「√(ルート)」で表された数の大きさを正しくイメージできているでしょうか。
見た目だけでは判断しにくいですが、考え方を押さえれば比較は難しくありません。
今回は、平方根と整数の大小関係を確認していきましょう。
問題
次の数のうち、大きい方を答えなさい。
√120、11
どのように比べればよいのでしょうか。
解説
今回の問題の答えは、「11」です。
数の大小を比較する際は、形をそろえて考えることがポイントです。
ここでは二つの方法で確認していきます。
ルートを使って比較する
11は平方根を使って表すことができます。
11×11=121より、
11=√121
したがって、比較する数は次のようになります。
√120と√121
平方根では、中の数が大きいほど値も大きくなります。
120<121なので、
√120<√121
つまり、√120より11の方が大きいことが分かります。
よって、答えは「11」です。
ルートを使わずに比較する
次に、√120のおおよその値を求めて比較してみます。
120
=2×2×2×3×5
よって、
√120
=√4×√(2×3×5)
=2×√2×√3×√5
さらに
√2=1.41・・・
√3=1.73・・・
√5=2.23・・・
したがって、
√120
≒2×1.41×1.73×2.23
=10.87・・・
したがって、√120は約10.87であり、11の方が大きいと分かります。
ただし、この解き方は√2、√3、√5などの近似値を知っている必要があり、それらを掛け算する手間もあります。
そのため、現実的にはこの解き方を利用することは少ないでしょう。(問題の数値次第で、こちらの方法が良い場合もあります)
まとめ
平方根と整数の大小を比べるときは、形をそろえて考えることが大切です。
整数を√の形に直す方法や、近似値を求める方法などがあります。
状況に応じて方法を使い分けられるようにしておきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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