中東情勢の緊迫で値上げラッシュ再来?時間差で押し寄せる“3つの波”… グローバル化で調達の不安も
CBCテレビ
食品の値上げが、家計を直撃しています。今年に入って、2か月連続で実質賃金が上昇しました。つまり、物価上昇率を賃金上昇率が上回ったというわけなんですが、これも戦争前の話なので、今後に不安を残しています。 【写真を見る】中東情勢の緊迫で値上げラッシュ再来?時間差で押し寄せる“3つの波”… グローバル化で調達の不安も 帝国データバンクの調査による、飲食料品の値上げ品目数をみてみると、去年は、2万品を超えていましたが、今年は1月〜4月までで見ると、去年より6割も減っているということなんです。 5月も値上げ品目数は70と少ないですが、ある傾向が出始めました。70のうち38品目がお菓子で、原材料高の影響を受けた値上げは99.6%以上。つまり、中東情勢の悪化の影響がではじめているということなんです。 帝国データバンクによりますと「早ければ今年の夏中、遅くとも秋頃にかけて、広範囲な値上げラッシュ再燃の可能性が高い」ということなんです。 今のところ値上げの予定はまだ出ていなくても、今後この夏ぐらいから値上げが増えるかもしれません。実は今年は、値上げ品目が少ないと言われてましたが、中東情勢の悪化で今後状況が変わってきそうです。 また、中東情勢の影響では、時間差で3つの波が押し寄せるとみられています。 ■第2波は5月6月 第3波は7月8月か まず第1波はこの4月までで、ガソリンなどの燃料。そして、第2波は、原料ナフサ不足の影響が、資材などにも出てくるだろうと。そして第3波は、夏以降に食品や生活必需品にも及んでくるのではないかということです。 一方で、高市総理は「年を越えて石油の安定供給のめどがついている。ナフサ由来の化学製品の供給は、年を越えて継続できる見込み」と、胸を張っていますが、政府の言葉を信じれば、石油の供給量は足りていますが、これは軍事衝突前よりも確実に値上がりしたものなので、全体的には上がってきそうということなんです。 ■専門家「サプライチェーンがグローバル化し、確保できない恐れ」 中部圏社会経済研究所の長谷祐主任研究員に、物は安くなるかどうかを聞くと「サプライチェーンがグローバル化し、日本で確保できても、原油不足の東南アジアでは確保できない恐れがある」 と。 つまり、例えば車1台作るのにも、いろんな所から部品をもらって作っているんだということです。 長谷さんは「仮に高い原油で製造すれば、製品も高値になってしまう」と話しています。
昨今のグローバル化、もの作りにも影響を与えていますが 、特に東南アジアで製造されて、車の部品に使われるゴム製品に影響が出るのではないかとみられています。 これからどんなことが起きるのか、各企業、我々個人も想定しておく必要がありそうです。
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