ホルムズ避けてタンカーが日本へ 半数超がOPEC脱退のUAEから
イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖が長期化する見通しのなか、日本政府は、海峡を通らない代替ルートでの中東産原油・石油製品の調達を増やす取り組みを進めている。そうしたなか、1日時点で11隻のタンカーが代替ルートで日本へ向かっているとみられることが分かった。
船舶の位置情報を公開するウェブサイト「マリントラフィック」などから商船の動きを分析している東京大学大学院の渡邉英徳教授(情報デザイン)によると、1日時点でタンカー11隻がホルムズ海峡を通らずに中東方面から日本へ向かっている。そのうち7隻は、同日付で石油輸出国機構(OPEC)を脱退すると表明したアラブ首長国連邦(UAE)の北東部フジャイラを出発している。4隻はサウジアラビアの西側の紅海を経由している。
日本政府が調達先として有力視するのはフジャイラだ。UAEは日本の原油輸入の約43%(2025年)を占める最大の調達先で、従来はペルシャ湾内からの積み出しが主力だったが、フジャイラはホルムズ海峡の外にあり、イランによる封鎖の影響を受けにくい。
官邸幹部は複数の船がフジャイラから原油を積んで日本に向かっていることを把握していることを取材に明らかにした。
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