幻となった2020年に月面を歩く人型ロボット 宇宙基本計画

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論説委員・行方史郎
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「時をよむ」 論説委員室から

 政府が自律性を備えた人型ロボットの開発などに10年間で4千億円を投じ、2030年までに試作機をつくる――このニュースを聞いて記憶がよみがえった。日本はかつて20年を目標に月面に二足歩行ロボットを送り込む壮大な計画を掲げたことがある。

 09年に策定した宇宙基本計画のなかで「我が国の得意とするロボット技術をいかして、二足歩行ロボット等、高度なロボットによる無人探査の実現を目指す」と明記したのだ。

 提案したのは日本人初の宇宙飛行士毛利衛さんだ。細かな砂で覆われた月面を動くのに二足歩行がふさわしいとは到底考えられず、とっぴな発想にしか思えなかった。

 「二足歩行」の意義について…

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この記事を書いた人
行方史郎
論説委員
専門・関心分野
感染症、生殖補助医療、宇宙開発、原子力
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    藤井涼
    UchuBiz編集長
    視点

    「人型」は早かったかもしれませんが、月面開発はまず人ではなくロボットで進められると言われています。たとえば、ASIMOを開発したホンダは現在、遠隔操作できる「アバターロボット」によって月面という極限環境での危険な作業を代替し、リスクを減らす

    2026年1月16日 14:58