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三角初華Diggy-MO'説は紛れもなく真実──あるいは永遠のものは果たしてあるのだろうか

時は2023年、Cru(SOUL'd OUT及びDiggy-MO'のファン)である僕は悲観していました。
「Diggy、今何してるのかなぁ…」
Diggy-MO'は2018年を最後に新曲もライブもやらなくなり、ほとんど音沙汰がなくなっていたのです。
しかしファンクラブを確認していると、ある時を境に怒涛のお仕事情報が更新されていったのです。
「Ave Mujica『黒のバースデイ』の作詞をDiggy-MO'が担当」
 「Ave Mujica『ふたつの月~Deep Into The Forest~』の作詞をDiggy-MO'が担当」
「Ave Mujica『Choir ‘S’ Choir』の作詞をDiggy-MO'が担当」

……


\large\bf なんだこれ!?



\textmd{Yo, wazz up?! I'm from S.O}
\textmd{…You know that thing that}
\textmd{I was talkin' to you 'bout?}
どうも。皆さんはアニメムジカはご覧になったでしょうか?元々SOUL'd OUT Cruだった僕はDiggy-MO'という文字につられてMyGOも含め視聴しました。アニメは先日最終回を迎えまして、彼女たちの物語はひとまず幕を閉じたわけなのですが、最後まで見た人の全員が確信したと思います。



\large\bf そう、三角初華の正体が
\large\bf Diggy-MO'であることを


本記事はアニメ「Bang Dream! It's MyGO!!!!!」及び「Bang Dream! Ave Mujica」の最終回までのネタバレを含みます。ご注意ください。




そもそも三角初華とDiggy-MO'って誰?

この記事を読む方の中には三角初華とDiggy-MO'のどちらか、あるいは両方をよくご存知ではない方もいらっしゃるかもしれません。ですのでまず二人の人物紹介をさせていただきます。


三角初華(みすみ ういか)

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アニメ「Bang Dream! Ave Mujica」のメインキャラクターのひとり。Ave Mujicaはアプリゲーム、テレビアニメ、声優ライブなどメディアミックス展開を行う作品「Bang Dream!」シリーズの作品及びそのバンドで、アニメ放送前は詳細が全て伏せられた状態で曲のリリースやリアルライブなどを行っており、アニメムジカの前作にあたる「Bang Dream! MyGO!!!!!」の第13話にてキャラクターとキャストが公式的に発表されました。
ちなみにバンドリは様々なシリーズがありますが、MyGOが実質的な1期、Ave Mujicaが2期となっており、物語的には他のシリーズからはほとんど独立しているのでこの2作品だけを見ても問題なく楽しめると思います。(少なくとも僕は大丈夫でした。)
初華は本作でも特に素性の知れないキャラクターとなっており、第11話では本当の素性がバンドメンバーである豊川祥子の祖父の隠し子の三角初音であると明かされ、本来祥子に近づくことは許されていなかったのにも関わらず自分を異父妹である初華だと偽り接近し、自分の暗かった世界に光を射してくれた祥子に対して異常に執着するようになります。


Diggy-MO'(ディギーモー)

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幼少時代からクラシックピアノを親しんでおり、1999年に音楽グループ「SOUL'd OUT」を結成。2003年に1stシングル「ウェカピポ」でメジャーデビュー。2007年には日本武道館でライブを開催。2008年には「爆走夢歌」でソロでも活動を開始します。2014年にSOUL'd OUTはラストライブを行い惜しまれつつも解散しました。
SOUL'd OUTはヒップホップの枠組みを越えた多彩な音楽性や誰にも真似できない超絶技巧のラップによる唯一無二性で人気を博しました。また他方面の影響も大きく、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者の荒木飛呂彦氏と交流がありジョジョのキャラクターの名前に邦楽として初めて元ネタにされてますし、Creepy NutsのR-指定氏はSOUL'd OUTがきっかけでラップを始めたことを公言しています。
解散後はソロアーティストとして楽曲のリリースやライブをしつつ、近年では他のアーティストへの作詞作曲の提供や洋画の挿入歌の翻訳など幅広く活躍しています。代表的なのでいうとKis-My-Ft2、ヒプノシスマイクなどへの詞曲提供や、ディズニー映画の「モアナと伝説の海2」での全新曲の日本語訳詞の担当などでしょうか。


そしてブシロードはDiggyのソロ曲「PTOLEMY」や「GOD SONG」に代表されるようなフィロソフィの強いアーティスティックな世界観がAve Mujicaに必要だと考え、作詞担当としてDiggyにオファーを出したのです。なんか知らん間にボーカルアレンジメントや作曲まで手掛け始め、肩書もいつのまにか「Ave Mujicaのサウンドプロデューサー」になってるけど…

前述した通りDiggyは2019年以降表舞台からは姿を消しており、それ故に「ブシロードはDiggyを地下に監禁して歌詞を書かせ続けているのではないか」という噂が流れたり、少しでもDiggy成分を摂取したい飢餓状態の一部のCru達がAve Mujicaに群がるという事態が発生しています。

さて、前置きはこのくらいにしておいてなぜ三角初華の正体がDiggy-MO'であるのか?今回はその根拠についてひとつずつ解説していき\textmd{仮面なしじゃNo life}な三角初華の素顔を暴いてやろうってわけです。それでは本題に入りましょう。\textmd{OK? Everything is OK Here we go!}



初華Diggy説の根拠

①作詞

根拠として真っ先に挙げられるのが作詞能力でしょう。DiggyはAve Mujicaで作詞を担当していますし、初華も劇中で作詞を担当していることが明かされています。日本語と英語を織り交ぜたり音遊びのように言葉を入れるなど特徴的な歌詞ですが、初華はどういった経緯であのような歌詞の書き方をするようになったのでしょうか?元々英語が堪能だった描写はありませんし、何かに影響を受けているわけでもなさそうです。ではなぜそのような作詞能力を有しているのか?それは初華がDiggyだったからと考えるほかありません。


余談 ちなみにどこらへんがDiggyっぽいの?

