【体験談あり】青年海外協力隊に参加するメリット~厳選5つ
こんにちは。
青年海外協力隊(現、JICA海外協力隊)としてアフリカ南部のザンビア共和国(以下、「ザンビア」)で実際に活動し、国際協力の最前線を経験した「学ぶ猿」です。
さて、青年海外協力隊に興味はあるけれど、
JICA公式サイトだけでは情報が分かりづらい
途上国でのボランティア活動の魅力が理解しにくい
自分にとって青年海外協力隊に参加するメリットが何か分からない
と感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに公式サイトだけではリアルな情報が伝わりにくいですよね。
結論から言うと、「国際協力の登竜門」として、また様々な待遇面を踏まえて、青年海外協力隊は非常におすすめできる制度です。
本記事では、私が厳選した青年海外協力隊に参加する5つのメリットをご紹介します。
青年海外協力隊
途上国でのボランティア活動
国際協力業界へのキャリア形成
安全な海外滞在の仕組み
に関心がある方には有料級の情報です。
結論~青年海外協力隊に参加するメリットは大きい
政府系機関や民間企業、NGO/NPOなどで今後も国際協力に携わりたい方にとって、「国際協力の登竜門」という意味でこの制度は非常におすすめです。
実際、訓練を共にした同期の元隊員の中には、
JICA関連の専門家や職員、国連機関の職員
途上国とのフェアトレードを行うNPOスタッフ
子どもたちに途上国での経験を積極的に伝える教職員
など、多方面で活躍している人が大勢います。
一方で、途上国での活動を通じて人生観が変化し、新たな資格や学位の取得に励み、研究者や民間企業への道を選ぶ人もいます。
(別の記事で詳しく書きますが、私はこちらのタイプです)
「広い意味で国際協力に今後も携わりたい」という方にとって、この制度は非常に有益です。
メリット① お金をもらいながら途上国でボランティア活動ができる
JICAの青年海外協力隊は、いわゆる「有償ボランティア」です。
語学学習を中心とした国内訓練(福島県二本松市または長野県駒ケ根市)
途上国までの往復渡航費
現地生活費
これらはすべてJICA(日本政府)から支給されます。
さらに、約2年間の活動を終えて帰国すると約200万円の手当(非課税)を受け取ることができます。
これは破格の待遇です。
他のNPOやNGOのボランティアプログラムでは「原則自費」や「一部補助」が多い中、ほとんど自己負担なく参加できるのは大きなメリットです。
メリット② 安全面でのサポートが充実している
途上国での生活で最も気になるのは「治安」や「病気」ではないでしょうか。
アフリカ南部では「マラリア」や「狂犬病」といった致死性の病気が蔓延しています。
さらに、アジア人は現地で「お金持ち」と見られやすく、犯罪のターゲットになりやすいのも事実です。
しかし、この制度では、以下のような安全対策があります。
スマートフォンの支給:治安情報をリアルタイムで受け取れる
無料ワクチン接種・予防薬配布:狂犬病ワクチンやマラリア予防薬
健康管理員の常駐:看護師資格を持つスタッフが現地事務所に常駐
このような手厚いサポートは、他のNPOやNGOではほとんど見られないようです。
メリット③ 渡航前に無料で語学・途上国講座を受講できる
渡航前に福島県二本松市または長野県駒ケ根市の訓練所において、語学学習や途上国の治安や衛生事情などに関する講座を無料で受講可能です。
メインは当然、語学学習です。
英語やフランス語など、赴任国に応じた語学訓練を受けられるため、語学力に不安がある人でも安心です。
私の場合は、英語の訓練を受け、非常にしんどい思いをしました(笑)
元々英語が苦手だったということもあり、訓練入所当時はTOEIC約400点以下。
そんなレベルの人間が朝から晩まで、現地での実践を想定した少人数(4~7人程度)のスピーキングクラスで勉強することになります。
語学的素養がほとんどなかった「猿並み」の私でも、無料で実践的な講座を受けることができるわけです。
メリット④ 国際協力キャリアのスタートラインに立てる
これは、将来的に「国際協力」の仕事に就きたい場合、そのスタートラインに立てることを意味します。
例えば、国連機関に就職したい場合、日本ではJPO試験が一般的です。
その条件に
専門性
語学力
途上国などでの2年間のキャリア
があります。
他のJICA等、日本の政府系機関でもほぼ同様の記載があります。
要は、「国際協力の仕事をするのであれば、まずは途上国で2年以上現実を見てきてほしい」というメッセージだと私は考えます。
国際協力はやりがいもある半面、非常に政治的で見方によっては「汚い面」もあるのも事実です。
例えば、改正された日本政府によるODA(政府開発援助)大綱によれば、「日本の国益になる国際協力」という観点が強調されています。
逆に言えば、日本の国益にならない援助は今後どんどん減ることを意味します。
途上国が主に要求するのは、きれいな水を確保できる深い井戸といった「国際益」であり、「日本の国益」に繋がるものばかりではありません。
日本政府含めて、各国の先進国による途上国支援は「政治的に決まる」という事実を念頭におきましょう。
ともあれ、「途上国への2年以上の活動経験」は今後この分野で働く、1つの条件をクリアすることになります。
メリット⑤ 途上国の人々の価値観を理解できる
私が最も大きな学びを得たのは、「日本の常識はアフリカでは全く通用しない」という事実です。
例えば、ミーティングを午前8時に設定しても、実際に始まるのは1~2時間後。
アフリカの地方に行けば行くほど、この傾向が強まります。
「アフリカンタイム」と言われたりしますが、これはアフリカ人が「怠け者」だということを意味しません。
様々な現地人や同僚らと議論した結果、「それくらい、彼らは目の前のことや周りとの時間を大切にして、時間をゆっくり楽しんでいる」ということだと私は理解しました。
これはほんの一例にすぎませんが、途上国の方の価値観を得られることで、国際協力のキャリアの基礎を築くことができます。
まとめ
今回は、青年海外協力隊に参加するメリット5選を紹介しました。
もちろんデメリットも存在しますが、それはこの記事で解説しています。
(応募者が減少していることに関する解説も別の記事にあります)
「国際協力に興味がある」「人生の幅を広げたい」と考えている方にとって、青年海外協力隊は参加を検討する価値のある制度です。
私を含め、多くの同期の人生を良い方向に変えていると実感しています。
最後に、「記事が役に立った」、「学びがあった」、「なるほど」と感じた方は、一言のコメントと一緒に応援いただけると嬉しいです。
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