非モテ諸君。
きみたちは、モテを誤解している。
だから、女に配慮する男を見るとすぐ「チン騎士」と言い出す。
「あいつは女に媚びて点数を稼いでる」と思う。
つまりきみたちの世界観では、モテとは「女に有利なことを言った報酬」なのだ。
まず、その発想自体が非モテ臭い。
実際にモテる男は、「女にどう思われるか」を一挙手一投足で気にしていない。
もっと別のレイヤーで生きている。
非モテ諸君、きみたちは言説を見ている。
だが女は、まず存在を見ている。
姿勢。
歩き方。
表情。
匂い。
声。
沈黙。
店員への態度。
会話のテンポ。
余裕。
他人への攻撃性。
自己処理能力。
その男が、「自分という人生」をどれだけ自然に着こなしているかを見ている。
モテる男は、女に優しいからモテるのではない。
余裕があるから、結果として優しい。
敬意があるから、態度が荒れない。
承認に飢えていないから、接し方がベタつかない。
この違いが、きみたちにはわからない。
きみたちはすぐ、「女への態度」だけを切り出す。
優しくした。
擁護した。
フェミっぽいことを言った。
だから媚びだ。
違う。
モテる男の魅力は、女への態度だけから発生していない。
その人間全体から発生している。
仕事。
趣味。
友人関係。
金の使い方。
孤独との付き合い方。
美意識。
身体感覚。
会話の密度。
生活の清潔さ。
全部がつながっている。
本当にモテる男は女を女として意識しすぎていない。
別に女に敵対もしないし、媚びもしない。
逆にきみたちは、女を意識しすぎる。
きみたちの中では、女への配慮はすべて下心と結びついている。
だから、女を普通に尊重している男が理解できない。
モテる男は、もっと静かだ。
モテる男には、世界への怨念がない。
もちろん不満や怒りはある。
だが、人格のベースが「恨み」になっていない。
非モテはそこが違う。
女への敗北感。
男社会への劣等感。
性愛市場への怒り。
それを処理できず、「媚び」「チン騎士」「弱男営業」みたいな言葉で他人を刺し始める。
女は、その怨みの匂いを一瞬で嗅ぎ取る。
きみたちが思っている以上に、女は「感情の質感」を見ている。
言葉より先に、飢え、焦り、卑屈さ、敵意を感じ取る。
だから、きみたちがどれだけ「媚びない男」を演じても、きみたちは誰にも相手にされない。
媚びているかどうか以前に、「余裕がない男」だからだ。
そして余裕とは、強がりでは生まれない。
生活。
身体。
仕事。
人間関係。
経験。
自己肯定感。
美意識。
それらが積み重なって、初めて人間に「たたずまい」が出る。
モテる男は、そのたたずまいで勝っている。
女に優しい男がモテるんじゃない。
「女への態度ごときで魅力が決まると思っている男」が多過ぎるから、ごく普通にしているだけで、その男に視線が集まるだけなのである。