「特徴的な歌詞」と言われてもどこが特徴的なのかDiggyの書く歌詞を見慣れていないとなかなか具体的に挙げにくいと思います。なので例を交えつつ解説していこうと思います。

1.押韻

弄られて垂れ流 音のない音
 名前捨てたのね あなたのモザイが泣いて

Ave Mujica 「KiLLKiSS」

もうこれは明白ですね。ただ韻を踏むだけではなく音の区切り方にもDiggyを感じます。Ave Mujicaだと少ないですがたまに英語の発音を利用したエグい韻の踏み方をしてくる時もあります(Diggyソロの「ZAZA」の歌詞「ただ普通に急接近 Step into the game STUPID」とか)。
ただ近年だと全然韻を踏まないこともあります。現状のDiggyの最新アルバム「BEWITCHED」でも韻を踏んでる曲と踏んでない曲が半々くらいですし、Ave Mujicaの曲も韻を踏んでる曲は多くないという印象です。

2. 英語交じりの歌詞
Ave Mujicaの歌詞を見渡してみるとアルファベットの比率が大きいことがわかると思います。しかしただ多いだけではなく、英語も使い方もDiggyらしいのです。

i am a pretender up, up, up, up, shake, shake, shake it up
後ろ姿 なじるあなた (hey!)
the pretender up, up, up, up, shake, shake, shake it up, it up (あらら)
バカね さよなら loser, loser, loser (bye-bye and bye)
私 make up, make up, make up, babe
あなたを跨ぐ

Ave Mujica 「顔」

典型例ですね。「さよなら loser」とか「私 make up」とか日本語と英語を織り交ぜてます。それに「up, up, up, up,」とか、リフレインってやつでしょうか、音を繰り返して聴いてる時の気持ちよさを重視してるのも「らしさ」を感じます。
しかも最後あたりで「up, up, up, up,」じゃなくて「あっぷ あっぷ あっぷ あっぷ」になるんですよね。TOKYO通信じゃん。

3. 小文字のアルファベット
Diggyはデビューしてから英語を書く時は基本的に文頭は大文字、しかしサビや強調したい部分は全て大文字で書くのと、黒人英語のスラングを使うことが多かったです。例えば2007年の曲では…

Woo! ルカ! Look up to tha star
フィガロ I radio you
ZERO, Character, Caster, 革命家
COZMIC TRAVELA LA LA LA
POP THA BUBBLE IN THA TROUBLE OF FASHION

SOUL'd OUT 「COZMIC TRAVEL」

…と、theじゃなくてtha、COSMIC TRAVELERじゃなくてCOZMIC TRAVELAと書いています。
しかし2012〜2014年あたりから徐々に変わっていきます。そういったスラングの頻度は減っていき、アルファベットがほぼ全て小文字で書かれるようになります。

shot shotttteqkilla chilla wa
get bad get bad the vibes
チxリxリメx
ノリでキミと x 的な o で f' txt txll xt txll xt txt xt
sp-pedi-bo-bi-de-bop kickin' it kill xt chxckxリxx hey!
[diggy diggy-chan diggy dig, diggy-chan]

Diggy-MO' 「SHOTTTTEQKILLA」

これは2017年の曲ですが、ご覧の通りthaではなくtheと書いてますし、アルファベットも基本的に小文字です(たまに大文字が使われることがありますが)。Ave Mujicaの歌詞も見てみるとアルファベットがほとんど小文字であることに気づくと思います。
それを踏まえた上でAve Mujicaの曲の歌詞を見てみましょう。

'cuz we're all alone
alone, 噛み締めても まだ痛むなら
手を挙げ 希え
oh, when you bleed, 惑星に そう その影を伸ばせ
ねぇ 私の世界(ほし)が知りたがっているわ さあ
you bleed, yes, bleed その血で 天の五線譜を書き換えれば
code 'KiLLKiSS' uh..,

Ave Mujica 「KiLLKiSS」

KiLLKiSSだけが曲名に合わせて大文字になってますね。改めて見てみるとbecauseを'causeや'cosではなく'cuzと略すのもDiggyっぽいし、強調する時クォーテーションマークで囲ったりするのも今のDiggyっぽく感じます。

4. 女性語
SOUL'd OUT時代からたま~に女性目線で歌う曲を書く時があって、そういった曲だとガッツリ女性語を使ってます。

新しい Dress 纏って変わるわ あなたいつか あたしさらって ただ

SOUL'd OUT 「"P"」

この曲「"P"」はProstitute(娼婦)が主人公で、他にも女性暗殺者が標的と恋をする曲「にこにこジョバンニ」「GIOVANNI」でもDiggyが女性語で歌ってます。

5. エロイ歌詞
「KiLLKiSS」の最初の歌詞「弄られて垂れ流す」や「Imprisoned XII」がファンからは汚い欲望ダダ洩れだの言われ放題で書かされてるDiggyがかわいそうだなんて言われてますが、Diggyは過去に「エロイ歌詞は得意」と言っています。

あゝ ねぇ 先生、
もう おチャック 下ろしちゃいなさいな uh,
ちゅ ちゅっ ちゅ ちゅ ちゅっ ちゅ
オレのもの シュ シュッ シュ so,

Diggy-MO' 「先生、」

むしろノリノリで書いてるのかもしれない。


なんか余談長くない? \textmd{I'm so sorry yo…}
本題に戻ります。
というかDiggyって最初は歌詞だけの担当だったのに今やサウンドプロデューサーになってるから、それを初華に当てはめると初華は作曲やプロデュース方面にも関わり始め段々と祥子を懐柔してAve Mujica内での立場を大きくしていってる可能性ありますね。



