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【高校野球】自慢の強打、激闘制す/浦和学院


花咲徳栄―浦和学院 8回裏浦和学院1死一、三塁、藤沢の中前適時打で三塁走者城間が生還し、勝ち越し
 まさに総力戦となった一戦を、浦和学院が自慢の強力打線でものにした。森監督、選手たち全員が「全ては夏のため」と共有して臨んだ春の県大会。激闘の末に勝利を決めた瞬間、選手全員がマウンドに駆け寄り歓喜の輪をつくった。

 7―7で迎えた八回1死一、三塁から藤沢が中前適時打を放ち勝ち越しに成功した。しかし続く鈴木は「徳栄は粘り強い。1点じゃ絶対に逆転される」と気を引き締めた。一、二塁の好機で高めの直球を中前にはじき返し、二塁走者玉栄を生還させ、リードを広げた。

 今大会は2番手以降の投手を中心に起用してきた。それでも最後のマウンドを託されたのはエースだった。7―5の八回2死二、三塁。一発が出れば逆転のピンチで登板した伊藤は「追い越されないように我慢を意識した」。同点打を浴びたが、逆転は許さなかった。

 「秋で花咲徳栄に負けて、ずっと悔しい気持ちを持ってやってきた」と森監督。体づくりのために同校のアメリカンフットボール部の食事管理を導入するなど、試行錯誤が実を結んだ勝利に喜びもひとしおだった。

 関東大会は昨春、昨秋ともに8強。指揮官は「目標はベスト4。それが秋と去年の世代を越えることになる」とさらなる高みを目指した。

■値千金の決勝打/2番・藤沢

 恐怖の2番・藤沢が値千金の決勝打を放った。同点とされた直後の八回1死一、三塁から外に逃げていくスライダーをバットの先端で拾い、中前に落とした。「最低でも犠牲フライになる飛距離を狙っていたけれど、結果オーライ」と胸をなで下ろした。

 昨秋の県大会では4番を打っていた強打者で、先制点を取ることを重視するチームの意向で今春から2番に定着した。今大会では決勝を含む5試合で20打数14安打の打率7割と圧倒的な成績を残し、新生2番打者として打線をけん引し続けた。

 好調の要因には、大会中でもウエートトレーニングを継続していることを挙げる。疲労を考慮して避ける選手も多いが、「試合にベストの感覚を持っていける」と話す。力強い打撃はこの調整に裏付けされている。
2026/05/06 14:00:00
記事提供:埼玉新聞

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