全国放送×アニメでおなじみBS11、アニメ製作委員会配当収入が好調 CM減収を一部補填
日本BS放送株式会社は10日、2026年8月期第2四半期(中間期)の決算を発表。中間期における放送事業収入は約49.4億円と前年同期比3.5%の減少となった一方、その他事業収入は約5.6億円と前年同期比34.6%増加した。
その他事業収入には「タイムCM」「スポットCM」等のCM収入以外のものが内訳となっており、特にアニメ製作委員会からの出資配当収入が好調に推移したことが大きく寄与していることを明らかにしている。
CM”以外”の収入が3割増加、アニメ出資など寄与
同社は中長期的な成長を実現するための重点施策「Value4」を掲げているなかで、その柱の一つに「アニメビジネスの収益基盤拡充」を挙げ、製作委員会への参画を通じた収益の多様化を積極的に推進している。
BS11といえば全国無料のBS局として特にアニメ作品を多く放送していることで知られる。「ANIME+」枠では『Fate/strange Fake』『エリスの聖杯』など毎クール40タイトル程度を放送しているが、その一部の作品には製作委員会への参画を行っている。
つまり製作委員会への出資を通じて、放送だけでなく配信や二次利用等による収益機会の獲得に成功しており、その他事業収入の増加に貢献した格好だ。近年では壽屋との協業によるコラボレーション販売も実施している。
配信事業も堅調に推移しており、自社プラットフォーム「BS11+」、TVerやBS11公式YouTubeチャンネル等の配信事業収入が引き続き好調を維持。2月には、株式会社国土社刊行の児童書『雨上がりのスカイツリー』のドラマ化が実現し、配信プラットフォームでの先行配信を皮切りに、イベントや放送等、IPの価値向上を目指し、多面的な展開を進めている。
なお、事業の中核である放送事業収入は減収。タイム収入では競馬中継等の公営競技のセールスが引き続き好調だった一方、ショッピングカテゴリーの売上が伸び悩んだ。