高市首相、文春報道に国会で反論「秘書を信じる」森裕子議員「捏造なら捏造と言って」【やりとり全文】
昨年の自民党総裁選と今年の衆院選をめぐり、高市早苗首相の陣営が、対立候補や野党候補者への“誹謗中傷動画”をSNSで大量拡散していた──。そんな衝撃的な疑惑を報じた週刊文春の記事が、国会論戦に発展した。 【実際の映像】これはひどい…「支持率下げてやる」発言に批判集中 5月11日の参院決算委員会では、立憲民主党の森裕子議員が、「進次郎は無能」と題した動画の存在や、秘書と動画制作者との具体的なやり取りが報じられている点を挙げ、「民主主義の根幹である選挙の公正性に関わる問題だ」とただした。 これに対し、高市早苗首相は「秘書に直接確認した」と説明したうえで、「週刊誌の記事を信じるか、長年そばで見てきた秘書を信じるかと言われれば、私は秘書を信じる」と述べ、陣営ぐるみの関与を全面否定した。 一方、森氏は、LINEやシグナルでのやり取りやショートメッセージの画像まで公開されていることに触れ、「もし事実なら大変なことになる。権力の正当性そのものが問われる」と指摘。委員会では、文春報道の信ぴょう性と、選挙とSNSの関係をめぐって緊張感のある応酬が続いた。 以下、森氏と高市首相の主なやり取り全文を掲載する。
●誹謗中傷動画で世論操作?文春報道を取り上げ
森議員:先週の参議院本会議でも、我が党の小島智子議員から質問いたしました週刊文春の報道について。先の自民党総裁選、そして衆議院選挙において、高市総理陣営が対立候補や中道改革連合の候補に対して、SNSを使って大量の誹謗中傷動画を拡散して世論操作をしたのではないか、という問題について質問をさせていただきたいと思います。 報告を地元から受けたということですけども、公設第1秘書の木下氏から直接聞き取られたんでしょうか。 高市首相:直接聞き取りました。 森議員:ということは、この方、例のサナエトークンの開発者の1人でもあるということですけれども、この報道されております高市さんの公設第1秘書から頼まれて大量の動画を作成し、そして拡散したという松井氏という方ですけれども、その方と木下氏は何も面識がない、ということでよろしいんですか。 高市首相:まず委員がおっしゃったサナエトークンの開発者が、私どもの秘書であるということはありえません。 それから私自身が週刊誌の記事一つ一つを読むことにしてませんが、通告がございましたので、お尋ねの件については、事務所の秘書に電話で確認をしました。 高市事務所および高市陣営においては、昨年の自由民主党総裁選挙や本年の衆議院選挙において、高市事務所が運営するアカウントでのSNS発信はおこないましたが、それ以外のアカウントでの発信はおこなっておりません。 また、他の候補に関するネガティブな情報を発信する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切おこなっておりません。と、このような報告を受けてます。 そして今、松井さんという方の名前が出ましたが、私自身も、そして地元の秘書も面識のない方でございます。