発達障害のADHDやASDはほとんどの保育者が知っているが、「DCD」は2割…手先が不器用・運動が苦手
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長崎大子どもの心の医療・教育センター長の岩永竜一郎教授らが、2022年度に全国の保育施設を対象に行った調査(580施設が回答)では、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と自閉スペクトラム症(ASD)については「保育者の全員またはほとんどが知っている」とした施設が9割に上ったが、子どもの手先が極端に不器用だったり、運動が苦手だったりして日常生活に支障が出る「発達性協調運動症」(DCD)は2割にとどまった。5、6歳児でDCDの診断があるのは0.2%、診断はないが不器用さが目立ったのは4.8%だった。
また、市区町村の乳幼児健診担当者への調査では、約4割がDCDの知識が少なく、健診でスクリーニング(選別)検査を行っている自治体は3割だった。
岩永教授らは調査結果を踏まえ、支援マニュアルを作成。▽ハイハイがうまくできない▽幼児期に食べこぼしが多い▽学童期にひもが結べない――などの兆候や、園や学校で気付くポイント、支援策などを具体的な事例とともに紹介している。
岩永教授は「周囲がDCDについて知り、早期に支援につなげることや、普段の声かけや使う道具を工夫するなどの関わり方が大事だ」と話す。