女児10人に性的暴行、元病院職員の被告に二審も無期懲役 大阪高裁
仙道洸
留守番するなどしていた女児10人に性的暴行を加えたとして、強制性交致傷などの罪に問われた元病院職員の柳本智也被告(30)の控訴審判決が11日、大阪高裁(坪井祐子裁判長)であった。判決は、無期懲役とした一審・大阪地裁の判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
判決によると、被告は大阪府内で2016~22年、当時8~12歳だった女児10人に対し、後をつけたり電気工事を装ったりして女児の自宅やマンションの共用部に侵入し、性的暴行に及んだ。
一審判決は「被害女児らの人格の根幹を傷つけた犯行で、卑劣、悪質の極みだ」として、無期懲役が相当だと判断。量刑が重すぎるとして被告側が控訴していた。
控訴審で被告側は、一審判決後に被害者3人に計930万円の賠償金を支払った点を挙げて量刑を軽くするよう求めた。しかし高裁は、一審は被害弁償がされる見通しも考慮した上で、無期懲役を選択していたと指摘。賠償金を支払っていても、量刑を軽くすべきとは言えないと結論づけた。
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