裁判官に「口コミ」3000件超、弁護士がサイト開設…星の数で判決評価・「この世から消えろ」など中傷も
サイトの口コミに関する投稿ガイドラインでは、虚偽情報や侮辱的な投稿を禁止している。田中弁護士は、誹謗中傷を含む投稿を見つけた場合に生成AIが自動で返信し、表現を改めさせるようなシステムの導入を検討したいとする。
ある現職裁判官は「批判を受けるのは人を裁く立場である以上は当然で、裁判官が批判を恐れたら終わり。ネット上の意見で受け止めを知ることはあっても、気にはしない」とし、「多くの人が共感するような意見なら、面と向かって実名で批判してくると思う」と語った。
最高裁判所は読売新聞の取材に、「個別のサイトについてのコメントは差し控える」と回答した。その上で「SNSや各種ウェブサイト上において個々の裁判官への誹謗中傷やプライバシー侵害といった違法な投稿が許されないのは当然である」とコメントした。
元東京高裁部総括判事で、日本大学法科大学院の藤井敏明教授は「裁判官が国民感情や外部の意見を知り、より丁寧な説明をするようになるなどの効果は期待できるのではないか。ただ、裁判官が誹謗中傷で精神的に追い込まれる恐れがあり、節度のある投稿が求められる」と話した。