戻る

竜鈎のテューヴェネ ― 盗み手ラグ ―

5 / 5

6分

< 前へ 次へ >

第5盗 炎と、月と

「っ……」  独房を開けると、まず香ってきたのは、胸糞の悪くなるような凄まじい悪臭である。  それは、死臭ではない。  糞尿の強烈な臭いだ。  張り番がいないのでは、掃除もそう頻繁ではないだろう。  この仕打ちは、誇り高いエルフの心を折るためだろうか?  不衛生な環境が、ときに、恐ろしい病を生むことを大勢の錬金術師が指摘している。  遥か古の時代――星環暦が刻まれる前の暗黒時代、コレラやペストなどと言われる病は、不衛生が原因と言われていたのだ。  いまでも局所的にそれが起こるのだが、大抵は、衛生環境の悪い場所で発生する。  心が折れるのが先か、病で斃れるのが先か。そんな、危うい賭けである。  エルフの女は、部屋のベッドにいた。  足かせの鎖が、壁に縫い付けられている。  美しい蜂蜜色の髪は、汚れと脂でベタついており、着させられているボロ服は、何色かわからないような有り様だ。  しかし。  その目は――まだ生きる意志を宿していた。  伏して、床を睨み、噛み締めて。  生きるための炎に、たえず、薪をくべている。 「おい」  エルフの女が顔を上げる。 「生きる気はあるか」  小さく、頷いた。清冽な、見つめているだけで大火傷しそうなほどの眼光が、そこにある。  自分はなぜこんな問答をしているのだろうか。  このエルフを助けて、俺は、何をなそうとしている。  偽善か、罪滅ぼしか、打算か?  それとも、なにかの――シンパシーでも感じたのか? 「なら、黙って盗まれてくれ」  ラグはそう言って、鎖の付け根の部分の板を、ナイフでえぐっていく。  板を外し、そして鎖の金具を切っ先でねじって外してやった。  これで、一応は自由の身である。 「よせっ、そのエルフを手に入れるのにどれだけの苦労をしたと思っている!」 「知るか」  ラグは興味なかった。タジラードの野望も、その先の展望も、そこへ至る狂気にも。  ただ――奪うだけの自分に辟易していた。  与える側に立ちたい。それが、このエルフを救う理由である――と、そう思った。 「その、エルフは。フリエはな、故郷を焼かれ、蹂躙されたのだ。山賊にな。わかるか?」  フリエは、両手でラグの外套をぎゅっと握った。  その時の光景がまざまざと浮かんだのかもしれない。  ラグの瞼の裏にも。  魔物に蹂躙された、故郷が――。 「それもこれも、この私が、この王国を乗っ取る布石! いいか、私にひざまずくべきなのだ、この世のすべ――てッがぁぅっ」  ラグの拳が、今度は加減なく、タジラードの鼻面を潰す。 「いくぞ」  フリエの手を引いて、歩き出した。  しかし。  タジラードはしぶとかった。 「げへっ、かはっ――へっへ、へへ……なあフリエぇ。お前の故郷を襲った連中に、銃をながしたのはなあ、私なんだよ」 「――――っ」  フリエの目が見開かれた。 「魔法を、見せておくれ。一度でいいから、見てみたいんだ、本物の魔法を」  フリエの枯れた喉が震えた。 「よせ。乗るな」  ラグは止めた。  だがフリエはもう、その魔法力を解き、練り上げつつある。  髪がヒュドラのごとくうねる。  燐光が取り巻いている――たまらず、ラグは半歩退いた。  そうして、自由になったフリエは右手を前に――タジラードに伸ばす。 「いや。――違う、私じゃなく、待って」 「爆豪以て、打ち払え、火の竜(ドゥ・ヴァル・エルデンセ)!」  エルフ語による詠唱。次の瞬間。  爆炎が炸裂した。さながら竜のブレスの如き火炎である。 「ぎゃあああああっ、ぎゃっ、ぎゃあああああああッ!」  タジラードの体――右半身が爆炎に包まれる。 「いぎゃっ、ひゃああっ、ああああーーッ!」  のたうち回り、必死に火を消そうとするが、ラグは助かることはないと思った。 「えと、わたっ、し」 「いい。