あなたのフォーシーズヒストリー 牧野一喜さん
ーー人の数だけ物語はある。あなただけのフォーシーズヒストリー、教えてください。
フォーシーズに関わる人々に、「あなただけのフォーシーズヒストリー」を語ってもらう企画です。
前回登場してくださった廣瀬兼三さんが繋いでくださった第4回目のストーリーテラーは、牧野一喜さん。
どのようなお話をうかがえるのでしょうか。
総務・人事本部 戦略総務部 部長
はじめまして。戦略総務部の牧野一喜です。
「戦略総務部・・・?」と、聞き馴染みのない部署かもしれませんが、今回私の名前を挙げてくださった廣瀬さんの言葉を借りると「裏方仲間」といえます。
廣瀬さん所属の店舗施工本部と私が所属する戦略総務部は、表舞台に立つことはありませんが、土台を支える、という点で度々一緒に仕事をしてきました。
例えば、弊社の福利厚生の保養所建物があるのですが、修繕の有無や清掃についてのやりとりはお互いの部署で行われます。
他にも、DX(Digital Transformation)関係でエクセルで管理しているものをクラウド上で管理するよう変更する中で、施工の方々と総務部でのやりとりが密にあります。
お互い年齢も40代で親近感を持ってくださって今回お話いただいたのかと思っています。
戦略総務部とは?
総務部というものを「これ」と一言で表すのは難しいですね・・・。
実は昨年、総務部から「戦略総務部」と部署の名称が変更になりました。
総務部の時代は「備品・社宅管理」、「福利厚生」、「衛生関連」、「安全衛生委員会の運営」「労災対応」、「障害者雇用」などがそれぞれ業務として存在していました。
もちろん全ての業務が重要ですが、加えて今後は「会社が抱える課題を解決するために積極的に問題提起や改善を促す」ことも目標に掲げ、今までの会社を守るための業務から攻めの業務までを担うため、「戦略総務部」と名乗るようになりました。ちょっと攻撃的な名前に聞こえるんですけれども(笑)
ですから現在は、会社の課題を戦略的に考えて実行していく部隊として、新たに動いています。
それは、部署の垣根を越えて社員のため、ひいては社会のために繋げられるような業務を率先して行っていくことも求められるということ。
DXやAI関連も、先進的なものを用いつつ、会社の課題解決に向けて動いている部署です。
全てのチームを合わせると、総務部には24名在籍しています。そのうち本社には7名在籍し、日々課題に取り組んでいます。
最近実施された新しい取り組み結果として、目に見えてわかるものは、会議室前の予約システムです。
これは11月初旬に設置しました。これにより、従来の予約システムに加えて、予約内容を可視化することができるようになりました。
もう一つは、今夏に設置完了した会社入口の扉です。
来社いただいたお客様はまずこちらにお越しいただくのですが、これまではこの扉がなく、夏場は風がなかなか通らず蒸し暑いなどご不便をおかけしていました。
今回、待合エリアと廊下の間に扉を設置することができたため、以前より快適にお過ごしいただけるようになりました。
社員が1度は不便さや疑問を感じたことがあるけれど、どこに言えば良いかわからない・・・そのようなことを、現在は戦略総務部が解決すべく動いています。
1つ1つはちょっとしたことですが、社員のみなさんに少しでも「よかった」と思ってもらえる環境作りを目指しています。
「はじめて」がつまった一枚のピザ
私がフォーシーズに入社した経緯は、高校生まで遡ります。
生まれて初めてのアルバイトが、ピザーラでした。
当時、私は新潟県に住む高校生。部活ではアルペンスキーという競技スキーをしていたのですが、怪我をきっかけに引退しました。
そんな時、「ピザを食べられるバイトがあるよ。超楽しいよ」と友人に勧められたのがバイトを始めるきっかけとなったんです。
当時、新潟県の某バーガーショップの時給が600円台だったのに対して、ピザーラは900円。かなり好条件なアルバイトだ!と飛びつきました。高校3年生の時でした。
勤務地はピザーラ長岡店。当時店長だった齊藤将志さん(現在は専務執行役員)に採用してもらいました。
出勤初日に食べたピザの味は思い出深いです。
バスターズという名前のピザで、今でいうバスターズクォーターです。私がアルバイトを始めた時の新商品でした。
当時のバスターズは、モントレー(ポテト入り)、テリヤキチキン、サラミ、シーフードの4種類が一枚に集結していました。当時のピザーラのバランスをとった最高の一品だったんです!
