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【E-dgeアーカイブ】大阪桐蔭、仙台育英、広陵… 県外強豪をめざす中学生球児たち

2024年8月28日(水)08:00

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 夏の甲子園は京都国際の初優勝で幕を閉じた。愛媛からは聖カタリナ学園が初出場したが、1回戦で岡山学芸館に0-1で惜敗。これで愛媛県勢の夏の甲子園初戦敗退は3年連続となる。愛媛の高校が甲子園で苦戦している一因とされるのが、有力中学生の県外流出だ。実際、県内の中学硬式チームから県外の甲子園常連校に進むケースは少なくない。中学生球児たちはなぜ県内ではなく、県外の強豪をめざすのか。その実情をリポートしたスポーツマガジンE-dge2024年4-6月号の記事を掲載する。

■甲子園の優勝投手になりたい

 

宇和島ボーイズのエースで、仙台育英に進んだ松崎隼翔

 ある中学生バッテリーの進路が、県内野球関係者の間で大きな話題となった。

 少年硬式野球チーム「宇和島ボーイズ」のエース松崎隼翔(吉田中)と捕手の谷渕瑛仁(高知・窪川中)。今春、中学を卒業し、4月から松崎は仙台育英(宮城)、谷渕は大阪桐蔭とそろって日本屈指の強豪校に進む。

「自分も甲子園の優勝投手になりたい」。松崎が仙台育英への進学を希望するようになったのは、2年前の夏の甲子園で同校が日本一になったのを見てからだった。昨年6月頃、宇和島ボーイズの小川洋監督と一緒に同校に赴き、プレーを見てもらうと、須江航監督からその場で「うちで面倒を見ますよ」と言われた。

 180㎝の長身を活かしたストレートとスライダーが武器の大型右腕。中学1年の時から県外の強豪に進みたいと考えていたという松崎は、その理由をこう話す。

「県外の強いチームに行った方が甲子園に近いと考えました。甲子園に出るだけでなく、そこで活躍することが目標です」

■全国の強豪校から勧誘

 

宇和島ボーイズの強打者で、大阪桐蔭に進学した谷渕瑛仁

 一方、谷渕はソフトボールをしていた小学3、4年の頃、テレビで見る大阪桐蔭に「強さのレベルが違う」と憧れた。強打が売りの谷渕には北海道や関東、九州の強豪校からも誘いがあったが、「自分は大阪桐蔭しか行く気がなかった」。

 谷渕の意向を受け、小川監督が旧知の大阪桐蔭の関係者に連絡を取って宇和島まで見に来てもらうと、2~3日後に西谷浩一監督から正式に「うちでお願いします」と電話がかかってきた。

 大阪桐蔭では日本各地から集まる実力者とのレギュラー争いが待ち受けるが、谷渕は「負ける気はない」と強い自信と覚悟を示す。

「大阪桐蔭には日本トップクラスのピッチャーがいるので、自分がそれをリードしたい。バッティングでは日本指折りの打者になりたいです」

 現在の高校球界で東西の両横綱とも言える強豪に進むふたりは「甲子園の決勝で対戦したい」と大きな夢を抱き、高校野球のスタートを切る。

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