日々是徒然2025② 緊急入院
病院に入って5日が過ぎた。
一旦症状が治まったが、肝臓の数値が戻ってこないので、今日から精密検査に入る。
病院には、静かに入ってさっと出てこようと思っていたが、そうなりそうもない。自分の思う通りにならないのが突如くる病。
かなり長引きそうだ。
なのでなんとなくの近況報告。
もの凄い腹痛。朝まで我慢できず、前回、大腸癌をとってもらった病院に…。自分で緊急外来に連絡して入院した。(こういうやり方あるんだな…)ちょっと台東区の病院に入りたくなかったので、救急車には乗らなかった。
病院側は、虚血性大腸炎の見込んだ。自分も同じ感覚だ。出血が確認できないからウイルス性腸炎の可能性も。いずれも静かに大腸の回復を待つという治療法。
二日目もまだ痛みは治まらず七転八倒。痛み止めの点滴も利かなくなって、強いのに代えてもらった。鎮痛剤も強いと副作用が出る。吐き気が烈しく、吐き気止めも点滴で入れる。が、利かず、何度も吐くのを繰り返しながら吐き気止めを入れる。
という経過を経て、落ち着いたら退院というのが、虚血性大腸炎の成り行き。というところで、突如、肝臓の値がアップ。
なんとなく振り出しに戻る——という感じ。
で、検査開始で、造影剤を入れたCTスキャンなどがはじまる。
まだ原因不明。値は悪い方へ雪崩れていく。
というところまで現状報告。
自分も医者も、もちろん自分の周辺も何も分かっていないので問いあわせはご容赦下さい。ネット上のコメントもご容赦下さい。
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ここからはおまけ。病院でしたメモのようなものを。
短期で出るつもりだったので、何ももたず、空いている時間はぼっとしている。腸に障害があると、頭が動かないので、しかたがない。
でも収穫はいくつかあって、うまく退院できるようになったら、外界で使ってみようかなと思うのが、放送大学で見た能の解説で…何を今ごろというのかもしれないが…能にはどうも入り辛くて、これで能にも足がむくような気がする。(世阿弥の『風姿花伝』を詳しく読んでみよう。)
しめしめ、収穫あったと思っていたら、談話室で『いつもぽけっとにショパン』(くらもちふさこ)を見つけて読み始めたら、止まらなくなって、ちょっと泣いたりして(歳とって涙もろい)…これまで自分は、アーチストになるためのポイント、きっかけ、姿勢をずいぶん取材して文字化してきたが、ここにもっと素敵に描かれている。しかも完成形だ。
近々、そして30代に入ってからずっと踠いてきたことが、すっと身おちして楽になりそうだ。
演奏中あがったら、会場に知り合いを一人見つけると良い。
という件があって、これはダンサーや舞踏家が誰かひとりを相手に踊る感覚(見てもらえる/あなたのために踊る…)をもてると自分の個性と作品を開いて見てもらえる度合いのバランスがとれるようになることに繋がるのに似ていてちょっと、感動した。
おそらく取材したのだろうが、リアリティがある。手に人と書いて飲むというのがあるが、エンタメの演劇だと良いが、ピアニストやダンサーは、こっちだろうなと思う。
他にも大きく心動かすところが、何ヶ所もあったが、それは自分でこれからアプローチしていこうかな…。
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最大でも五日ででれるということだったで、まったく体勢を整えていなくて、病院で『キネマの大地さよなら、なんて僕は言わない——』の劇評を書くことになった。
椿組・外波山文明最期のプロデュース公演とうたわれている。少し前にテント公演を卒業している。外波山文明これからは、一役者として、劇団に係わっていくと。
実際、外波山文明の演技は良かった。座長ってここまで〈汚れ〉ない。それも演技で汚れてるのじゃなくて、ほんとに駄目なお父さんぷり、凄いな、その演技。これからも期待できる。
『キネマの大地さよなら、なんて僕は言わない——』の戯曲・演出の鄭義信は、新宿梁山泊の座付戯曲家で、僕は梁山泊の初期にいろいろ係わっている。義信の戯曲『千年の孤独』を出版している。
その後の大活躍は、誰でも知っていると思う。映画の「月はどっちに出ている」とか「焼き肉ドラゴン」とか。劇団も作っている。でもなかなか見に行かれなかった。
ひさご通りにある、フルーツパフェのご主人の仲介で、何十年ぶりに鄭義信にあって、鄭義信も優しく対応してくれて…で、招待状来て見に行ったのが『キネマの大地さよなら、なんて僕は言わない——』。見て、三回ぼろぼろ泣いた。舞台は1944年~45年の満映。無名の、日本の、中国の、訳ありの民衆出身の人たちの視点で描く。そしてどんな悲惨な場面でも鄭義信独特のペーソスが発揮される。そして映画愛。戯曲も演出もすごい。もちろん外波山も。
劇評は公明新聞に出した。間に合ったかな?


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