初めて社販で食べたところ本当に美味しくて、「これは親にも食べさせてあげたい!」と買って帰ろうとしたところ、「マッキー、自分で作っていいよ」と店長が言ってくださり実際に自分で作りました。はじめてのピザ作り、出来栄えは決していいものではなかったです・・・
当時は原付で移動していて、ヘルメットを入れるところにピザの箱を無理やり入れて持って帰ったところ、悲劇が起こりました。
家族に「すごい美味しいピザなんだよ!」と興奮気味にピザ箱を開けると、具材が寄ってしまっていたんです。
私は、ピザが崩れるということを知らなかったんですね(笑)
すごくショックで半泣きでしたが、それでも家族が「美味しい美味しい!ピザーラってこんなに美味しいんだ!」と喜んで食べてくれた光景は今もしっかり覚えています。
齊藤将志店長(当時)、牧野さんwithバスターズ
そのように楽しく働かせていただいている中、冬のことです。苗場に新しくオープンした、ピザーラとしては初めてのイートインピザ店、ピザーラエクスプレス苗場店に住み込みでバイトすることになりました。
通っている高校が山寄りで苗場からも決して遠くはなかったため、これは学校へも通えるぞと、自ら立候補しました。
その苗場店で、転機が訪れました。
社長 から直接リクルーティング!?
ある日、肩に「PIZZA-LA」とロゴの入った真っ赤なスキーウェアを着た夫婦が来店されました(女性は黄色だったかもしれません)。
「店長、なんだかすごい人たちがいます!」と言うと、「いやいや!社長(当時)だよ!!」と。それが淺野代表・会長との初めての出会いでした。
高校卒業後の進路は、春からはピザーラで引き続き働き、冬は山にこもってウィンタースポーツを楽しめたら良いなと漠然と考えていました。
そのような話を、その日呼んでいただいた食事会で代表と会長を前に話すと思いがけない言葉が。
「それならぜひうちの会社に入りなさい!」
代表がおっしゃってくださった言葉です。
東京の企業のトップの方が、会って間もない得体の知れない自分に目を向けてくれたということが、とても嬉しかったのを覚えています。これまでの経歴や学歴を事細かに話したわけでもない中、自分自身を見出してくださったように感じて、嬉しくて嬉しくて、本当にいいんですか!?と舞い上がりました。
実は、ピザーラという企業に感動を覚えたのはこの時が初めてではありませんでした。
長岡でのバイト初日、当時はスキーで挫折していてかなり自信がなくなっている時期でした。そんな中、初日にも関わらず店長がとんでもなく褒めてくれたんです。
電話に出ると「すごくいいじゃん!そんないい声で電話に出る子いないよ」と褒めてくれ、たまたま二度目の電話に出た電話先のSVも電話対応の声を褒めてくれました。
その後もアルバイトを続ける中で、配達先のお客様から配達後ドアがしまった際に「今の子接客すごく良くなかった?」という声が聞こえ、働いてこんなにみんなに喜んでもらえることってあるの?と、これまでにない喜びを感じていました。ピザーラのアルバイトの日々は自分自身を取り戻してくれる、とても大切な時間となったのです。
そこに代表たちとの衝撃的な出会いが重なり、大袈裟ではなく「ピザーラ」が私の人生を大きく変えてくれました。
はじめての東京の味
その後、入社に向けた面接などが行われました。
初めて東京に行ったのは、最終面接の時です。
私は緊張して何も食べていませんでした。
面接で代表に、「何か食べたか?」と聞かれ、何も食べていないことを伝えると、「帰り道にクア・アイナ(青山本店)があるから、アボカドバーガーを食べていきなさい。飲み物はモミティーを飲みなさい。最高だぞ」と言われました。
そう言われたら、当然行きますよね。
代表に言われたメニューを注文し、実際に商品が出てきた時の第一印象は「でか!!」でした!
