」
五条「叱られちゃった」
悠仁「ちゃんと説明してぇ?」
夏油「悟」
五条「ちぇ、はーい」
その前にちょっと座っていい?と言われて 俺達はやっと先生の顔色が悪いことに気がついた - 42126/05/12 00:09:39
「なぁ、ビー玉、食べた?」
みんなで場所を移動する時に こっそりと脹相に聞く
脹相が集めていたビー玉が呪力の塊だってことには 一応気付いてはいた
脹相の中の「呪霊」の部分の呪力が漏れ出してビー玉になって落ちていたんだ
なんであの形だったのかは まぁ 百斂の形だからなのかな
あれをもし食べてたら 脹相の身体の呪力と馴染んで術式になってしまっているかもしれない
「小学校の時に、小瓶にビー玉を入れたことがあったろう」
「あったなぁ。ティッシュちぎって」
「あの時実は、1個飲んだ。やけに美味しそうに見えててな」
「嘘だろ!」
「だから……俺は避けたのかもしれない。だから、今、生きている、のかな」
脹相の顔がぎゅうと歪んで俺は後ろを振り向いた
未だに張られたままのブルーシート 未だに状況が分からない裏山の状況
伏黒がこっちを見ているけれど 脹相が動くまで動かないでじっと待った
ゆっくりゆっくり 受け入れればいい
「悠仁……忘れていてすまなかった」
「俺は忘れててほしかったんよ」
「教えてくれるか。今までの俺が、視ていたものを」
「……いいよ」
脹相は段々と見える世界が変わっていくことだろう
ようやっと 本当の意味で「脹相」が新しい人生を始める瞬間なのかもしれない
「最初は……そうだな。脹相を見つけた時の話をしようか」 - 43126/05/12 00:13:12
(一応本編はここまでですがうっかり伏黒・釘崎のセリフをミスっちゃいましたすみません。悠仁は事前に伏黒・釘崎とはメッセはしてますが会ってなかっただけです)
この先は「じいちゃんとおれ」以降のお話になります。
解答しつつキャラ視点だったせいでわかってない部分を話してくれる人が居るので「ここはどうなってた?」等質問あれば是非お願いします。 - 44126/05/12 00:26:25
五条「百葉箱なんだけどね、あれは両面宿儺の指が百葉箱に入ってたって都市伝説から発生しちゃったやつなんだよね」
悠仁「マジかよ」
伏黒「俺のせいですか?!」
五条「違うよー。まぁ事情を知ってるどこぞの呪術師が噂として流しちゃったのかもしれないけどね」
朝礼台に座って 五条は過去を思い出すように話しだした
呪霊というものは人の思念や怨念から発生するもの 都市伝説や伝承から発生するものも居る
両面宿儺という名前は虎杖たちの世代からすれば「忌み名」のようなものでもある
日本中に放送され 配信され 皆が恐怖の名として刻んだ名前
その「はじまり」である宿儺の指が百葉箱の中に入っていたという事実は 高専側の人間であればある程度は知っている
ただでさえ学校という立地
そこに恐怖種が撒かれれば 徐々に徐々に大きくなっていくのもまた当然の話だ
五条は「戻ってきて」からその監視のために動いていたのだと言う
五条「でっかいのは定期的に悠仁が祓ってくれてんなってのは分かってたからねー。僕は定点観察」
伏黒「……さっき運ばれてった生徒は?」
五条「言ったでしょ、生きてるよ。一人は多分、脹相を招き入れるエサにされたんだろうね」
脹相「……何故俺を」
五条「呪力を持ってるのに呪力をガード出来る気配がないのが君だけだったから」
脹相は釘崎と伏黒を見て、夏油を見て「うっ」と頭を抱えた
まだ思い出したばかりの脹相にとっては ちょっとばかり刺さる一言だったのだろう - 45二次元好きの匿名さん26/05/12 00:26:47
仮に百葉箱開けてたらどうなってたんだろう
- 46126/05/12 00:34:04
悠仁「……もし脹相が百葉箱を開けてたらどうなってたんだ?」
五条「うーん。脹相が術式を使えてたら抵抗出来たかもね。でも使えないなら」
ぱっくんちょ、と手で影絵を作るようにパクッとさせながら、五条は笑った。
笑い事じゃねーよ!と叫んだのは釘崎だ
彼女としても 一応は同じ学校の生徒だ 知らないうちに消えていたとしたら気持ちの良いものではないだろう
だがあの百葉箱に居た呪霊は「学校」という立地に引き寄せられてきた呪霊が固まって「両面宿儺」のネームバリューでもって力を増した存在だ
術式に覚醒もしていない今の脹相が抵抗しようとしても難しかっただろう
釘崎「つーか、そもそもなんでここに今大集合してんのよ。特にこの前髪」
