元日本ハム投手、急なタイム要求→オリ投手激怒騒動に持論「ピッチャーは自分の間で投げられない」「リスクしかない」
元日本ハム投手で野球解説者の岩本勉さんが11日、自身のYouTubeチャンネルを更新。10日のオリックス―日本ハム(京セラドーム大阪)で、オリックス先発・エスピノーザが日本ハム・カストロが急なタイミングでタイムを要求したことに激高したシーンについて見解を語った。 【実際の映像】日本ハム・万波中正、バックスクリーンへ8号本塁打! 問題の場面は5回無死二塁、カストロが打席の時だった。カウント2―2からエスピノーザが二塁走者を見ながら投球動作に入ろうとしたタイミングでカストロがタイムを要求。球審がタイムを認めるとエスピノーザが怒り、カストロも言い返す事態に。オリックスのコーチ、選手らがベンチを出るなど、球場が一時騒然となった。 岩本さんはエスピノーザの反応について「まずは、あれカストロに言ったんじゃなくて、僕が思うにはね、アンパイアに言ったんだと思うよ。そんなとこで止めんなよと。ピッチャーはランナー意識しながら、さあ投球動作にというところで気がついたらタイムかかっている。これってピッチャー、ものすごくストレスなんですよ」と投手の立場から力説。岩本さん自身も「ここで止められても、と。アンパイアにクレームをつけたい方だった。ピッチャーの気持ちをもうちょっと分かってくれと。さあ投げようかというタイミングを分かるはず。それをバッターが止めてくれと言ったからって止めるようじゃ、ピッチャーは自分の間で投げられない。何でもかんでもバッターの間になってしまう。これがピッチャーの意見です」とまくし立てた。 さらに「急に投球動作を止めたりすると、145グラムほどの重さのボールですが、それが負担になって止めた時に肩、肘やるんですわ。予測してないタイムかけられると、ピッチャーにはリスクしかない」と続けた。 一方で、打者の事情も分かるとし「タイミングが合わない。セットポジション長すぎるやろ、こっちタイムかけるわ、それも言い分。決して間違ってない」と意見が分かれることも理解。岩本さんの現役時代は近鉄などで活躍したタフィー・ローズが同様のタイムをかけたといい、「僕が言いたいのはアンパイア、ピッチャーがセットポジションでランナー見ながら投球動作に移る瞬間ももう投球動作。動作に移っていない、架空の中でのピッチングの始動は始まっている。なので、バッターが手を出した瞬間にその反応でタイム、止めるのはやめていただきたい」とキッパリ。「アンパイアの解釈、裁量の範囲なのでとやかく言うところじゃない」としつつも、「バッターもわざとやるのはやめようね」「こういうことやっているとピッチクロックって重要なのかなと思ってしまう」と複雑な思いをのぞかせた。
中日スポーツ