「アンケートをとった時に、ほとんどの女子学生が『安心だ』と言ってくれて、それはすごく嬉しかったですね。女子だから仕方ないとかそういうことがなく、のびのびと安全に安心して勉強できる大学であってほしいと思っています」(渡辺業務執行理事)
文理学部で設置の試行をした後にアンケートを取ったところ、女子の99パーセント、男子の80パーセントがこの施策を支持したという。
男性の考え方も変わる
「私たちの年齢だと男性の理解を得るのは難しいかなと思ってしまうんですが、学生は自分のことだけではなく、みんなで安心して暮らし、勉強できる方がいいという風に捉えてくれています。女子が『今日生理だから行けない』と言えて、男子が『わかった』と言ってくれたらいい。ダイバーシティは女性のためだけではなく、男性の考え方も変わって、それによって男性の生き方やライフスタイルも変わり、将来結婚したり家庭を持ったりした時にも違ってくることがあると思います」(渡辺業務執行理事)
東京都教育委員会は2021年秋から、全ての都立学校の女子トイレに備品として生理用品を置く取り組みを始め、同様の取り組みは全国の学校で広がっている。大学でも法政大学や明治学院大学などで設置の取り組みがあり、生理用品ディスペンサーを設置している大学もあるなど、同様の動きは広がっている。
「今の学生は大人しくなってると言われますが、どうせ言っても変わらないとか、そんな諦めもあるんじゃないかと思います。誰のための大学かと言うと、学生のための大学です。だから学生が心地よく、無駄な苦労をしないで過ごせるよう、まず私たち大人が行動で示す、そういうことが大事なのかもしれないですね」(渡辺業務執行理事)
(AERA編集部・小柳暁子)
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