②星が好き

初華は幼少期から星座に詳しく、高校生になってもオフの日はプラネタリウムに行くなど星が好きであることが描写されています。
一方Diggyも星が好きであることが本人のインタビューなどから明かされています。
子供の頃には天体望遠鏡を自作したり、近年でも天文学者プトレマイオスをテーマにした曲「PTOLEMY」とそれを神の視点から描いた「GOD SONG」など、星や宇宙が好きであることがわかります。
星座に詳しいということは、それに付随した神話のエピソードにも造詣が深いと考えられます。Ave Mujicaには宇宙や神話をモチーフにした曲がたくさんありますが初華は元々そういうことに詳しかったと考えると納得できますね。ですが、初華がこれほどまで星が好きになった理由はアニメ本編では説明されていません。しかしここで初華がDiggyであると仮定すれば、Diggyが元々星が好きなんだから初華が星を好きなのは当然だと合点がいくでしょう。
きっと初華も幼少期に天体望遠鏡を自作してSOUL'd OUT星を観察していたのでしょう。SOUL'd OUT星はペルセウス座星群に実在する星です。皆さんも夜空を見上げて探してみてはいかがでしょうか。



③服装

初華はよく帽子を被っていますね。プライベートでは必ずと言っていいほど黒いキャップを着用しています。

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Diggyもよく帽子を被ってますね。よくどころか常に被ってますね。デビュー当初は赤キャップでしたがそれ以降はほぼずっと黒いキャップを着用しています。トレードマークってやつです。

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初華に黒い帽子被らせるってもしかして公式から寄せに行ってる?まさかね。しかし証拠はまだ出てきます。
極めつけはこれ。まずこちらの画像をご覧ください。




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SOUL'd OUT 「BLUES」MV

この服装をよく覚えておいてください。
そして次の画像をどうぞ。はいドン。





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『It's MyGO!!!!! × Ave Mujica』合同企画展 『あつめた一瞬、閉じ込めた永遠』描き下ろしイラスト


\large\bf やってんね。
これやってますわ。公式から寄せに行ってるじゃん。もうこっちがこんな記事書く必要ないじゃんか。どうすんのこれ。
赤いキャップ、ピアス、スタジャン、白いTシャツ、ネックレス… こんな被ることある?明らかに狙ってるでしょ。答え出たね。




④ギター

もはや確定的と言っていいですがまだまだ証拠は出てきます。
初華はボーカルの他にギターも弾けます。じゃあDiggyもギターが弾けるのか?もちろん弾けます。

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Diggy-MO' 「Lovin' Junk」MV
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SOUL'd OUT 「and 7」MV

ソロだとDiggyが自分でギターを弾いてる曲がいくつかあります。
「でもDiggyは7弦ギターを弾いてないでしょ」そう思われるかもしれませんが待ってください。今まで別にメタルをやってたわけじゃないのにわざわざあんなイカツイ7弦を使う必要あるわけないじゃないですか。初華はsumimiでも7弦ギター使ってるけど
「でもDiggyはギターよりもピアノのほうをよく弾くでしょ」そうお思いの方もいるでしょう。しかし待ってください。おそらくアニメ本編で描写がなかっただけで初華はピアノも弾けると思われます。バンドでは祥子が弾ければ充分ですしね。ピアノを弾く機会がなかっただけに違いありません。
それは流石に無茶がある?\textmd{細っけーことなんてどーだってよくねぇ??!}




⑤言動

初華の発言や行動にはDiggyあるいはDiggyの書いた歌詞を彷彿とさせるものがいくつかあります。まずはここ。

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「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」 #4

初華が鏡を見て「酷い顔…」と言うシーン。ここは年中SOUL'd OUTのことばかり考えてるS.O Cruなら反射的に「輪舞曲ロンド」の歌詞を想起するでしょう。

鏡に映る姿に 感傷的になって あぁ…
よくありがちなイライラで
言葉じゃ上手く 表せずにいるから
かけ離れた世界に このつづきを 求めたりして

SOUL'd OUT 「輪舞曲」

聴いてみればわかると思いますが「輪舞曲」ってAve Mujicaの世界観に結構合ってると思います。あとAve Mujicaの「黒のバースデイ」でも輪舞曲と書いてロンドと読ませる歌詞がありますよね。
そういえば「言葉じゃ上手く 表せずにいるから」という歌詞がありましたがニュアンスは違うけれど初華も似たようなことを言ってたシーンがあったような気がします。

歌って伝わる気がするよね
上手に言えないことも 言葉以上に 気持ちが

「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」 #10

というか連想ゲームみたいになりますがこのセリフと同じニュアンスのことをDiggyがライブで発言してた気がします。

マジでみんな今日はありがとうな
な 言葉ってくだらねぇな

「SOUL'd OUT LIVE AT 日本武道館 ~Tour 2007 "Single Collection"~」

Yea 野郎共
わかってんだろ? Yo わかってんだろ? わかってんだろ?
Yeah 言葉なんかいらねぇぜ!
Hey! Hey! Hey! C'mon!

SOUL'd OUT 「To All Tha Dreamers (SOUL'd OUT 10th Anniversary Premium Live "Anniv122")」

Diggyは言葉では\textmd{決して多くを語らない}で言いたいことは全部を歌に乗せて伝えるタイプって感じます。Diggyってライブであまり喋りませんし。4時間ライブやってほぼノーMCみたいなこともあります。

お次はアニメムジカで指折りの癒しシーン。

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「BanG Dream! Ave Mujica」 #2

かわいいですね。10秒で何を隠したのかは議論の余地がありますが(有力な説に「Diggyブシロードの地下に監禁されてる説」から派生した「Diggy初華の家に監禁されてる説」というものがありますが、それについては後述したいと思います)、今お話したいのはそこではありません。
もうひとつ画像をご覧ください。

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m-flo loves EMYLI & Diggy-MO' 「DOPAMINE」MV

おわかりいただけたでしょうか?
もっとわかりやすく反転して拡大してみましょう。



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あ!おんなじポーズしてる!
これは強力な裏付けですね。
そもそも初華が\textmd{お入んなさいな COME TO THA ROOM}してる時点でDiggyとおんなじことしてますよね。