新潟ではこんなに大きなハンバーガーを見たことがなくて、「これが東京か・・・!」と驚き感動しました。
クアアイナから眺める青山通りを眺めながら、これからどうなっていくんだろう、どんな生活が待っているんだろう・・・と期待と不安を胸に抱いていました。
結果、無事最終面接をパスし、高卒新卒のような形で入社が決まりました。
勤務地は東京のピザーラ神田店。東京へ行くんだ!と浮かれていたと思います。
一方で、18歳で初めて親元から離れるというのは、おじいちゃんっ子だった私にとっては寂しくもありました。
祖父に「いつでも帰ってこい」と送り出されセンチメンタルだったのも束の間、東京では仕事が忙しく、そのセンチメンタルも忘れてしまうほどでした。
東京は新しいもの・刺激だらけです。
私が新潟から出てきたと分かると、周りの人たちが色々なお店を教えてくれました。スターバックスのキャラメルフラペチーノや松屋の牛焼肉定食をよく食べました(当時はどちらも新潟にはありません)。懐かしいです。
一方、これまでは家族の作ってくれた健康的な食事をとっていたので、一変したジャンクな食生活に「これで良いのかな」と戸惑うこともありました。
そう思いつつも東京での生活に慣れてしまって。しっかり食べてはいるけれど、そのラインナップを胸をはって家族に伝えることはできないぞ・・・と。
だんだんと東京の知り合いが増えるにつれて、生活が潤い楽しくなっていきました。
部活こそ個人競技でしたが、私自身、人と何かをするのがとても好きなのだと思います。
例えばクリスマスイブ。今はない文化かもしれませんが、当時はみんなで円陣を組んで気合い入れをしました。ワンチームになれている感覚が楽しくて。
事故もなく、お客様にも満足いただき、売り上げもとることができて、みんなが笑顔で1日を終えることができた。そういった達成感はたまらなく嬉しかったですし、その感覚は今も同じです。
誰かと喜びを共有できるのはたまらなく嬉しい。それは今も変わりません。
現在の部署に至るまで、関わった業態はピザーラ一筋で、今でもヘルプでピザーラの店舗に勤務することもあります。
楽しいこともある一方で、もちろん大変なこともあります。
店舗では同世代から年上のスタッフをまとめ、引っ張っていくべきシーンがあります。10人いれば10通りの考え方がありますから、衝突することもありました。入社自体が10代だったこともあり、まだ経験値も浅い自分が相手とどのように向き合うのがベストか、考えさせられました。
経験の中見つけたのは「相手を敬うこと」
コミュニケーションにおいて「敬意」を失った途端に関係は崩れてしまいます。そういったものは、表情や口調にすぐに現れてしまうと私は思っています。
相手の立場に立つことを前提に、自分の主張もしっかりと組み込み理解してもらう。
これは今も変わらず心掛けていることです。
仕事って全ては人間関係ではないでしょうか。
技量のようなものは、個人でいくらでも磨くことができます。足りないと思えば時間をかけて学べばいいし、自分のあり方次第で変えられる。
しかし、相手のある仕事というものは、自分で変えることには限界がありますよね。いかに自分が変わって相手に認めてもらうか、それに尽きると思うのです。
そう思う根底には、高卒の私は色々学んできた方々とは違う部分もあるかもしれない、という葛藤があるからだと思います。ありがたいことに、周りの人は気にするなと言ってくれますが。
だからこそ、自分の中で「何が大切か」という信条をしっかりと持ち、仕事することを大事にするようになりました。
It’s my passion
もう一点、私の中で大切にしているのは「情熱」です。
ピザーラの帽子に「It’s my passion」と書いてあります。私は言葉の中でこれが一番好きで。「これ自分のことだ!」と(笑)
この言葉は、事業にかける代表の情熱だと私は思っていて、その情熱が持続し、周りの人に伝わっていっているからこそ、ピザーラ40周年を目前に控えているのだと思っています。
