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閉園した幼稚園がミニシアターに!仕掛け人は移住アメリカ人「地域の交流拠点に」山梨

2026年5月6日 20:12
閉園した幼稚園がミニシアターに!仕掛け人は移住アメリカ人「地域の交流拠点に」山梨

 上野原市で閉園した幼稚園がミニシアターに生まれ変わりました。仕掛け人はアメリカから移住した映画のプロモーターの男性です。オープンに至るまでの思いなどを聞きました。

 上野原市八ツ沢の森の中にたたずむ小さな建物。今年3月にオープンしたミニシアター「CineYama」です。オーナーのマシュー・ケルソンさん(42)はアメリカのデトロイト出身で、4年ほど前から上野原で暮らしています。

 小さなころから映画が大好きだったマシューさん。大学時代には友人と廃校となった小学校を改修し、ミニシアター「バートン・シアター」を立ち上げたこともありました。

『CineYama』オーナー マシュー・ケルソンさん
「1950年代のデトロイトは”映画館の街”で100以上もあったが、(自分が学生だったころには)ほとんど閉まってしまい2つしか残っておらず、地域のための映画館の需要は大いにあると思っていた。そういうわけで、デトロイトの中心部に映画館を作ろうというアイデアが生まれました」

 その後、映画関連の仕事を経て映像配信大手の「Netflix」に入社。配信作品のキービジュアルの選定や国際展開を担当し、2020年に来日するとコロナ禍を機に上野原市への移住を決断しました。

『CineYama』オーナー マシュー・ケルソンさん
「娘が小さく(当時2歳)、彼女のために広い場所が必要だと感じたし、もっと自然に触れさせたかった。上野原はカントリーサイドでありながら都心へのアクセスも良好」

 住むからには地域のために何かをしたい。真っ先に思いついたのが自身が愛して止まない映画館を作ることだったといいます。住民や市に相談したどり着いたのが9年前に閉園した沢松幼稚園の建物でした。

『CineYama』オーナー マシュー・ケルソンさん
「時計塔やななめの屋根があるのを見た時、まるでジブリの映画に出てくるような美しい建物だと感じた」

 2年を要した建物の改修には住民も参加。デトロイトから思い出の機材も取り寄せ、こだわりが詰まったミニシアターは完成しました。

『CineYama』オーナー マシュー・ケルソンさん
「ここが上映室です。43席あります。(座席や床・壁の色のイメージは)自然の森の夜の感じです」「アナログフィルムの映写機はバートン・シアターから持ってきました from Detroit!」

 3月のオープン当日は多くの人が訪れました。

ミニシアターを訪れた人は
「子どもたちがいっぱい遊んでいる雰囲気のなかで映画を見るのが楽しい。新たな地域の交流の場になったら」「昔ここ(沢松幼稚園)に通っていて…だいぶ前につぶれてしまってどうなっているのかと思っていた。使ってもらって人が入るとうれしいですね」

 「CineYama」をみんなの交流の場にしたい。現在は洋画・邦画様々なジャンルを上映し、元幼稚園らしく未就学児向けのイベントも開いています。

『CineYama』オーナー マシュー・ケルソンさん
「ここのロビーは人々がコミュニケーションをとるのに最適な場所になった。映画について話したり考えたり、ここでコミュニティ感を持つこともできる。そう、コミュニティセンターのような場所です」

 地域を盛り上げる挑戦はまだ始まったばかり。小さなころから持ち続けた夢の先に終わりはありません。

最終更新日:2026年5月6日 20:12
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