まだまだあります。みなさんDiggyのXのアカウント(@diggymo04)は見たことありますか?2023年3月にアカウント開設したことさえ宣伝せずにただ淡々と仕事の告知だけ投稿していたので当初誰にも気づかれず、2024年末頃からネット上の記事や雑誌のインタビューでアカウントのIDが記載されたおかげでやっとなりすまし垢ではなく本人だと確定した後もただ淡々と仕事の告知だけをし続けていたあのアカウントのことを。というか2014年から使ってたほうのアカウントは放置されてますがどうしたんでしょうか。「あのアカウントはスタッフが運営してたから個人で別に作った」とか「パスワードわからなくてログインできないので作り直した」とか様々な憶測を呼んでいますが…。で、この新しいアカウント。なんかプロフィール画像に謎のDiggyのデザインが使われてるんですよね。

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今までのグッズにもなかった新デザイン。しかしなんだってこれをプロフィール画像に使うのでしょうか。前のアカウントみたいにアー写でもよさそうなのに。というかよく使われてるアー写、あれ2018年に撮ったやつなんですよね。あれが最新の姿として未だにAve Mujicaのインタビューなどでも使われています。アー写が更新されないのには理由があるのだろうか。それについて考えてみたのですが、現在のDiggyは三角初華の姿になってるから表に出てこれないのでは?と疑ってます。それなら納得できますね。まぁそんなこと言ったらアニメ本編で初華として表に出まくってますが。



これ以外にも「『顔』の最後の初華の笑い方と『Parasite Paradise Lonesome Feat. HAMMER』後半にあるDiggyの笑い方似てない?」とか「『天球のMúsica』で観客に歌わせるパートあるけどDiggyも観客に歌わせがちだよね」みたいな細かいネタがたくさんあるのですが細かすぎるのでやめておきます。
ちなみにDiggy、ライブでは難しい曲でも平然と観客にマイクを向けてきます。Diggyが急にC'mon!と言ったら「ウェカピポ」だろうが「TOKYO通信」だろうがCruたちは必死に歌うのです。「天球のMúsica」では「let's sing along」って言ってくれるだけDiggy優しくなった?と思いました。
話が完全に逸れるんですけど、2012年のツアーでDiggyが曲の途中にいきなりピアノでBohemian Rhapsodyを弾き始めて観客に「歌え!」って言ったエピソードを聞いたことあるんですけど本当ですか?当時の詳しいことを知ってる人がいましたら情報を求めます。



さて、これまで様々な根拠を挙げていきました。この記事を読む前はこの説を信用できず「\textmd{はっ? そんなん知るかボケお前の手口簡単}」とか思ってた人もいたかもしれませんがここまでくれば信用してくれたと思います。まだ信用が足りないというならば掛け持ちしているバンド全て辞めてきます。


ここからはあくまで情報の乏しい考察になるのですが、初華を語るには避けて通れない人物について話していきましょう。その人物とは本物の三角初華です。
本物の初華については情報が少ないですが、本編に出てくる情報で気になった点を整理しておきます。

  • 初音と初華は異父姉妹

  • 幼少期は初音と見た目がほぼ同じ

  • 祥子と虫取りなどをして遊んだ

  • 現在は本土に住んでいる

不思議に思うのは本物の初華本人が本編に全く登場しなかったことです。本土にいるなら初音とのシーンがひとつくらいあってもいいのでは?これについて、本物の初華は登場しなかったのではなく、登場できなかったというのが正しいと考えています。なぜなのか?それは本物の初華の正体を見ればわかると思います。その正体と全く一致してると思われる画像がありますのでみなさんにお見せしたいと思います。それがこちら…







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\large\bf そう、本物の初華の正体も
\large\bf Diggy-MO'なのです


分身するDiggy-MO'

「おい待て、Diggy-MO'は2人いるのか?」と思われたでしょうか。こちらこそ待ってほしい。2人どころじゃありません。Diggy-MO'は3人確認されてます。Diggy-MO'が3人同時に現れる衝撃画像がこちらです。


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Diggy-MO' 「爆走夢歌」 MV

確かにDiggyが3人いますね。このうち一人が三角初音、もう一人が本物の三角初華だと考えられます。
本物の初華がDiggy-MO'だと思われる根拠をいくつか提示していきましょう。


①なぜ祥子は初音と初華を見分けられなかったのか?
幼少期、祥子は初華と知り合った後に初音と出会いますが、初音のことを初華だと見間違えます。それだけではなく一晩一緒に遊んだのに気づかないままでした。だけど不自然だと思いませんか?初音と初華は年齢も違うし、片や父親は豊川定治(\textmd{なんかホントいかれてるダンナ})、片や父親は漁師(\textmd{誘い込まれてザッブ〜ン})なので単純に考えて普通の姉妹よりもDNA一致率が低そうです。そんな\textmd{血統の妙 血統の業}がある姉妹がそこまで似ているというのも偶然にしてはできすぎていると思います。
しかしここで「初音も本物の初華もDiggy-MO'である」という仮説を用いれば\textmd{‘completeness’}な説明ができると思っています。二人ともDiggyだということはある意味同一の存在であるわけですから祥子が見間違えることも仕方がないのです。ジョジョで例えるとドッピオをトリッシュと間違えたブチャラティみたいなことが起きたと思われます。

②昆虫マニア
本物の初華は祥子との回想でカブトムシなどを捕まえに行ったりしていましたね。虫のことが好きだと描写されています。Diggyはどうでしょうか。

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これはTV番組に出た時の画像ですが、「小さい頃どんな子供だった?」という質問に対して「昆虫マニア」だと答えていますね。一致してます。

