芝川愀

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芝川愀
@sbkw_syu
おれにまかせて

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自殺で亡くなった女子高生のnoteが、「さあ朝が来る、愛される準備だけはいつだって出来ている」で〆られていて、本当に悔しくなった。こんなのって敵わない。勝ち逃げじゃないか、と思った。勿体ないとも思った。ある一点において、本来まだ立ち入れないはずの領域に足を踏み入れてしまっている文章
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女子高生の自殺直前の言葉のように読めますが、当該投稿は2024年1月のものであり、最新投稿は2024年6月であることに留意が必要です。 note.com/jellyfish__moo… なお最新記事に実際に亡くなった等の記載はありません。
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横浜駅飛び降りで下にいた人が心肺停止になったニュースについて、父親と弟が「飛び込みとか飛び降りとか死ぬなら人に迷惑かけずに死ねよ。どうせ死ぬんだから死ぬほど働いて金貯めてみんなに配って死ぬとかさ」「死ぬときまで人に迷惑かけるとかほんとダサい」と言っていた。こんな世界で生きたくない
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そろそろ「他人の(しかも亡くなっている方の)文章を引用してバズって嬉しいですか?」みたいなクソ引用がつく気がするけど、おれは魅せられた文章を共有しないわけにはいかなかったし、作者が亡くなってるからこそ埋もれさせたくなかった。おれは彼女の文章を不定期に思い出しては諳んじていた
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さっそく「自殺した人の文章をエンタメとして消化してんじゃねーよ」って引用がついてるけど自分の意思でnoteに投稿してるわけだからそれは的外れな批判な気がする
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僕は人身事故で電車が止まったときに、一緒にいる友達や恋人が「ほんと迷惑なんだけどー、死ぬなら迷惑かけずに死ねよ」と言っていたら距離を置くと思います。そういう話をしています
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ある特定の基準において卓越している文章、瞬間最大風速的に、本来まだ立ち入れないはずの領域に足を踏み入れている文章というのがある。その形で広く評価されることはないけれど、その形で完成してしまっているもの
部屋のものをほとんど捨てたら身軽になった。ものを捨てるたび、文章を削除するたび、連絡先を消すたび、外界とのつながりを断ち、自分に関する情報を世界から消していくたび、おれは生きやすくなり、一方で確実に死に近づいていった
「ある一点において、本来まだ立ち入れないはずの領域に足を踏み入れてしまっている文章」について、創作活動をやろうと思ったことがない人は本当にわからないのかもしれない。数年、数十年訓練しないと辿り着けない領域に、瞬間最大風速的に立ち入ってしまうことが文章においては稀にあるんです
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芝川愀
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自殺で亡くなった女子高生のnoteが、「さあ朝が来る、愛される準備だけはいつだって出来ている」で〆られていて、本当に悔しくなった。こんなのって敵わない。勝ち逃げじゃないか、と思った。勿体ないとも思った。ある一点において、本来まだ立ち入れないはずの領域に足を踏み入れてしまっている文章
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女子高生の自殺直前の言葉のように読めますが、当該投稿は2024年1月のものであり、最新投稿は2024年6月であることに留意が必要です。 note.com/jellyfish__moo… なお最新記事に実際に亡くなった等の記載はありません。
10代最後の10分間をおれは踏切の前で過ごした。いつだって死ねる状態だったけど、やっぱりおれは無理みたいだったから、ここから先はもう生きることだけ考えることにしようと思う。10代で死ねなかったおれはもう自殺を選択肢に入れる権利がない
踏切の前に立って、煙草に火をつけた。苦手な貨物列車を、目を閉じずに見送った。やっぱり心臓はバクバクしたけど、今度はよろけなかった。20歳になりました。おめでとう。ありがとう
カラオケで他の人が歌ってて知った曲ってどうやっても「そのときその人が歌ったやつ」がおれにとっての本家になってしまう