夏油「夏油傑だよ。よろしく」
釘崎「伏黒ぉ!同チューで気付いてなかったワケ!?」
伏黒「……気付いてなかった」
夏油「私は気付いていたよ。休み時間には本を読んでるか寝てるか不良をしばいてる伏黒恵くん」
五条「恵?」
悠仁「お前また」
知られたくなかったことに 伏黒がサッと視線を外した - 47126/05/12 00:48:33
五条「宿儺も言ってたけど、今の時代にみんなが集まってきてるのは、多分そういう時期だからだろうね」
悠仁「待って、宿儺とも連絡とってんの?」
五条「アイツから連絡してきたんだもん。お前のことよろしくって」
釘崎「かーちゃんかよ」
伏黒「そういう時期って、なんですか」
五条「恵たちには前にも言ったよね、幽霊の寿命の話。あれでどんどんと消えていくのを取り込んで、さっきみたいなデカい呪霊になんの」
悠仁「……結構呪霊、始末してたと思ったんだけどな」
五条「そのおかげで生息域が狭まってってんだよ。今どんどん特定されて追い詰められてるよ、悠仁」
夏油「今、我々以外の術師も動いているからね」
悠仁「マジんが~~??????知らんかったけど!」
五条「悠仁は、自分から顔を出すまでほっといたげようかなって思って」
にっこりと笑う五条に虎杖は苦笑するしかなかった
脹相と出会う前も出会ってからも 虎杖はあまり人と関わってこなかった
色々と頼られるのも面倒だったし「虎杖悠仁」をみんなが忘れてくれることが本当の平和だと思っていて
それがまさかこんなふうに廻り廻るとは
少しばかり恥ずかしくなってくるけれど そんな感情すらも今「思い出した」気持ちになってくる
それと同時になんとなく虎杖は 凄く安心しているのも自覚していた
なんだか凄く 久し振りな空気だ
けど
脹相「……五条、先生。アイツは……あの腕の包帯と痛みとかはもしかして呪霊の!?」
五条「あ、それはあの子のこの時期独特の病気だから関係ない」
そっか……じゃあまだスティグマは痛むのか……
しょんぼりする脹相に 事情が分かる虎杖と釘崎が同時に吹き出した - 48二次元好きの匿名さん26/05/12 00:54:55
ずっと真剣に心配しててなごむ
- 49126/05/12 00:57:24
五条「正直ねぇ、僕もここまで集まってるとは思ってなかったんだよね。特にコイツ」
夏油「こら悟。人を指さしてはいけないよ」
五条「るっさいな。生きてるならもっと早く会いに来いっつの」
夏油「中学生に無茶を言うなぁ」
五条「ゴホン とにかくね、悠仁。向こう100年は退屈しないよ?」
悠仁「……は?」
釘崎「そーいやそうね。まだまだ産まれてくるヤツ居るかもしれないし」
伏黒「流石に全員戻ってきてるかはわかりませんしね。探せば居るのかも」
五条「そうそう。僕たちが戻ってくるまでは暇だったかもだけど、これから先は忙しいよー?」
脹相「…………! 悠仁」
脹相が嬉しそうに虎杖を見上げる
今まで脹相は 虎杖を一人にしないよう 孤独にしないようにと思って生きてきた
一人にしたくない 悲しませたくない さみしくさせたくない
そんな気持ちを 虎杖もまた脹相に向けて抱いていたのだ
でも そうなのか
これからは 彼らは2人きりではない
悠仁「……ははっ。あはははっ そっかそっか!マジじゃん!」
釘崎「この時代のテーマパーク制覇するわよ!あんた金あるんでしょ!」
伏黒「たかるなよ」
五条「そうそう。やることいっぱい!」
悠仁「だってよ、脹相!お前も一緒だからな!」
脹相「………………あぁ、わかった!俺はお兄ちゃんだからなっ」 - 50126/05/12 01:01:09
悠仁「ってことなんだけどさ、俺もうちょい呪物になるのやめるわ」
宿儺『そうか。一生お前の家の近くには行かんと決めた』
悠仁「俺の報告は!?」
宿儺『寿命など、どうせ貴様はどうとでも出来るだろう。小僧』
悠仁「宿儺は俺のことなんだと思ってんの?」
宿儺『あと10年か20年か……それ以降は誤差だ。精々大勢に看取られて逝け』
悠仁「の、呪い~~~」
宿儺『今回の貴様は、看取ることも看取られることも出来るだろう。盛大な葬式プランでもたてておくんだな』
悠仁「やっべ金ためとかなきゃ………………へへ」
宿儺『なんだ気色悪い』
悠仁「宿儺、あんがとな。またそっち行くから」
宿儺『……五条悟たちは連れてくるなよ』
悠仁「ツンデレ?」
宿儺『違う』
【終】 - 51126/05/12 01:02:55
本編終了&今日はここまでです。お付き合いありがとうございました!