③引っ越し
第12話にて初音の元を訪ねようとタクシーで祥子が三角家について尋ねますがタクシードライバーは本土に引っ越したと答えます。ここで気になる点ががあります。なぜ本土に引っ越したのに本物の初華は登場しなかったのでしょうか。尺の都合とか展開が散らかるからみたいな考え方もできますが\textmd{でもロマンに欠けちゃツマンネェ}のでそんなメタ的な問題ではないとします。
本物の初華は本土のどこに行ってしまったのか?個人的には初華(初音)の家で監禁されてるのでは?と睨んでいます。ここで前述の「Diggy初華の家に監禁されてる説」を思い出してください。もし監禁されてるDiggyが本物の初華を指しているのであれば本編に登場しないのも辻褄が合います。灯台下暗しですね。本物の初華は\textmd{弱っていく君 閉じ込めて}の状態で逃げられずにいるのです。抵抗する気力もなく10秒で隠すのも容易だったと考えられます。もしかしたら本物の初華の現在の姿はDiggyそのものになってるのかもしれません。じゃあアニメ本編に出せるわけありませんね。バンドリ見てていきなりDiggy-MO'出てきたら普通に怖いだろ。
じゃあAve Mujicaの歌詞を書いてるのは本物の初華なのか?という話になってきますが「どっちもDiggyなんだからどっちも書いてるでしょ」というのが個人的な見解です。初音に関しては本編で「Imprisoned XII」の歌詞書いてるシーンありますしね。
それに初華(初音)が家でコーヒーを2人分淹れてる描写がありましたが、これは初音と初華の分と考えることができます。

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「BanG Dream! Ave Mujica」 #5

というかこれ、本当にコーヒーなのでしょうか。もしかしたらDiggyの好物の醤油かもしれません。なんかの番組で「何でも醤油が解決してくれる」と豪語していましたし、Mステのトークでも差し入れに醤油もらったみたいなこと言ってましたし。
とにもかくにも、初華Diggy説と初華がDiggyを監禁してる説は両立できる可能性があると訴えたいのです。

以上が本物の初華がDiggyだと考える根拠です。そもそも初華って名前が「ウェカピポ」を彷彿とさせますしね。初華がウェカなら初音はさしずめピポといったところでしょうか。


ところで先ほどDiggyが3人いると言いましたね。一人は初音で、もう一人は初華。じゃあ残りの一人は?これについては諸説あると思います。インタビューで楽曲解説してたのが残りの一人だとか、今までDiggy-MO'として表で活動してたのが残りの一人だとか…
どれも一考の余地がありますが、個人的に残りの一人はドロリスだと考えています。え?三角初華(初音)とドロリスは同一人物?彼女はドロリスですわ。三角初華とはどなたでしょう…というわけで初華(初音)はドロリスではありません。数は少ないのですが、Diggyである根拠を述べたいと思います。

①書いた歌詞を歌える
よくDiggyの書いた曲は(技術的に)難しすぎてDiggy本人にしか歌えないと言われています
(ちなみによく「SOUL'd OUTは誰にも歌えないからカラオケの印税収入が入ってこなかった」みたいな都市伝説が流布していますが、あれの出処は「PTOLEMY」のMVの「カラオケで印税収入入ってこなさそう」みたいなコメントが伝言ゲーム形式でそうなっただけで事実ではないと思います。自分、毎日「"SOUL'd OUT"」でツイート/ポスト検索してまして(異常者)、都市伝説化していく過程を直接目撃してましたので)
そんな本人しか歌えないと言われる歌詞を歌っていることこそドロリスがDiggyである証左ではないでしょうか?

②イニシャルが一緒
ドロリスとDiggy、イニシャルが「D」と一致しています。Dのイニシャルは度々象徴的に使われています。OP映像や「KiLLKiSS」のCDの特典にもなったカードにもDの文字がデカデカと書かれていますね。

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一方のDiggyもファンクラブの名前は「Club D」だし、書いた歌詞でDと出てくればそれはDiggyのことを指しています。先ほどにも紹介したXの新アカウントのプロフィール画像にもDiggyのDのデザインが書かれてます。

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やっぱり祥子がAve Mujicaでのステージネームを決める時に「あなたはDですからドロリスですわ!」ってなったんでしょうね。そういえばドロリスの口上に「我、悲しみを恐れるなかれ」ってありましたが「cap song」の歌詞に「哀 隠すため」ってあることを思い出しました。Diggyのキャップとドロリスの仮面は同じ機能を果たしてるのかもしれません。

あとはギターも共通点として挙げられますがこれは初華(初音)の項目でも語ったので省略させていただきます。



というわけでドロリスの正体もDiggyだと思われます。つまり初音も初華もドロリスも別々の存在でありながらDiggyという一人の人物であるわけです。逆の言い方をすればDiggy-MO'が初音、初華、ドロリスという\textmd{迷宮の中の三つのペルソナ}を有してるとも言えますね。
言っていることがややこしいですが図にするとこんな感じです。

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Diggy-MO'三位一体説の仮説です。いや3人に分身してるから正しくは三位三体か?しかしながら分身の証拠として見せた爆走夢歌のMVなんですが、Diggyが4人以上にも分身できる解釈も可能なんですよね。つまり未だに確認されてない未知のDiggyがいる可能性がありますので、これは今後の考察の課題になると言えそうです。
しかしこの仮説も割と悪くないと思っています。Ave Mujicaって新約聖書モチーフの歌詞もたくさんありますしね(KiLLKiSSとかユダの接吻がモチーフなの\textmd{ねぇ あからさまね}って感じですし)。それに三角初華の三角姓はこの聖三角形が由来なのかもしれません。あとペルソナの語源が「仮面」なのも興味深い。



…とまぁ、ここまで色々と初華(初音)、本物の初華、ドロリスがDiggy-MO'である理由を述べていきました。もう充分でしょう。みなさんも納得していただけたかと思います。
ここからはさらに発展して「初華(初音)=Diggyであるとすると見えてくるモノ」について、主に楽曲と歌詞に注目しながら述べていきたいと思います。





初華=Diggyだと見えてくるモノ

星は永遠か?

