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そもそも低気圧でなぜ体調が悪くなるのか?その原因と対策。

先日Twitterで「そもそも低気圧とは何ぞや?」というツイートを上げてみたところ非常に多くの反響がありました。

朝からずっと頭が痛い。

今日はイライラしてメンタルが落ちまくり。

お腹の調子が悪い。

もう眠くてだるくて仕事に行きたくない。

など本当に皆さん低気圧で調子を崩されている方が多いことを改めて実感。

そして皆さん「そうか!この不調の原因はこれだったのか!」と口を揃えて言っていただきました。

やはり自分の不調がなぜ起こっているのか分からない不安やストレスってすごく大きいです。

以前にストレスとは何ぞや?という内容でも触れましたがこのストレスが血管を収縮しやすくしたり心拍に影響を与えるため、更に体調が悪くなります。

まさに負のスパイラル。

この不調の原因であるにっくき「低気圧」が人間の身体に及ぼす影響を知っておくだけでこの負のスパイラルから脱するきっかけができるのです。

今回は「そもそも低気圧とは何ぞや?」ということで書いてみたいと思います。

「気圧」というのは大気の圧力のことです。

そして「低気圧」というのは「〇〇hPa以下」という明確な基準はありませんが、周囲と比べて気圧の低いところを指します。

これは周囲と比べて温度の高い空気が膨張して密度が減っている状態なのです。

密度が減るということは酸素の絶対量も少なくなり酸欠状態も起こりやすくなる。

これが低気圧による体調不良の最大の原因と言えます。

そして気圧が高いところから低いところに向かって大気が流れ込んできます。上昇気流が発生して雲ができて雨になるため天気も崩れやすくなるのです。

ここで冷たい大気湿度の高い大気が流れ込んでくるともう大変です。

特に冬の放射冷却でキンキンに冷やされたシベリア大陸の大気。この冷たく重い大気がもたらす「シベリア高気圧」。大陸でできた高気圧で湿度は低いのですがとにかく冷えます。「冬の寒い北風」はこのシベリア高気圧により流れ込んでくるのです。

また春の後半から夏にかけては「オホーツク海高気圧」が発生します。これは海の上空で発生するため冷たく湿った大気で出来ています。北海道や東北地方に居座ると「やませ」と呼ばれる冷たい風が吹き霧を発生させたり、冷害の原因となるやっかいな高気圧なのです。

低気圧による酸欠状態に加えて。冷えと湿気まで加わり人間にとって最悪のトリプルパンチとなります。

【酸欠】人間は30日間食事を摂らなくても生き延びます。3日間水分を摂らなくても生き延びます。しかし呼吸は3分間止められると確実に命を落とします。それだけ酸素は人間のすべての生命活動に必要なのです。酸欠状態になると心も身体も調子を崩すのは当然のことと言えます。特に痛みや筋肉のこり、だるさなどは酸欠により悪化していきます。

【冷え】人間は体温を維持して活動しています。外気により身体を冷やされるとその分熱産生をするためのエネルギーが必要となります。また冷えは五臓の中で腎の力も奪っていきます。腎は老化に直結する臓器です。腎を冷えから守ることで若さを保つ=アンチエイジングにつながります。

【湿気】干す前の洗濯物と乾いた洗濯物では重さが全く違うことはよく分かりますね。人間の身体も同じで溜まり過ぎた水分は身体を重だるくする原因となります。また湿気は五臓の中で「脾」に負担をかけます。脾は消化吸収を司り、質の良い血液や筋肉を作るために欠かせない臓器です。低気圧により食欲が低下したりお腹がゆるくなったりするのはこの脾の弱りの現れと言えます。また女性の生理不順不眠・不安などのメンタルのトラブルの原因にもつながります。

このトリプルパンチを喰らうとひとたまりもありませんね。

実際に天候によって発生する気象病の患者数は約1000万人と言われています。

症状は頭痛・首の痛み・めまい・耳鳴り・ぜんそく・関節痛・神経痛・うつ・不安症。

1日のうちに「10℃以上の温度変化」や「10hPa以上の気圧変化」があるとこれらが発生するというデータもあります。

さらに春と秋には移動性高気圧が発生。定期的に西から東へと移動していくため気圧の変動が忙しくなります。この激しい変動に自律神経系がついていけず調子を崩される方もとても多いです。

ここまでで低気圧の実態を書かせていただきましたが、実際に低気圧が来るときにはどのように対処すれば良いのでしょうか?以下に心構えを挙げてみます。

①深呼吸をこまめにする。

酸欠を解消するためには深呼吸が必須。ラジオ体操で見る深呼吸のように「吸って吐く」のではなく「呼」「吸」と言われるように「吐いてから吸う」のがポイント。口からゆっくりと息を吐き、鼻からゆっくりと息を吸う。どちらも7〜8秒かけてください。1回3〜4セットすると目の前がスッキリしますよ。

②冷たいものを控える。

冷たい飲み物だけでなくお刺身やお寿司などの生物。また女性に多いのがサラダなどの「生野菜」特に一番身体が冷えている朝は白湯やお味噌汁などでまず中から温めましょう。

③水分の摂り方を意識する。

時々血液サラサラに。デトックスに。と1日○リットルなど頑張って水分を摂る方がいらっしゃいます。これでは絶対的に多くなりやすくなり脾に負担をかけます。温かい飲み物でも水分を摂りすぎると結果的に身体を冷やします水分は量ではなく飲み方を意識してください。喉が乾いたらひと口ずつゆっくりと唾液と混ぜて丁寧に飲むのが基本です。

④よく噛む。

ひと口噛むことで脳の血流が3.5mlも増えると言われています。また唾液の分泌も良くなるため脾=胃腸の働きを良くします。しかもストレスを解消する働きもあるため普段からよく噛むことが低気圧に強い体づくりにつながると言えます。

⑤とにかく無理をしない。

人間は自然に勝つことはできません。低気圧の日には体調が悪くなり、イライラしやすくなり、ミスも増えます。それが当たり前なのです。そんな日に頑張っても良い結果は出づらいものです。無理をせずなるべく早くゆっくりと休む。これが一番の対処法となります。

いかがでしたか?低気圧の正体を知ることで体調不良の原因が見えてきましたか?この正体を知り、対処することによって低気圧のダメージから少しでも自分の心と身体を守っていただければと思います。この春を爽やかに過ごすために取り組んでみてください。

*かえで薬局では「こころと身体の長引く不調」をお持ちの方に漢方相談を承っております。ご来店できない方にはSkypeでのご相談もお受けしております。まずはお気軽にお電話くださいませ。【相談専用窓口】0120−979−802

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