今はいい」  ラグは、エルフの――フリエの手を引いて。しかし彼女がまだ歩くことに難儀していることに気づく。  さっと抱き上げてやる。横抱き、お姫様抱っこだ。  塔を降りていく。渡り廊下を進んでいると、前方から騒ぎを聞きつけた見回りの兵隊がやってくる。  ぞろりと剣を抜き、「エルフの噂はほんとうだったのか」とか、「タジラード様をどうしたッ!」とか喚いている。  なかには――二人、鉄砲を構えているやつがいた。 「そのエルフをおいて背を向けろっ!」 「……」  ラグは従うふりをしようか、迷った。 「フリエ、魔法っていうのは連続で出せるものなのか?」 「ううん。私じゃあ、まだ無理」 「そうか。……っ、お前ッ」  警備兵の間を割って出てくる男が一人。  猫系――豹の獣人の殺し屋――黒血の刃という殺人ギルドの刺客、ブラッドである。 「おっ、仕事を果たしたみてえだ」 「ブラッド様、あいつらは、」 「ああ。俺の知り合いでな」  ブラッドがダガーを抜く。今度は一本じゃない、二刀だ。  にやりと笑うブラッドが、 「――今は、共犯者ってぇとこかな」 「は――? ぎゃっ、あがっ」  ダガーが、瞬き一度の間に四回閃いた。  両隣の男が血しぶきを上げてくずおれる。  疾い――! 師匠と同じか、いや、それよりも……。 「気でも違ったか!」「こいつっ」  鉄砲を向ける二人。  ブラッドは笑いながらダガーを払う。  一発目の銃声。同時に、ばぎゃっ、という奇天烈な金属音。 「玉遊びは勘弁してくれや」 「……玉を、斬っ――がっ、ぁ」  鉄砲を撃った男の喉に短剣がねじ込まれた。ブラッドはそれを引き抜き、脇腹と、肋骨の隙間から心臓へ、二連撃の刺突でとどめを刺すと。 「てめぇごら」  もう一人が銃を撃たんとした寸前、左の短剣と右の短剣を交錯。さながら、短剣を鋏に見立てるようにして、そいつの右腕を、手首から落とした。 「鉄砲か。俺にも撃たしてくれや」  手がぶら下がったままのピストルを握るブラッド。 「よっ、よせっ」 「わかった、俺は撃たん」  そういうなり、ブラッドは、ぶら下がっている手指越しに、引き金を引いた。  そして高らかに笑いながら、「ははっ、勇ましい自決じゃねえか、なあ!」と腹を抱えた。  恐ろしい――ラグは、心底そう思った。  こんな男と、さっき自分は戦っていたのか。  黒血の刃。その刺客は、こんなに強いのか――。 「おいラグ、外で豪傑女が暴れまわってたぜ。いい女じゃねえか。仲間か?」 「師匠だ」 「へえ。羨ましいよ」  ラグはもう恐れず歩いている。  ブラッドが邪魔者を殲滅し、ダガーの血をぱっと払った。 「俺に助けられるよりゃあ、いい暮らしができるぜ」  そう言って、ブラッドはフリエに微笑んだ。  フリエもまた、「ありがとう。こっそり、果物をくれて、うれしかった」と返した。  ラグは、思わず、 「あんた……なんで、殺し屋なんか」 「お前と同じさ。生きるためってやつだ」  二人は居館の回廊脇の階段から一階へ。エントランスに降りると、両の廊下から十人近い男たちが駆けつけてくる。 「行け。竜鈎組(りゅうかぎぐみ)に貸しを作ることまでは禁じられてねえからな」 「……助かる!」 「ありがとう!」  ラグはフリエを抱えて外に飛び出した。  外ではザックが、導火線に燧石を打ち付けて、火花を落としていた。  じゅぅっ、とそれが点火し、ザックが笑いかける。 「花火が上がるよ」  言った、直後。  爆音。  ドンッ、ドウッ、ゴゴンッ、――と、ラグが渡した圧縮火薬の類が炸裂。  庭園のあちこちで爆発が巻き起こり、大混乱が生じる。 「さ、逃げるよ」 「はい!」  ラグはフリエを抱きかかえ、走った。  夜の闇に、火の手が煌々と上がった。  爆発、銃声、炎。  狂騒と狂乱の、シーフの仕事と言うには、目立ち過ぎの。  ――そんな目まぐるしい一日の終わりを、玲瓏たる銀月が、黙って見下ろしていた。