Ave Mujicaの歌詞を書いているのは初華でありDiggyです。これはもう語るまでもない事実ですが、Ave Mujicaの歌詞を見ているとSOUL'd OUT時代から連綿と続くDiggyのメッセージというかアティテュードというか、そういったものを感じる時があるんですよね。

まず一番最初に注目したいのはバンドリシリーズに通底する「ボーカルは星」というテーマについてです。星というワードはSOUL'd OUT、Diggyのソロにおいても頻出するテーマです。Ave Mujicaでも月をはじめとして星が歌詞に頻出します。そんな感じでちょくちょく星、あるいはそれに関連したワードがDiggyの書く歌詞に出てくるわけですが、ここでひとつとても興味深いインタビューの内容を紹介します。

──S.Oの歌詞やタイトルに本当によく使われる「星/STAR」というワードですけど、星をどういうもの、何の象徴として使ってきたんですか。

「限りあるものだと感じるね。命を感じるものだからね」

──比喩としては、逆に永遠の象徴として使う場合もありますよね。

「そうだね。でも俺の見解としてはリリシズムの中で『星は永遠』とだけ紡いでいくのは若干安易だと思うかな」

帽子の中身 #06 Post-it

これ、結構重要そうじゃないですか?星とは限りあるもの、命を感じるもの。Ave Mujicaにも星に関連したワードはよく出てきますがこれを踏まえて歌詞をもう一度読み直してみると印象が変わりそうです。

還ってゆくの
下腹部に耳を当て 星の鼓動を数えながら

Ave Mujica 「Symbol IV: Earth」

馳せる 馳せる 消えゆく惑星(ほし)が ほら
宇宙(そら)のリスク 真実を歪めたなら

Ave Mujica 「黒のバースデイ」

確かに「Earth」では命を感じるものとして星というワードを出してますし、「黒のバースデイ」の「惑星ほし」というのはいつかは消えゆくもの、限りあるものとして描かれています。
それと、それにその後に続く「真実を歪めたなら」という歌詞はDiggyのインタビューで見覚えがあります。

ストーリーの裏付けとして、キリスト教など宗教的性質も背景に入れました。
「領域を越える = 神に近づく」、これは真実を歪める行為であり、神の如くになろうとしたその高慢さゆえ異端であると解釈され、悪魔同等の裁きを受けるということで「焼けてくロザリオ 逆巻く炎」と。

音楽ナタリー 「楽曲を手がけるDiggy-MO'が語る!「BanG Dream!」発のヘヴィメタルバンド・Ave Mujicaの世界」

これは「Symbol I: △」の解説ですがそのまま「黒のバースデイ」の解釈にも適用できそうです。
真実を歪めたなら」とは「神に近づき、神の如くなろうとする高慢な行為をしたなら」と解釈できます。そして宇宙そらという領域に踏み込もうとすること、それが己を悪魔と同等の存在へ堕落させ、異端として裁かれるリスクがある…それが「宇宙そらのリスク」と言いたいのではないでしょうか。
神になろうとするで思い出すのはアニメムジカ第12話の祥子の宣言ですが、それが真実を歪める行為であるとするならば彼女達の往く道はかなり険しそうな道に思えてきますね。アニメは最終回で大団円感が出てましたがあれで解決したわけではなく、彼女たちの運命への抵抗、革命のための険しい戦いはむしろ始まったばかりなのかもしれません。

余談ですがロザリオとはカトリックの十字架が付いた数珠状の道具であり、聖母マリアへの祈りを唱える時に使われるもので、その祈りのことをラテン語で「Ave Maria」と言うそうです。


天球そらのMúsicaに見える有限性

さきほど「星は限りあるもの、命を感じるもの」というキーワードが出てきましたが、それは星だけではなくすべての命、ひいては人にも言えることだと思います。そういったことがAve Mujicaの曲の中でそれが最も顕著に表れているのが「天球のMúsica」です。

ゆこう 明日へと
美しい時代(とき)よ
人は忘れてく
いつかは消えてく

Ave Mujica 「天球のMúsica」

続いてDiggyによるこの歌詞の解説。

人は生きる中であらゆる闘いに挑み、感情を抱き、やがて忘れていく、そして人も何も形あるものはすべて消えていくという摂理は、とても自然で、ある種「良いこと」にも思えるので、やはりこの曲に於いても、人間的な部分の表現と併せて、循環、調和、というこれまでと共通のテーマ性も描いています。

音楽ナタリー 「サウンドプロデューサーDiggy-MO'によるAve Mujica新曲解説」

人の命に限りがある、永遠などないことをある種肯定しているわけです。この曲はそういった命の賛歌であって…あれ?これTo All Tha Dreamersでも似たようなこと言ってね?

Some say “Nothin' lasts forever”
永遠のものは果たしてあるだろうか
だから俺たちは…
そうさ俺たちは キラめく瞬間をフルに生きていたいんだ
With all tha love

SOUL'd OUT 「To All Tha Dreamers」

To All Tha DreamersはSOUL'd OUTのライブでは100%やるアンセム的な存在の曲です。
この曲でも永遠はないけど、それでもフルに生きていこうと歌っています。2005年の曲なんですが、20年経っても一貫しているDiggyのスタイルが垣間見えます。

ただ限りある人生、形あるものは消え去り全てが忘れ去られていくのに懸命に生きる理由などあるのでしょうか?(そう考えると「Symbol II: Air」で描かれる虚無感にも繋がっていきそうですが)
しかしそれは無意味ではないと謳うのがAve Mujicaの歌詞です。たとえ形あるものが残らなくても、残していくものがあるからです。
人が懸命に生きていくことで時代が創られていき、それがまた次の時代を生んでいくという命の循環と調和はAve Mujicaにおいて度々描かれています。「KiLLKiSS」の「エネルギーはサイクル」もそうですし、「Ether」でもそれがテーマとして「流転していく命もまた宇宙の一部である」ことが語られています。
なんか「永遠」がひとつのテーマでもあるAve Mujicaでその真反対のようなことを言ってるって考えると興味深いですね。

