「岡本和真は“あの賞”を狙える」打撃だけでない凄みとは? NHK解説者がMLB日本人野手を採点「大谷翔平は今季“あること”を控えていますね」
アメリカのボールはNPBよりも飛ぶ……?
ただ私の経験から言って、スピードへの対応には、慣れというか、回数も必要です。そうした点でも、岡本選手や村上選手はWBCはもちろん、NPBでもかなりの速球投手と対戦経験が豊富です。日本人投手でも、一部の剛腕先発投手やクローザーばかりでなく、中継ぎ投手も150km以上の速球を投げるのが当たり前の時代になりました。日本のピッチャー全体がレベルアップしているからこそ、彼らのようなトップ打者ならMLBにもすぐ対応できるのではないでしょうか。 それと、これは別になんら確証があるわけではなくて印象論にすぎないことをお断りしておきますが、彼らは、メジャー球のほうがNPB球よりも打球が飛ぶと感じているんじゃないですかね。近年のNPBの投高打低はみなさんご存知の通りです。これはいろんな要因があって何が原因とひとつに絞ることはできませんが、気圧、気候だったり、ボール自体だったり、いくつかの要素がからんで、アメリカのほうが打球が飛ぶような印象はあります。どちらがいいという話でもありませんが、これもある程度、日本人打者のパワーがMLBで発揮できるようになってきた要因のひとつかもしれません。 さて、メジャー新加入の2人のお話をしてきましたが、他の日本人打者についても見ていきましょう。 まずドジャースの大谷翔平選手。ここのところは当たりが止まっている感もありますが、シーズンの出だしとしては例年通りといっていいのではないでしょうか。なんだかんだ言っても4月は6本塁打しています。 ただ、今季はドジャースで初めてのフルシーズン二刀流ということもあって、大谷選手自身の意識のなかで、ピッチャーの比重が増えているかもしれません。実際にここまで素晴らしい投球を続けています。久しぶりにピッチャー専任で試合に出たりもしていますね。登板中・登板後の打率があまり良くないことも考慮されているのかもしれませんが、まあそれはたまたまだろうと思います。
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