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人命が関わるセンシティブな話題なのに口汚い強い言葉が飛び交ってしまう世界に辟易している、という趣旨のツイートなんだけど、巻き込み自殺をした人を擁護しているだとか誤解されたり、お前が死ねよとか暴言吐かれたり、暴言に対する苦言のツイートが暴言で埋め尽くされていて、こういうことだよ、と
飲酒やODによる嘔吐、あるいはリストカットによる流血に、「浄化されたい」という願いが、おそらく無意識的に込められているということ。悪いものを体の内側から出してしまえば、悪い血を流してしまえば、すっきり清浄に、正常になれる気がした
20歳まであと24時間をきった。そんなことを考えていると涙がでてきたけど、それはあくびのせいだから大丈夫だった。所持金を数えた。片道の旅は、往復の旅の半額で済む。だから、2倍遠くへ行ける。と思った
「本当に死にたい人は死にたいって言わない」みたいなやつ意味わかんなすぎる。とっとと死んだやつはもう死にたいなんて言えないし、これから死ぬやつは普通に死にたいって言うだろ
大学めちゃくちゃ楽しい。すごい速度で新しい人と関わって、毎日飲んで、終電で帰ったり帰らなかったりして、もういろんなことがずっと昔に思える。密度がすごい
「自分に酔う」というのはつまり「自分の身に起こったことのすべてに意味を見いだし、自分の人生を一本道の物語として捉えること」である。その一本道は自分だけのものなのだから優劣などはないし、物語化された人生にとっては足るも足らぬもすべて伏線になる
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芝川愀
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村上春樹や村上春樹を好きな人について、「自分に酔いすぎてるのが気持ち悪い」という批判が見られるが、おれは「自分に酔う」ことこそがこの不条理な世界を生き抜くうえで唯一再現性のある方法だと思っている
何千回もの「あのとき死んでおけばよかった」を上書きできるほどの「生きていてよかった」と思える夜が欲しい
高一の頃、詳しくは書けないけれど家庭環境のよくない友達が「そうは言ったってさ、おれたち頑張らなきゃいけないよ」と呟いた。それは下校中のことだった。それから彼の家庭環境はますます悪くなり、彼の成績はますます伸びていった。おれはまだあのときの彼にすら追いつけていない
じつは来年大学に入ることで大一になり実質若返ることができます‼️‼️‼️‼️20歳こそ頑張るぞ‼️‼️‼️‼️‼️一生分遊んだけどおれはもっと遊ぶぞ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
付き合う前まで明るくて前向きだった女の子が、別れるときには厭世的な人間になっていたのを見て、おれ自身がこの世界の病巣なのだと思った。おれの中に病巣があるのではなく、おれ自身が病巣だった
たぶん僕たちくらいの歳の若者には、きちんと用意をして、コンディションを整えて、最良の自分で遠いところの会いたい人に会いに行くという行為が必要で、それは徹底的に愚かでなければならず、その愚行に意味を、物語を持たせるということが、大人になることへの最後の抵抗なのだと思います
酔ってるって言われること多いけど、「自分に酔う」ことこそがこの不条理な世界を生き抜くうえで唯一再現性のある方法だと思う。起こったことのすべてに意味を見いだし、人生を一本道の物語として捉えること。その一本道に優劣などはないし、物語化された人生にとっては足るも足らぬもすべて伏線になる
村上春樹や村上春樹を好きな人について、「自分に酔いすぎてるのが気持ち悪い」という批判が見られるが、おれは「自分に酔う」ことこそがこの不条理な世界を生き抜くうえで唯一再現性のある方法だと思っている
真っ白な肌をした中3の女の子が、当時22歳だった不細工な元彼が忘れられないと言っていた。車で迎えにきてくれるし、家にも呼んでくれるし、高価なプレゼントもくれる。デート代は出してくれるし、えっちのときは思いっきり首を締めてくれる。彼女の腕にはリスカ跡があって、父子家庭だった
うっすら小説家志望のおれらは書きもしない癖に不幸を集めてしまう。忘れていいはずのことをいつか使えるかもって大切にしてしまう
昨日今日で数百、もしかしたら数千件の人格否定的な言葉を浴びせられた。ほんとにこんなことあるんだ、と思った
おれの虚勢を見抜いて、もうそんなことしなくていいんだよ、そんなことしなくても私は好きでいるよ、って言ってほしい
どれだけ痛い、ポエマー、才能ない、と言われても、それを言っているお前らもいつか救ってやるからな!という気持ちでいる
本当にすべての人が幸せに生きていて欲しい。死ぬときは自分の人生に納得できる死に方であってほしい。本当にそのことばかり考えている
近所に、「大谷、お前を倒す。絶対にいつか超えてやる」と叫びながらバットを振っている20代後半~30代?の男性がいる。おれは彼のことをバカになんてできない
