「賠償金を稼ぐため」執行猶予中の男が”182回”の無免許運転《4歳女児タイヤ直撃事故》なぜ?裁判で明らかになった理由「肉体労働しかできず」と涙ながらに訴えるも、父親は「厳しい判断を望む」検察は1年6か月求刑【裁判傍聴記】
――車を運転する以外の仕事はできなかったのですか? そんなに学がなく、肉体労働でしか稼げなく、そうなってしまいました。 ――冷静になり、無免許運転によって、事故の賠償を受けられない人がさらに増えるかもしれないと考えなかったのですか? 目先のことだけ考えて正しい判断ができず、逮捕されて冷静になって気づいた。事故が起きたら被害者を増やすところでした。 ――自動車の仕事で今後は運転する? 社長と話して、一般公道を走らず、現場内の重機などオペレーションの仕事があると言われ、そういうふうにしていく。 ――(今後)公道を運転しない理由は? 車を運転するのか、信じてもらえないかもしれないが、失うことが大きすぎて運転怖くなったので、二度とこういうことが起きないように公道の運転せず被害者に償いたい ■裁判長からも質問「今後、公道の運転免許取得は?」 若本被告への質問は札幌の地裁の裁判長からもありました。 ――無免許運転したのは、仕事以外に遊びとかはない? ないです。 ――ダメなことだとわかっていたが、免許を取ろうとしてた? 大型特殊免許を取り、大型二種の仮免に合格していた。働いて賠償していこうと思ったが、予定よりも早く仕事が始まってこの結果に。 ――今後、公道の運転免許は取得しない? はい。 裁判長から「最後に何か言いたいことはないか」と聞かれると、若本被告はこう述べました。 「これまでの自分の犯したことの責任、支えてくれた人を裏切り深く反省しています。今後は償い、更生し、賠償し続け、社会の役に立つ人間になりたい。申し訳ございません」 ■「寛大な判決をお願いしたい」若本被告への求刑は? 検察側は、「複数回、自宅と職場までの往復は相当な長距離にあたり、交通法規を軽視ないし無視していることが明らかである」と指摘。 若本被告に拘禁刑1年6か月を求刑しました。 一方で、弁護側も「寛大な判決をお願いしたい」と述べ、裁判は即日結審しました。 ■意識不明の女児の父親がコメント タイヤが直撃した女の子の父親は、若本被告の裁判を受けて、「思っていたよりも無免許運転の回数が多い」と驚いたといいます。
執行猶予中の無免許運転については「わかっていてやっているし、怖くて運転できないと前の裁判でも話していたにもかかわらず(運転を)やっているのはそれくらい軽いことに見える。厳しい判断を望む。罰を受けるべき罪の重さを認識してほしい」と話しています。 判決は5月8日に言い渡されます。
北海道放送
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