投げている球は「球界を代表するエース級」 異国の地で覚醒期待「巨人の右腕」は
苦労人だった助っ人
端正な顔立ちで重なる助っ人右腕が、来日通算64勝をマークしたセス・グライシンガーだ。ヤクルトから巨人に移籍した2008年に31試合登板で17勝9敗、防御率3.06をマーク。リーグ最多の206イニングを投げて2年連続最多勝に輝き、リーグ連覇の原動力になった。 グライシンガーは苦労人だった。大学3年時にアトランタ五輪の米国代表で銅メダル獲得に貢献すると、タイガースのドラフト1位(全体の6番目)でプロ入り。メジャーデビューを飾った2年目の98年に6勝を挙げる順調なスタートだったが、その後は度重なる故障で目立った活躍ができず、韓国球界を経て日本で先発としての輝きを取り戻した。 ウィットリーもメジャー屈指の有望核と言われていた。16年ドラフト1巡目(全体17位)指名でアストロズに入団して将来のエースと嘱望されたが制球難が解消できず、メジャー通算13試合登板で防御率10.57。新天地での活躍を夢見て、巨人への入団を決断した。 先発の頭数がそろっているとは言えない中で、ウィットリーが先発の軸になる投球を続ければ、シーズン終盤の優勝争いに絡んでいける可能性が高まる。打者に立ち向かう姿勢は勝利への執念、日本球界で成功したいという強い思いを感じる。V奪回を狙う巨人の救世主になれるか。 写真=BBM
週刊ベースボール