 舌の根も乾きませんでしたが第一章最終話です。  読み切りの短編として書いたので、ここで区切れるのですが、実は次の読み切りである第二章も初稿が完成しているので、推敲が終わり次第、日を改めて投稿していこうと思います。  やっぱり私も人気物になってチヤホヤされたいし引きも切らない称賛と絶賛を浴びていい気持ちになりたい! という強欲魔神の精神はあります。偽らざる本音です。  なぜそれを言わない空気を自分で作っていたのかと言えば、そのほうがストイックそうでかっこいいから。  実際普通に嫌なやつをやってただけだったし、ストイックもクソもなんも完結させられないわ、無意味な完璧主義ばっか先行してちょっとのミスで人生と世界が終わったみたいな、妙なアーティスト気取りで自分に酔っ払っているわで。  なんというかもう。素直に、欲しいものは欲しい! でいいんじゃないか、という気がしてきました。

初回投稿日時:2026年4月26日 16:31

1

この作品が面白かったら「いいね」を押してね!

会員登録をして、さらに応援スタンプ・コメントで作品を応援しよう!

コメント

コメント投稿

スタンプ投稿


このエピソードには、
まだコメントがありません。

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る
  • ヨネシゲ夢想 〜君が描いた空想の果てで〜

    亡き妻が描いた物語の世界に転移

    6.4K

    8.4M

    273.2K


    2026年4月29日更新

    目覚めたら――そこは亡き妻が描いた物語の世界だった。 中年オヤジの『ヨネシゲ・クラフト』は最愛の妻子を『ダミアン・フェアレス』によって殺害されてしまった。 あの日から約三年の時が過ぎたある晩のこと。ヨネシゲが就寝中にうなされていると、彼の耳に届いてきたのは亡き妻子の助けを求める叫び。彼は妻子を助けるため、暗闇の空間へと姿を消した――そこで彼が目にした光景とは? 気付くとヨネシゲは病院のベッドの上。状況を飲み込めずに困惑している最中、彼の見舞いのために病室を訪れてきたのは――亡き妻『ソフィア』。 三年前に亡くなった筈のソフィアが今尚生きる続ける世界とは――なんと彼女が生前執筆していたファンタジー小説の世界だった。つまりヨネシゲはソフィアが描いた空想世界に転移してしまったのだ。 亡き妻が描いた空想世界でヨネシゲは再び幸せを手にする――しかしそれは長く続かなかった。 ヨネシゲに忍び寄る強大な魔の手……徴兵令……苦渋の決断……仲間の死。 ヨネシゲは何を守り、何を失うのか? まだ見ぬ空想の果てでヨネシゲを待ち受ける運命とは? これは、亡き妻が描いた空想世界で、愛する者たちを守るために戦う、中年オヤジ『ヨネシゲ』とその仲間達の波乱万丈の物語である。 ※現在、週2〜4ペースで更新中です。 ※登場人物多め、オヤジキャラ多すぎ、閲覧注意です。 ※「○章」から「第◯部」へ表記を変更しました。 ※イラストは豊田楽太郎が手書きで作成した物を使用してます。(アイビスペイントで作成。一部、同アプリ内のトレス素材、その他素材、背景等も併用しています) ※不定期で軽度な改稿・加筆(誤字脱字等修正がメイン)を行っております。尚、物語の進行には全く影響ありませんのでご安心ください。 ※豆腐メンタル作者が趣味で書いている作品です。批判的なコメントはご遠慮ください。お手柔らかにお願いします😃 【☆印→挿絵付き】 【💀印→暴力的・残酷描写あり】 【♂♀印→性的表現あり】 (💀印、♂♀印が無くても全体的に上記の各描写が含まれている作品です。苦手な方は閲覧を控えるなど注意してください) ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:57時間9分