あとはスレが落ちるまで「虎杖悠仁の育児ダイアリー」を書きたいです
中学に入ってからとかは結構シリアスだったので制服を買いに行く兄弟とか倭助じいちゃんを思い出す悠仁とかなんかその辺を - 52二次元好きの匿名さん26/05/12 01:03:18
完結ありがとう
向こう半年はここ読み返して元気もらう - 53126/05/12 01:13:56
- 54二次元好きの匿名さん26/05/12 01:48:53
個人的には脹相が「脹相」になってからのお話をもっと読みたいなあ
- 55126/05/12 05:55:46
- 56二次元好きの匿名さん26/05/12 06:06:00
- 57二次元好きの匿名さん26/05/12 06:07:36
地雷なんてとんでもない!!
じいちゃんの育児日記をメインで考えてたので「そういえばそうじゃん。その先があるじゃん」と思いまして
めちゃくちゃ書きたくなってワクワクしています
もうちょっとだけお付き合い下さいっ
- 58二次元好きの匿名さん26/05/12 08:44:33
保守
- 59二次元好きの匿名さん26/05/12 16:50:55
⭐︎
- 60126/05/12 21:28:50
少年は 目覚めたときに自分が異世界にでも転生したのだろうかと真剣に考えた
結構昔に流行った概念──死亡した後に異世界へと転生し勇者になる物語
そうか 自分はそのために生きていて そのために存在していたのだと感動に打ち震え 真っ白な天井を見て咽び泣く
「あ、目が覚めたかな?」
しかも視界に入ってきたのは美しい真っ白な髪に澄み渡るような青い瞳の美しい存在────担任の五条先生だった
友人「んだよおおおおおもおおおおおおおお!!」
五条「おぉ、元気元気。それだけ元気ならもう大丈夫そうだね」
友人「先生頼む!俺は異世界に転生したって言って!」
五条「うーん先生は嘘つけないんだよねー。おーい入っといでー」
何故か車椅子に乗っている長身の教師は なんとも無慈悲に少年の希望を切り捨てて病室の外に声をかける
すると ひょこひょこと見慣れた顔が2つ頭を出した 一緒に百葉箱を探しに行ったクラスメイトだ
あぁそういえば俺は開かずの百葉箱を探しに行ったのだっけ どうしてか凄く探さないといけないと思って 今日しかないとどうしてか思って それで……
友人 「なんでお前にだけ聖痕が刻まれているんだ……!」
脹相 「これはスティグマとやらじゃないらしいが」
同級生「腕骨折してなかったらぶん殴ってやるのに」
ギプスで殴られるの結構痛いよと無慈悲に言う教師に、オッケー先生、とAIに対する返答のように言って、同級生が右手のギプスでぽかりと殴る同級生
どうやら百葉箱を開けようとして腕がぐにゃぐにゃになったらしいが動くようにはなるらしい
聖痕を刻まれた友人と 百葉箱に害された友人 そして意識がなかった自分……
友人 「やはり俺たちは選ばれたのでは?」
脹相 「はい解散」
同級生「先生おつかれさまーっす」
五条 「ばいばーい」
友人 「待って!もうちょっと側にいてえええええ!!!」 - 61二次元好きの匿名さん26/05/12 21:32:30
テンション高いなオリキャラ厨二くん
- 62二次元好きの匿名さん26/05/12 21:44:05
微笑ましいな