初華って祥子以外に何も考えてないキャラクターと思われがちですが、歌詞を紐解いていけば意外にも頭の中にそういった哲学を持っているのかもしれません。
初華にとって「星が好き」とは祥子とは関係ない完全に独立した初華の個性ですし、星や宇宙が好きだからこそ歌詞にそのことを多く反映させて、宇宙の視点から人や命の歌詞を書くことができるのだと思います。
そう思うと初華って祥子に対する究極的な主観と宇宙スケールの究極的な客観を併せ持つ面白いキャラだと思います。一見矛盾を孕んでるけどそういう複雑性を持ってるほうが人間らしくて個人的には好きです。


また「天球のMúsica」の話に戻りますが、Diggyはさらにこう言っています。

「Ave Mujica」については、禍々しい世界観の中に「美しい詩」を考える機会が多いですが、他、例えば「セクシーな詩」や、ときにどうでもないような「ふざけた詩」など、どんな詩世界を紡ぐ中でも共通して、どこかしらで、性(さが)や本当の感情に密着しているもの、ある意味心臓部をえぐるような生々しさや、ハッとするような真実を置いていくことは大切かなと思って意識しています。
人の、「本当に言いたいのは本当のことだ」というのが、「詩的である」の中にちゃんとある、といった感じでしょうか、このバンドに於いても、ストーリーや世界観を作っていく中でそれをそれで終わらせない観測を描けて、そこに、未来、展望然り、「人はなぜゆえ」に紐づくような共感など、なにかしらオチまで持っていけたら理想です。

音楽ナタリー 「サウンドプロデューサーDiggy-MO'によるAve Mujica新曲解説」

見るからに難解なこの文章、しかし注目してほしいのは「本当に言いたいことは本当のことだ」って一文です。多分Diggyが解説してるうちに自然に出てきた言葉だと思うんですけど、初めて見た時感激したんですよね。だって昔に全くおんなじこと言ってるんだもん。

俺たち本当に言いたいことは そう
本当のことさ

SOUL'd OUT 「Twilight Twilight」

wanting to speak about the unspoken truth
(俺たち 本当に言いたいことは 本当のことさ)

SOUL'd OUT 「scribbles」

Ave Mujicaの楽曲解説読んでたS.O Cruはみんな沸いたでしょうね。「Diggy、昔とおんなじこと言ってる!」って。少なくともDiggyが真面目に歌詞を書こうとした時、今も昔もこういったことを変わらず考えながら作詞してるんだなと思うとニンマリですよ。というか、今紹介した「Twilight Twilight」は「SUPERFEEL」や「YOYOY」といったライフソングと同時期に作られた曲、「scribbles」もラストアルバムの最後から2番目で11分半もあるポエトリーリーディングの曲ということもあり、内容はシリアスかつ難解でDiggyの哲学を感じる歌詞なんですけど、Ave Mujicaの楽曲解説を読んだおかげでDiggyの考えの深いところが知れて逆にSOUL'd OUTやDiggyの曲の歌詞をもっと解釈できるようになった気がします。
というかこの2曲も歌詞を見ればAve Mujicaに通底しているものを感じる気がします。

i'll take you there my love
信じて be tough
ほら いま 命が繋いでゆく

Twilight Twilight
you & i 地球の隙間に一瞬すべり込む hope
Twilight Twilight
胸を締めつける sadness 超えて 幾千もの夜
抱きしめる
間違っちゃいねぇさ
痛むのは 笑顔のせいさ

SOUL'd OUT 「Twilight Twilight」

does life have to be an endless battle
(生きるとは終わり無き戦いでなければいけないのだろうか)

the truth breaks open a small hole in the boat that sets out for the sea
(真実が 漕ぎ出した船に小さな穴をあけるとき)

rowing down history
(歴史の中を下ってゆく)

knowing it will repeat
(繰り返すことを知っている)

yea i've seen so many things change
(そう いろいろなことが変わっていくのを俺は見てきた)

hey i know you know
(なぁ おまえもわかるだろう)

in the end it's all the same
(結局はすべて同じさ)

dance at your own risk
(己のリスクで踊れ)

anybody can, but nobody does it that far
(誰でもできる でも みんなそこまでやらないだけ)

a nobody till success in the real world is reached
(世の中の成功に到達するまでは凡人)

beyond that lies the truth making it to that is true life
(そこからその先 真実に辿り着けるかどうかが本当のlife)

SOUL'd OUT 「scribbles」

なんかこれらの歌詞読んでたらDiggyの楽曲解説を読んでるような気持ちになってきました。
今回たまたまこの2曲をピックアップしてみましたが、他にもSOUL'd OUTやDiggyのシリアスな曲を見ていけば「Ave Mujicaみ」を感じる歌詞が色々と出てくると思います。「歌詞書いてる人が同じなんだから当たり前だろ」と言われたら…それはまぁそうなんですけれども。でもそういう穿った見方をするのも新しい楽しみ方になるかも。


…なんか他の章に比べて真面目に考察してしまいました。これで全然的外れだったら恥ずかしすぎて\textmd{顔のないマリア}になってしまう。



祥子への想い

Ave Mujicaにはその世界観に沿って描かれたコンセプチュアルな歌詞ともうひとつ、初華の個人的な気持ちが描かれたと思われる歌詞があります。特に当てはまるのが「Georgette Me, Georgette You」と「Imprisoned XII」です。

まずDiggyがAve Mujicaの中でオキニ曲らしい「Georgette Me, Georgette You」から見てみましょう。ジョーゼットとはドレスなどに使われる生地のことで、本来は名詞なのですがこの曲では動詞として使用していますね。Diggyは以前にも「UnIsong」の歌詞で「PYOOM YOU UP」という動詞ではない単語を動詞としてを使ってましたから(pyoomという単語は「ピューン」というオノマトペ)、Georgetteも同じ感じなのでしょう。
楽曲解説で注目したいのがここ。

また、この楽曲では、アニメとは別の「独立性」を成立させていく中で、人が懸命に命を繋いでいく美しさや、恋愛における関係性表現とも解釈できるような側面をも併せ持つような形式をとっています。

