◆日本生命セ・パ交流戦 阪神0―1ソフトバンク(29日・甲子園)
均衡をようやく破り、柳田は塁上で何度も手をたたいた。0―0の9回無死一、二塁。いつものフルスイングではなく、逆らわずに左前へ決勝タイムリーを運んだ。「当てるので精いっぱいだった。いい所に転がってくれた。投手陣が頑張ってくれたので」と、選手会長はうなずいた。
感謝のV打だった。この日から「マイナビオールスターゲーム2018」のファン投票中間発表が始まり、12球団最多の9万9544票を集めた。試合前に結果を聞かされ、「光栄なことです」とほほ笑んだ。昨季、史上初となる2度目のMVPを獲得した“交流戦男”。「難しい。得意ではないですけど」と笑うが、この日も2安打と健在だった。
頼みの4番が、敗れれば4位転落と借金生活突入の危機を救った。昨年まで3連覇中の交流戦を白星スタート。工藤監督は「結果を出すのはさすが。今シーズンの中で一番、絶対勝つぞというのが出た試合」と賛辞を惜しまなかった。ケガ人続出で乗り切れないチームを浮上させるのは、やっぱりギータしかいない。(嶋田 直人)









