黄水歯科医院
豊田 河清 院長 & 藤田 絢美 先生の独自取材記事
地域に根ざした「かかりつけ歯科医院」。患者さんとの対話を大切に、生活に寄り添う診療を
豊田 河清 院長 & 藤田 絢美 先生トヨダ カセイ & フジタ アヤミ
豊田 河清 院長・藤田 絢美 先生ともに、神奈川歯科大学卒業。歯科全般にわたり幅広く経験を積み、地域住民のお口の健康を支えている。
開業から約半世紀、地域に根ざした「かかりつけ歯科医院」として
『黄水歯科医院』は、私の母が川崎市・新丸子で開設したのが興りです。私自身は1980年にここ三ツ境で診療を始め、気が付けばもう40年以上になります。以前はビルの2階で診療していましたが、年月を重ねるうちに患者さんの高齢化が進み、階段を上って来院していただくことが心苦しくなってきました。そこで思い切って現在の場所へ施設を移すとともに母の医院の名称をいただくことにしました。娘である絢美先生の協力を得て、よりよい医療をご提供できる体制を整えることができたと思っています。
来院される患者さんは近隣にお住まいの方が中心で、2世代、3世代にわたって通ってくださるご家族もいらっしゃいます。おばあちゃんに連れられて通っていたお子さんが、今ではご自分のお子さんを連れて来院されることもあります。当院を信頼して通ってくださる地域の皆さまに支えられながら、今日まで診療を続けてくることができました。
同じ症状を繰り返さないための「予防歯科」を重視
【豊田 河清 院長】
近年は、何か症状があってから治療をするのではなく、トラブルを未然に防ぐ「予防歯科」の考え方が広く知られるようになりました。当院では、予防歯科という言葉が一般的でなかった頃から、同じ症状を繰り返さないための取り組みを続けてきました。
「何も症状がないのに、なぜ通院しなければならないのか?」……そう感じる方もいらっしゃると思います。然しながら お口は「食べる」「飲む」「話す」等 生命維持の大切な器官です。お口の中に少しでもトラブルがあるととても気になるところです。いつも健康で健やかに生活する為にお口の健康を維持・管理しておく事は健康寿命を延ばすためにも大切な事なのです。
院内には患者さんと長くお付き合いできるよう趣向を凝らした切り絵を飾ったり、お口の健康が上手に維持管理できているお方には、銭洗い弁天でお清めした五円玉をお渡ししたりと、ささやかな工夫を続けています。
患者さんとの対話を大切に、生活に寄り添う診療を
【豊田 河清 院長】
医療の仕事は、患者さんの痛みや不安を取り除くことだと思っています。歯科医師として、むし歯や歯周病の治療をするのは当たり前のこと。やり直しのない精度の高い治療をしっかりと行うのはもちろんですが、当院では何よりも患者さんとの対話を大切にしています。
お互い子どもに手がかかっていた頃は、会話の中心も子育ての悩みでした。その後年齢を重ねるにつれ、今では介護の話になったり、「生きるとは何か」といった話をしたりすることもあります(笑)。訪問診療では、患者さんの療養生活を支えるご家族のお話に丁寧に耳を傾けることも、私にとって大切な仕事の1つになっています。
女性歯科医師として母として、子どもたちの健康を支えたい
【藤田 絢美 先生】
外部との接触が制限されたコロナ禍、長く続いたマスク生活は子どもたちの成長にも少なからず影響を与えたのではないかと感じています。また生活が以前よりも格段に便利になったことも背景にあるのでしょう。「食べる」「話す」「呼吸する」といった口腔機能が十分に育っていないお子さんが増えているように思います。
本来、口元は上下の唇がしっかり閉じ、鼻で呼吸するのが基本です。しかし最近は、無意
識のうちに口が開いてしまう、いわゆる「お口ポカン」のお子さんがとても多い印象です
。こうした状態は「口腔機能発達不全症」と診断がつきます。放っておくと歯並びの乱れにつながるだけでなく将来的に誤嚥性肺炎など命に関わる病気を引き起こす可能性もあるため、できるだけ早い段階で気付き、適切に対応していくことが大切です。
私は上の子どものときに、いわゆる「ママ友」と呼べるようなお友だちができましたが、
コロナ禍と重なった下の子の世代では子供がある程度大きくなるまで「ママ友」がほぼ作れなかったと言う方も聞きます。お口の健康のことも含め、子育ての悩みを誰にも相談できずにいるお母さんはたくさんいらっしゃると思います。だからこそ当院での診療を通して、少しでも育児が楽しいと感じてもらえるようなお手伝いができたらと思っています。
これから受診される患者さんへ
【豊田 河清 院長】
私たちの口は、ものを食べたり飲み込んだりして生命を維持する大きな役割を担っています。また、口は会話を通して人とつながるための大切な器官でもあります。コロナ禍以降は人との交流が減り、少子高齢化の影響で一人暮らしの方も増えています。そんな時代だからこそ、地域の方々にとっての心の拠り所のような存在でありたいと考えています。人と人とのつながりを大切に診療しておりますので、どのようなお悩みも遠慮なくご相談ください。
※上記記事は2026年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
豊田 河清 院長 & 藤田 絢美 先生MEMO
- 出身地:
- [豊田 院長]神奈川県川崎市 [藤田 先生]神奈川県横浜市
- 出身大学:
- [豊田 院長・藤田 先生]神奈川歯科大学
- 趣味・特技:
- [豊田 院長]切り絵、旅行 [藤田 先生]料理
- 好きな映画:
- [豊田 院長]『アンドリュー』 [藤田 先生]『恋愛適齢期』
- 好きな場所:
- [豊田 院長]「このクリニック」 [藤田 先生]自宅、海が見える場所
- 好きな言葉・座右の銘:
- [豊田 院長]「寄り添う」[藤田 先生]「医食同源」