音楽ナタリー 「サウンドプロデューサーDiggy-MO'によるAve Mujica新曲解説」

「人が懸命に命を繋いでいく美しさや、恋愛における関係性表現」ですって。「命を繋いでいく美しさ」という部分は「天球のMúsica」に通ずるものがあります。「恋愛における関係性表現」という部分、抽象化されていますがアニメ本編に出てくるキャラクターが該当すると解釈するのが妥当でしょう。個人的には初華と祥子のことだと捉えています。でも他の人のインタビューで初華の祥子に対する感情は恋愛ではなく家族愛みたいなことが語られてたなんて話もありますが、制作に関わってるスタッフひとりひとりにも各々の解釈があると思うんですよ。そりゃ脚本会議ですり合わせはするだろうしどこまでそれを共有していたかはわかりませんが…。少なくとも自分はアニメの中で恋愛と呼べる関係性をDiggyが見出して歌詞を書いたと思っています。で、それが初華と祥子のことなんじゃないかと。何様って感じの言い方にはなりますが結局作品って半分は制作者のものでもう半分は受け手側、視聴者の解釈に委ねられますからね。あまり行き過ぎると「公式が勝手に言ってるだけ」というやつになりますが、とにかく受け取り方はこっちの自由なわけです。つまり初華の正体がDiggyと唱えようが自由なわけなんですよね。\textmd{わかってんじゃない?! Ah}

「Imprisoned XII」はもう露骨ですね。歌詞を見れば一目瞭然、その想いはわざわざ語るまでもない気がします。
監禁欲が見て取れますが、やはりDiggy監禁されてる説との関連性を疑わざるを得ません。初華はDiggyを監禁してる前科があったからこそ祥子も監禁したいと思ったのではないでしょうか。



最後に

よくもまぁこんな記事を最後まで読んでくれましたね。現時点で約2万文字ですよ。お疲れ様です。ここまで辿り着けなかった人も多いでしょうけど。
色々と変なことは書きましたがAve Mujica、大いに楽しませてもらいました。最初はDiggyが関わっているからという理由で興味を持ちましたけどMyGOも含め純粋に一作品として好きになりましたし、この作品に引き会わせてくれたDiggyに感謝です。Cruという視点から見てもDiggyが他の人をプロデュースするというのは見てみたかったですし(確か「Sticky 69」の時にそんな話があってその時は結局自分で歌うことになったみたいですけど)、今までファンクやソウルといったクロい音楽の傾向が大きかったDiggyがバリバリにシロいメタルをやるなんて、しかも佐々木李子さんの歌声やSUPA LOVEの作曲家陣といった人たちとの化学反応で起きる面白さを見ることはこのプロジェクトに参加しなければありえなかったわけですからね。そういった今までとは全く違うDiggyの一面が見られてすごく楽しいです。…まあ裏方もいいですがDiggyとしての新曲やライブも欲しいな~…なんてちょっと思ってたりもしてますが、でも結局本人が一番やりたいことをやってるのがこちらとしても嬉しいし、そうやって生まれた作品は良いものになりますからね。でも次のアルバムを出す時が来たらKiLLKiSSのカバーは絶対入れてほしい。

ともあれAve Mujicaの活躍はこれからも続いていくと思います。これをリアルタイムで楽しめるのは幸運ですね。いや本当ですよ?僕なんてSOUL'd OUTを知った1年後に解散しちゃったし、10代の頃ライブ未経験で行くのビビってたらDiggyライブやらなくなっちゃいましたからね。そのせいで過去のライブや映像をかき集めて吸い続けるゾンビみたいな人間がここにいるわけですから。なのでみなさんも悔い無きよう\textmd{キラめく瞬間をフルに}楽しんでいきましょう。
拙い部分もあったとは思いますが、最後まで読んでくれてありがとうございました。ペイス!




おまけ S.O Cruがバンドリ見たんだからバンドリーマーもS.O聴けよ

ここまで読んでくれたってことはSOUL'd OUT及びDiggyにハマる資質はあると思います。なので紹介していきたいのですがオタクって生き物は勧められたら逆張りして見たくなくなるってのが性ってもんです。なので押しつけはしませんが、もし知りたくなった時のための道標は立てておきましょう。覚えててほしいキーワードがあるんですけど、それはズバリ「10周年ベスト」です。それさえ聴けば間違いないです。

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この白いジャケットが目印のベストアルバム「Decade」はSOUL'd OUTメジャーデビューから10年の軌跡が詰まったアルバムで、これの後に出たラストアルバム以外のSOUL'd OUTの全曲から選ばれてるのでほぼオールタイムベストみたいなものです。

SOUL'd OUTには金色ジャケットの「Single Collection」という全盛期の頃に出たベストアルバムもあり、パブリックイメージを掴むだけならこちらのほうがいいかもしれませんが、個人的にはさらに深いところまでディグれるDecadeのほうをオススメしたいです。


Diggyソロの場合なら「DX - 10th Anniversary All This Time 2008-2018 -」ですね。

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ソロのベストアルバムはこれしかないのでこれ一択です。ソロデビューの2008年から2018年までの10年間の中から選ばれてるんですが、これ以降新曲出してないので実質オールタイムベストですね。新参者もこれさえ聴けば最新のDiggyに追いつけますよ。
このアルバムは青い背景と赤い背景の2バージョンあるんですが、青いのは通常盤、赤いのは女王蜂の「HALF Diggy-MO' Remix」やMay J.の「Garden feat. DJ Kaori, Diggy-MO', クレンチ & ブリスタ」など外部コラボ曲も収録された限定盤です。情報量多くなりすぎてもアレなんで初めて聴く人は青の通常盤で大丈夫だと思います。

これでDiggyの曲を聴く人が一人でも多く増えれば幸いです。

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三角初華Diggy-MO'説は紛れもなく真実──あるいは永遠のものは果たしてあるのだろうか|馬耳東風
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