    この作品を読む

  • もうちず─俺が妄想で描いてた地図の異世界、なんと実在してたんだが。〜隣の席の子はその世界のお嬢様らしい〜 

    会話や読みやすさを意識した自信作です!

    0

    0

    0


    2026年5月1日更新

    ネット小説投稿サイト・カ◯ヨムで細々とラノベを書く高校生男子・鳳梨謙也(ほうり・けんや)は、授業中妄想で世界地図を描いていたノートをある時にクラスメイト・麻湯來瑠(あさゆ・くる)に見られてしまう。 「何これ?地図?…もしかして鳳梨くんが想像して描いたの?ふぅーん」 αクラスに属していながらガリ勉でもオタクでもない、それでいて成績優秀、運動神経抜群の純粋な陽キャ。 そんな彼女に見られた謙也は「キモがられる…」そう思ったのだが、返ってきたのは予想外の言葉だった。 「……!!この地図は惜しいね。えっと、この大陸はもっと東にあるはずだよ?あとこの島はもうちょい北…あ、都市の名前間違ってる。あと、この国は1ヶ月前に滅びたよ」 「なんで…麻湯さんに俺の妄想の世界がわかるんだ?」 「… 実はね…私、この地図の世界から来たの。ほんとだよ」(小声) 俺が妄想した世界は本当に存在していて…?! しかもなんか権力争いやら魔物やらのせいで治安は最悪。なのに… 「は?攻撃スキル適正、なし?!」 まさかの…戦う力ゼロ。前代未聞の攻撃スキル、なし!! だがその代わりに与えられたのは、想定外の補助スキル――『観察』『受領』。 いやいや、俺、どーなってんの?フツーに意味わからんぞ。しかも麻湯さんは王国の貴族って情報量多すぎだって!!! これは、ただの妄想のはずだった、一枚の世界地図から始まるシリアス3割ギャグ7割異世界ファンタジー! 意味不明な添削は、やがて世界を救っちゃう…かも。たぶん。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:11分

    この作品を読む

  • 悪役令嬢は荒野を駆ける! 断罪のルスタニア

    現在、更新は止まっております

    4

    1.4K

    100


    2026年5月1日更新

    乙女ゲームの悪役令嬢アリシアに転生したアラサーOL・木更津杏奈。 そこはゲームの真のエンディング後の世界。ヒロインマーサに王都を追放され悪名だけが残る中、ひとり過酷な砂漠に放り出されたアリシアに残されたのは——『パンツを脱ぐと無限に魔法が使える』という、ムダにクセが強い能力だった。 砂漠に現れる魔物、盗賊団、理不尽な大自然── 荒野を駆け、悪役令嬢は今日もどっこい生き抜いていく! 「恋も破滅フラグも終わった。でも、人生ってそんな簡単に終わらないんだよ!」

    読了目安時間:2時間22分

    この作品を読む

  • Numbers-ブレイズ・フィスト-

    人生で十三番目に書いた小説です

    13

    5.3K

    0


    2026年5月1日更新

    かつて「最凶の二人」と呼ばれ、河川敷で不良たちを蹴散らした少年、レンとツバサ。 命を懸けた最後の戦いで死んだはずの二人は、異世界の軍医療施設で目覚める。 代償は大きかった。 レンは両腕を失い、冷たい魔導合金の義肢に置き換えられ、 ツバサは顔すら失い、青白い炎だけが揺れる“器”の体に。 人間の温もりも、涙も、痛みさえも奪われた。 軍の道具として戦場を駆け抜け、魔王軍を倒した後も、 二人は英雄としてではなく「使い潰した道具」として放り出された。 帰る場所のない異世界で、二人は小さな事務所を開く。

