新入生が高野山ヒノキで学習机制作 和歌山・高野町の富貴中学校
小西孝司
高野山の東側の山あいにある和歌山県高野町の富貴地区に今月開校した町立富貴中学校で24日、1年生が地場産業の林業を学ぶ「木育」の授業を受け、町産ヒノキ材で学習机を作った。
過疎の集落に子育て世帯の住民が増えた一方で町中心部までは道が険しいため、7年ぶりの学校再開となり、3人が入学した。
高野山寺領森林組合理事の西田安則さん(68)が、50年育てたスギの価格が1万円もしないことや地球温暖化の防止に森林が役立つこと、寺院などの建築や修繕のためにスギ、ヒノキ、コウヤマキ、アカマツ、モミ、ツガを保護育成する「高野六木(りくぼく)」の制度などを説明。その後、3人は電動工具などで高野山のヒノキの木板を組み立てて、自分の学習机を作った。卒業時に折りたたみ式の机に作り替えて持ち帰るという。3人は「新しい机がうれしい」「大切にしたい」と喜んでいた。
お気に入りのニュースサイトをGoogleで優先的に表示できます。今すぐ「朝日新聞」をかんたん登録