一度でも「好き」って嘘で使ったら、自分に向けられる「好き」も全部疑って生きていくことになるんだよ。普通に生きてたら「好き」が嘘かもしれないなんて思いもしないんだよ
僕が関わって(いる/いた)人たちのなかには、「この人には正しく理解されなくてもいいから好かれていたいな」と思う人と、「この人には好かれなくてもいいから正しく理解されたいな」と思う人がいて、それが僕からの好意や関係性、距離感に依存しないので不思議だなと思う
おれは捻くれているので、「好きで始めたはずの音楽がお金に変わっていくことへの苦悩」みたいな歌詞を見ると、儲かってるんすねえ、と思ってしまう
もうすぐ20歳になるしここからもう最短距離で最高速度で最大効率で幸せになりたい。寄り道してる場合じゃない。おれにとって必要なことだけやって、おれにとって大切な人だけ残す
自分の中にある言葉をすべて吐き出してしまいたかった。浄化されたかった。文章にすることで、自分の中の薄暗い部分を自分の身体から切り離せるような気がしていた。ひどく陰鬱な小説をひとつかいて、そこから先の人生はそういうものと無縁に生きていこうと思った
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そしてこれは完全に自負ですが、おれはその領域にたびたび入っては、まとまった形としては成果物を用意できないでいます。村上春樹『スプートニクの恋人』のすみれのような人が「それ」です
主人公に対して「まるで自分のことが書かれているようだ」と感情移入しながら小説を読むことはたびたびインターネットで「自分に酔いすぎ」などとバカにされるけれど、「まるで自分のことが書かれているようだ」と感情移入しながらの読書体験には代えがたい価値があると思う。自分に酔っていきましょう
おれはTwitterの皆さんみたいに高学歴なわけでもなければ、芸術系の大学に通っているわけでもない。サブカルに詳しいわけでもないし、楽器も弾けない。人生経験が豊富なわけでもない。人並みにやることすらできないし、得意なことがあるわけでもない。おれに特別なことは一つもない。本当のからっぽ
もうおれ20歳なっちゃったから、酒も煙草も夜遊びも合法なんだけど、誰も咎めてくれないんだけど、どうしよう今度はもっと悪いことしなきゃだめなんかな
電車のなか、背の高い、美人ではない女性が人生哲学について大声で喋っていて不快だった。自分も酔うとこうなっているときがあるかもしれないと思ってそれも嫌だった
どんなに刺激的な体験やどんなに幸福な体験をしても次の日には過去のことになってしまう。過去のことはまるで夢のようだと思う。すべてのことは過去に、夢になってしまう。だからおれは刺激的な体験や幸福な体験のなかにいるとき、既に実現していることにも関わらず、これが夢になるのは嫌だな、と思う
気の強い女の子と付き合いたすぎ。翻弄されたすぎ。そのうえでちゃんと愛されたすぎ。安心しながら翻弄されたすぎ
誰にも理解してもらえないとわかっていることを大声で喚き散らし、案の定理解してもらえず、距離を取られ、無視されて、よしよし、やっぱりおれは特別みたいだ、と微笑むような人生
おれって別にすごくないらしいという事実を、受け止めきれないから、受け止めるためにぼーっとしてみると、だんだんどうでもよくなってきて、でもいずれピントが合う瞬間があって、どうでもいいわけないじゃん、と思う。苦しい
これはおれがこれから生きる態度を考える上で大切なことだから。「自殺するやつなんか軟弱者だから切り捨ててけ。迷惑かけんな」って思いながら生きたほうがいいのかな?普通はそうなのかな?おれは被害者も加害者も全部ひっくるめて考えたいと思ってしまう。答えが出せなくても、せめて考え続けたい
街は早くもクリスマスムードだった。お金を入れると動くよ、と書かれている箱の奥には道化師がいて、100円入れると踊り出した。おれはこういうときいつも彼の人生のことを考える。ストリートパフォーマーをやろうと決心した日のことを考える。帰ったあとのことを考える。仮面の下の表情のことを考える
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まだ若いのに、若さゆえの痛々しさ、青臭さを武器にしないでどうするんですか。技量で戦って年長者に勝てるわけないんだから
ヘンな家庭環境のせいで、自分が人並みに努力すれば人並み以上に幸せになれる存在であるということに気づけずにヘンに悲観的になってヘンな人生を送ることになってしまった
泥酔したときの、なんでもできそうな気がするあの感じ。実際には千鳥足でぐるぐるまわってるだけのあの感じ。もう色のなくなってしまった人生の、アスファルトに寝転がってるときだけ、世界がもう一度美しく鮮明に見えるような気がした
村上春樹には、超常現象の原理が一切説明されず、主人公が物語の歯車のひとつでしかなく全貌を最後まで知らないという傾向が強いけれど、それを荒唐無稽だというのは筋違いで、だって現実におれらはこの世界がなんなのか説明されてなどいないし、歯車のひとつでしかないわけじゃないですか
おれの前からいなくなったみんなの前から、本当はおれが先にいなくなりたかった。この2年間、本当に多くの人がおれの人生を通り過ぎていった