お兄ちゃんの喋り方とか変わってるのにお友達は気づいてるのかな
それでも前とおんなじノリで脹相がお友達とつるめてて嬉しい
みんな無事そうで良かったけど五条先生大丈夫かな... - 63126/05/12 21:59:03
悠仁「なぁ釘崎……俺やっぱ、不安なんだけど……」
釘崎「今更なにを不安がってんのよ。変なこと言ったらボコるわよ」
悠仁「い、いやだって!中学生の集団の中に大人一人って変じゃね?犯罪とか思われね?」
伏黒「言う程お前大人じゃないぞ」
悠仁「あれ、馬鹿にされてる……?」
釘崎「ごじょせんと3人でウロついてたりしたし、平気じゃないの?保護者って感じで」
夏油「……まぁでも、悟は悟だからって所はあるよね」ボソッ
伏黒「それは……」
釘崎「そうなのよね……」
悠仁「やはり顔……?顔がすべてを解決する……?」ガクブル
脹相「悠仁は格好いいぞ!!五条悟に負けるとも劣らぬ男前だ!!」
悠仁「脹相……!」ジーン
釘崎「うわ出た虎杖全肯定マシーン」
脹相「悠仁はいつだって格好いいぞ!!川遊びに行った時に滑って転んだ俺と裏梅を助けようとして一人だけ流され宿儺に助けられた時だって──」
悠仁「脹相。脹相それは違う!!そこまで!!ステイ!!」
夏油「ふふっ(笑)」
伏黒「楽しい思い出だな(笑)」
釘崎「いいじゃん(笑)」
悠仁「(笑)やめてくんね??」
脹相「じいちゃんはかっこいいのに……」
悠仁「わかったわかった。ありがとな」ナデナデ - 64二次元好きの匿名さん26/05/12 22:51:07
お友だち無事でほんとよかった
虎杖も男前だよ!だけどどこか締まらないかんじがほほえましくていいと思うよ - 65126/05/13 00:16:25
脹相「……」
釘崎「……」
脹相「…………」
釘崎「……なによ」
脹相「もう少し待ってくれ……言葉が上手く出てこない」
釘崎「まだ前世との記憶の整合性とれてないわけ?」
脹相「逆だ。出来てきつつあるから、何を話せばいいか分からない」
釘崎「…………!」
脹相「すまなかった、と、言いたくて」
釘崎「……なんでアンタが謝んのよ。私も謝んないけど」
脹相「それはそうだろう。おれが、呪霊側を選ばなければ、壊相も血塗も、お前たちと戦わずにすんだんだ」
釘崎「はぁ?」
脹相「おれが選んだんだ……だからお前たちが戦うことになった。すま 」
釘崎「フンッ!!!」ピコーーンッ!!
脹相「ピコハンッ!!」ピコーーッ
釘崎「あのねぇ!私は謝る気もないけど、謝られる気もないの!!舐めんな!!」
脹相「い、いや舐めては……」
釘崎「アレは事故よ事故!アンタだって死なせたくて送り出したわけじゃないでしょうが!」
脹相「…………!」
釘崎「私だって殺したくて殺したんじゃない!だから事故!!いいわね!!」
脹相「……そう、だな……あぁ……そうだ……あれは、事故だ……」
脹相「ありがとう……釘崎先輩」
釘崎「ふん。野薔薇様と呼んでいいのよ」
脹相「それは変な噂が流れそうなんでちょっと」
釘崎「いきなり後輩モードになんないでよ私が恥ずかしいでしょっ」
(今日はここまで) - 66二次元好きの匿名さん26/05/13 08:06:38
ピコハン持ち歩いてる野薔薇先輩かわいいね
- 67126/05/13 14:06:58
(こんな事で保守したくなかったのですが、宣伝スレへの持ち出しは御遠慮ください)