    読了目安時間:1時間21分

    この作品を読む

読者のおすすめ作品

もっと見る
  • ドール 

    あたたかい物語です 

    78

    21.2K

    393


    2026年4月19日更新

    📖紹介文 それは、静かな別れだった。 言葉は少なく、 涙も見せず、 ただ――消えていく。 残されたのは、 確かにそこにあった温もりだけ。 これは、ひとつの出会いと別れの物語。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:11分

    この作品を読む

  • 失恋勇者の悲しい旅路

    幼馴染の聖女を探し求める

    136

    55K

    2.5K


    2026年5月1日更新

    たとえ、報われないとしても‥‥ 主人公の勇者が、奪われた『幼馴染の聖女』を取り返すための旅をします。 ‥‥これは、悲しみから始まる物語です。 いきなり、プロローグで、ショッキングな展開があります。 ご注意ください! ※表紙には生成画像が使用されています

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:38分

    この作品を読む

  • 【第二部完結済み】血濡れのヨウマ:REBOOTED

    少年よ、血に塗れても、猶進め

    121

    27.6K

    151


    2026年4月30日更新

    第二部まで完結済み 現在第三部準備中 アーデーン──それは、地球から分割支配されている、一つの異世界の名前だ。ある都市で治安維持組織の一人として働いている少年ヨウマは、植民地を統括する総督から、娘を護衛するように依頼される。だが、その総督は、暗殺されてしまった。悪の手は娘にも及び……。 その出来事が、彼の運命を大きく変え、終わりなき戦いの日々へと導いていく。開拓地「フロンティアセブン」に渦巻く犯罪組織の陰謀。悪しき魔法使いたちの襲来。それでも、ヨウマは仲間と共に立ち向かう。 剣と魔法と血のファンタジー、開幕。 毎日20:00更新

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:11時間19分

    この作品を読む

  •         【 R·O·S·E 】

         ◆女主人公の学園ファンタジー◆

    389

    286.2K

    2.4K


    2026年4月30日更新

    ★ジャンル日間一位★ ★総合日間四位★ ★第3回HJ小説大賞後期 一次通過★ ▼ 女主人公のダークファンタジー ▼ ▼ 学園が舞台で設定も細かく丁寧 ▼ ▼ 壮大かつ無慈悲な世界をお楽しみください ▼ ───◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆─── 異物の異郷【ミスティルテイン】剣聖学園。 毎年、何百人もの入学生を迎える世界の中心にして世界最高の剣聖学園へ入学した女性【リディア・ローズ】の異郷での六年間が開幕。 不安定な安寧、不特定な混沌が蠢く世界の中心で、墓標に朽ちた【極剣】と新たな【極剣】を携え、復讐の華を咲かせる。 許しなど必要ない。自分にも誰にも、世界にも。 最低な選択でもいい。それで未来を一滴たりとも残さず奪えるのなら。 九年前に平凡な未来を奪われた少女が今度は未来を奪う。 なんて事ない平凡を失った、少女達の復讐劇。 ───◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆─── 一章【ローゼングレイヴ】だけでも是非一度!! ※章規模での更新※ ※ひとつの章、8万から10万文字程度※ 【R·O·S·E】の特設ページなるものを設置しました! R·O·S·E本編をより深く楽しめるようにタイミングをみて追加していこうと思っています。 活動報告なども設置しましたので、よかったら覗いて見てください。 ▼コメントやスタンプは お気軽に! ▼しおり 既読目印として『 いいね 』のご利用も是非!

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:14時間45分

    この作品を読む