中国保有の核弾頭、1年で100発増え「600発」に…推計の研究所「どの国よりも速いペースで増加」
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【ロンドン=蒔田一彦】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は16日、今年1月時点で世界各国が保有する核弾頭数の推計を発表した。世界全体で保有総数の減少が続く中、中国の保有数は推計600発で、前年よりも100発増えた。
SIPRIは毎年、核弾頭数の推計値を発表している。中国については「核弾頭の保有数が他のどの国よりも速いペースで増加している」と指摘した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)用のサイロと呼ばれる発射装置を備えた地下格納庫の整備を砂漠地帯や山間部で進めており、完成もしくは完成間近なサイロの数は約350に上ると分析した。
SIPRIは昨年、中国の保有数のうち24発を平時からミサイルに搭載されている「配備弾頭」に初めて分類した。今年も配備弾頭数は24発のままとした。
米露英仏などを加えた9か国が保有する核弾頭の総数は1万2241発と推計した。前年の米国の保有数を上方修正した推計値1万2405発から164発減った。保有総数の約9割を占める米露の核弾頭削減のペースが鈍化する一方、新たな弾頭の配備が加速しており、SIPRIは「(世界の保有総数は)今後数年で減少から増加に転じる可能性がある」とした。
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