時浦兼(トッキー)

「『神功皇后論』に仕掛けた罠!」神功皇后論インタビュー・第5回

時浦兼(トッキー)

2026年5月3日 11:00

『神功皇后論』発売記念 小林よしのりインタビュー
第5回「『神功皇后論』に仕掛けた罠!」

(インタビュアー・にしやん)

小林よしのり最新作!神功皇后論

小林「冒頭に三韓征伐の話を出しているけれど、三韓征伐をやったからこそ、明治初期まで、日本では神功皇后がすごく有名で、英雄であったわけですよ。
でも結局戦後に、朝鮮を攻めたからという理由で、神功皇后を消してしまっているんだ。
そもそもそれこそが自虐史観だよね。

あと三韓征伐を行うときに、神功皇后は身籠っていて、この子供は本当なら仲哀天皇と神功皇后の子供で、応神天皇ということになるのだけれども、三韓征伐を終えて船で戻ってきて産んだということは、その期間が20ヶ月も経ってしまっているんだよね。
どう考えても計算が合わないでしょう?
だとすると、この子供は仲哀天皇の子供ではないのではないか、と考えてしまうよね。別の男の子供じゃないかと。
すると、もうそこで途絶えてしまっているよね、男系が

実はこれは、わしが仕掛けている罠なんだ。
だから、そこはわざとまだ描いていない。敢えて場面転換をしているんですよ。この描き方は」

小林「うん、そうなんだ。だからまたこの話に戻ってこなきゃいけない。三韓征伐の場面はもっと詳しく描かなければいけないんだ。その為にはもう一度場面転換して、、、という構想が実はあるんだ。
作家として、罠を仕掛けてしまおうと思っているわけですよ。全部を!

小林「だからそれはネタバレになるけれども、それでも構わないんだ。どうせそうするつもりなんだからさ。それに三韓征伐の話は、これだけじゃ全然足りないから!
神功皇后の物語はもっと続くんだよ、本当は。だってこの人はめちゃくちゃ長く生きてきてるからね。
今は神武天皇のこと描いているけど、またその話に戻ってくるから、「神功皇后論」のタイトルのままいかせてくれって言ってるんですよ。」

バックナンバー
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第2回「『日本書紀』にも捏造がある!」
第3回「漫画だから描ける、古代人の感覚」
第4回「コンプラ気にして古代が描けるか!」