内なる修羅
理性が吹っ飛んだ銀さんいいなぁと思って久々の投稿。
オチの付け方いい加減誰か教えて。
個人的に、銀さんの理性吹っ飛んだら、夜兎とは違って無の状態になりそうと思って、うまく表現できてるといいなー。
まだ行間妄想してない話いっぱいあるから、またちょこちょこあげれたらと思います。
銀魂は永遠に不潔で不滅。
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肉体の焼ける匂い、敵味方どちらとも分からぬ慟哭、そして爆音。
戦場では日常茶飯事なそれらは、普段銀時が気にも留めないものだった。
何より、斬った張ったの戦場ではそんなこと気にしている余裕はないし、そもそも集中しているため気がつかない。
しかし、今日の銀時はそれらを敏感に感じとっていた。
体調が悪いわけでも、ましてや集中していない訳ではない。
ただ、いつもより命が消えていく感覚を鮮明に感じる。匂いで、音で、映像で、触覚で。
騒がしいったらありゃしねぇ。
そんな感覚を振り払うかのように銀時は殿目指して戦場を駆けた。
目の前に群がる敵を切り捨てる度、反吐が出るような感覚に襲われる。肉を斬り裂く感覚は鮮明に掌に伝わり、消えるような呻き声すら聴覚は逃さない。血はいつもよりずっと紅く、鮮やかに銀時の目に映った。
(うるせぇ、うるせぇ、うるせぇ!!!)
銀時は咆哮した。己の中に流れ込む感覚を掻き消すように剣を振る。
ふと、己を呼ぶ声を聞いた。決して大きくはない声だった。
声の方に目をやると、30メートル程先で、足がない兵士が助けを求めるように此方に手を伸ばしている。
「銀時さ……」
呆気ないものだった。銀時が助けるどころか、手を伸ばす間すらなかった。
人だった肉塊は、どちゃりと音を立てて地に伏した。
仲間の死など、戦場の常だ。
だが、銀時は目を見開いたまま、その兵士から目を離せなかった。
さっきまで、気配のしていたもの。さっきまで、その手を伸ばし、声を発していたもの。
それがどうだ、今は気配のない、ただの肉塊だ。
銀時の中で、何かが騒ついた。
銀時は辺りをゆっくり見回した。敵も味方も血を流し、呻き声を上げ、涙を流しながら死んでゆく。
何故だ。何故皆戦う。敵に斬られ、苦痛を受けながらも何故戦うことを辞めない。
この戦いに命を賭ける価値など何処にある。
突然、足を強く掴まれた。驚いて足元を見ると、下半身のない天人が此方を睨みつけていた。その目は、絶望や憎しみで満ちていた。
此方をしっかりと見据えて、口から血を零しながらも何か言っている。銀時にすら聞こえないような小さな声で。
やがて天人は絶命した。
銀時を見つめたまま徐々に光を失っていく天人の瞳を見て、何かがプツリと音を立てて切れた。
ぶち切れ銀時マジかっこいい!!!