自分にもその情熱が伝播していて、だからこそ今の自分の仕事に積極的に取り組むことができるのだと思います。
情熱の原動力について考えてみると、「こうしたい、こうなりたい」という理想からきているのかもしれません。「こうだったらいいのにな」が燃料となり、実現に向けて走り出せている、そんな気がします。
大小問わず目標があり、そこに一つずつ近づいていく。
理想があるから情熱が芽生え、何かが生まれる。だからこそ面白いです。
ランニング沼
情熱は私生活にももちろんあります!今アツいのはランニングです。(家族も大切にしつつですよ)
実は、平田泰三さんと同じチームに入っています。
始めたのは2年くらい前からで、ハマったきっかけの一つに平田さんの存在があります。
2023年の冬ごろ、私がフルマラソンに向けたトレーニングをしている話を耳にした平田さんが声をかけてくれました。話をする中で、平田さんが目標設定決めからトレーニングメニューまで組んでくれたんです。
コロナの影響で2024年に延期になっていた東京マラソンに参加するなどランニングを続けていく中で、本当に目標達成できてしまって!!
40代になっても、トレーニングを積めばスポーツで達成することができるということに感動し、そこからがっつりはまり今に至ります。
楽しくて、週5、6日はトレーニング。内容はランニングだけではなく、ウォーキングやエアロバイク、プールスイムなど、様々なものを組み合わせています。
一周回って身体には良くないかもなぁと思いながらもやめられません。
仕事終わりにそのまま走って帰ることや、朝起きて1時間だけ走るなど、仕事の合間をぬってやっています。
荒川河川敷はノンストップで走ることができ、気持ちよく走れるオススメエリアです。皇居は王道ですが、四季を感じることができるのでやはり気持ちがいいです。
どこだったらノンストップで走ることができるか考えて、都内の様々なエリアを探しては実際に訪れて走る、というのが楽しいんです。妻には呆れられていますが(笑)
現在の目標はフルマラソンサブ3(3時間切り)です。あともう少しで達成できそうなので、諦めずにトライし続けます。
〈前回回答者・廣瀬兼三さんからの質問〉以前所属していた営業職に戻りたいと思いますか?
なんてとんでもない質問を・・・!と廣瀬さんを呼び出したい気持ちです(笑)
答えとしては、置かれたところでベストを尽くしたい、です。
業務に関わらず、会社組織というものは与えられた環境でベストを尽くすものだと考えていて、その中で自分の強みを出したり、足りないものがあれば勉強するなどして補う中で成長していけるのではないでしょうか。
私は、店舗勤務から人事、採用、労務関係、給与に関わる業務など、本当に多岐に渡る部門での仕事に携わってきました。
店舗勤務から本社勤務では環境が大きく変わり、正直戸惑いもありました。
しかし幸運なことに、本社での最初の業務は人事や採用に関わるものだったので、これまでの業務と共通することもありました。
例えば採用という点です。店舗時代もアルバイトの採用は行っていましたし、何よりリクルーティングというのはこの会社の良さを伝えることが重要です。
その点、私はこの会社が大好きなので、いくらでも伝えられるかもしれない。自分にもってこいだぞ!と、ありのままで仕事することができました。そのような環境に置いて下さったことに、とても感謝しています。
自分はこの環境がベストだ!ここまでだ!と思ってしまうことの方がもったいないと思うので、いつでもチャレンジしたい気持ちです。
事前にお渡しするアンケートの設問にしっかり目を通していただいて、お話をまとめてきてくださる実直なお姿が印象的でした!
フォーシーズではランニングが密かにムーブメントを巻き起こしているのかもしれません・・・🏃
牧野さんから、次回のストーリーテラーをご指名いただきました!
次回もお楽しみに。
▼フォーシーズ公式サイトはこちら
(文:フォーシーズnote編集部ライター・ひよこ)


コメント