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辺野古沖で転覆した2隻の船(時事通信フォト)

辺野古沖で転覆した2隻の船(時事通信フォト)

講演は事前告知なし

 そうしたなか、地元紙と団体との関係をめぐって新たな事実が判明した。沖縄県内の教育現場に立つAさんが証言する。

「本来であれば、死亡事故を起こした団体の責任を先頭に立って追及しなければならない地元メディアの琉球新報が、悲惨な事故にどこまで真剣に向き合っているのか疑問を持ちました」

 Aさんは事故から約1か月後、4月18日に開かれた「沖縄戦の記憶継承プロジェクト」の講座で起きた出来事について口を開いた。同プロジェクトは沖縄戦を語り継ぐ平和ガイド・語り部を育成することを目的としており、共同代表や事務局長ら実行委員会の幹部に琉球新報の編集委員、論説委員が名を連ねている。

「私自身もこのプロジェクトを受講しており、4月18日の回にも参加していました。この日はバスを貸し切って沖縄県北部の戦跡を巡るという内容のフィールドワークでした。事前に配布されたプログラムには一切記載がなかったのですが、フィールドワークの途中で、転覆事故の当事者であるヘリ基地反対協議会の浦島悦子氏(共同代表)から話を伺うということが急にアナウンスされたのです。事故の原因などについて捜査や検証が進められているなかで、責任を問われている当事者をゲストとして呼ぶなんて理解できません」

 講演内容の音声を確認すると浦島氏は冒頭で《1か月前の辺野古沖の事故で大変ご心配をおかけしていることをまずお詫び申し上げます》と謝罪しつつも、《誤解っていうかな、虚偽情報とかも本当に山ほど流されていて、あの皆さんもあのどれが本当かわからないってこともあると思うんです》といった弁明も口にした。

 浦島氏の講演が実施された経緯や、参加者に当日まで情報が伏せられていた理由などを琉球新報社に尋ねると「受講費を収めた受講生らが参加する閉じた勉強会であり、その中で内容についてはお答えは差し控えさせていただきます」とした。ヘリ基地反対協議会には、講演内容について質問状を送ったところ、浦島氏から「私は主催者ではないのでお答えする立場にありません」との回答があった。

 関連記事では、琉球新報のイベントの講演で浦島氏が事故について弁明した内容の詳細を報じ、その音声も公開している。

▼▼▼関連記事▼▼▼
【詳しくは…】《音声データを公開》「私は知らなかった」辺野古転覆事故の抗議船運航団体・共同代表が琉球新報のイベントで講演していた

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